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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:植田 徹 議員
質疑・質問日:03/08/2024
会派名:自民改革会議


○植田委員
 恒例になりましたが、職員さんの中にこの年度末で60歳を迎えられ新たな道に進まれる方が4人おられると承知しております。
 この方々は、県民の安全と安心のために一生懸命に頑張ってこられた方々ばかりです。質問を閉じるにあたり、はなむけの言葉として経歴を御披露させていただきます。
 まず最初に、井出総務部参事官。昭和61年4月1日静岡県警察官拝命、勤続38年。主に刑事部門11年、総・警務部門10年、科学捜査研究所長、伊東、富士警察署長などを歴任されました。刑事部門在籍時には、科学捜査による真相究明や外国捜査当局との連携による捜査課題の打破に心血を注がれ、巧妙化する犯罪に対し最先端の捜査手法によって解決に導かれました。今年度は警察予算編成の要である総務部参事官として、伊豆中央警察署の建設や激甚化する自然災害への備えの強化など警察活動の基盤強化に尽力されました。
 次に、原田組織犯罪対策局長。昭和57年4月1日静岡県警察官拝命、勤続42年。主に生活安全部門18年、総・警務部門9年、刑事部門4年、サイバー犯罪対策課長、沼津警察署長などを歴任されました。生活安全企画課長時代には、さくらセーフティ作戦の立ち上げや防犯アプリどこでもポリスの開発・導入の陣頭指揮を執られ、防犯意識の醸成による被害防止に心血を注がれました。今年度は組織犯罪対策局長として、事件検挙と暴力団排除活動を有機的に連動させた対策を推進し暴力団等犯罪組織の壊滅、弱体化に尽力されました。
 次に、佐野生活安全企画課長。昭和62年4月1日静岡県警察官拝命、勤続37年。主に総・警務部門11年、刑事部門10年、生活安全部門4年。警察相談課長、富士宮警察署長などを歴任されました。捜査部門在籍時には、大量違法薬物事犯等の検挙を指揮されたほか、富士宮警察署長時代には違法盛土に県盛土条例をいち早く適用するなど、時勢を捉え悪質事件の検挙に尽力されました。今年度は生活安全企画課長として、特殊詐欺や身近な犯罪等の被害防止対策の陣頭指揮に当たられ県民の防犯意識の醸成や特殊詐欺被害の減少に貢献されました。
 最後に、内田緊急事態対策課長。昭和57年4月1日静岡県警察官拝命、勤続42年。主に警備部門32年、機動隊長、三島警察署長などを歴任されました。機動隊長時代にはドローンを悪用したテロなど新たな脅威が想定される中、東京五輪警備に向けた試金石となるラグビーワールドカップ2019をはじめとする大規模警備を指揮、完遂されました。今年度は緊急事態対策課長として、台風第2号をはじめとする自然災害や国道1号静清バイパスにおける橋桁落下事故といった緊急事態に際し各部門にまたがる初動対応を指揮されました。
 それでは、県警察の今後を担う後輩の皆さんに、今までの経験と将来についてなどを4人の方々に一言ずつ頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

○井出総務部参事官
 先ほどは過分なる御紹介を頂きありがとうございました。
 また、この委員会で説明員として1年間お世話になり、重ねて感謝申し上げます。
 さて、私は昭和61年に拝命し38年間勤務してきましたが、これまで勤務してこられたことについては上司、先輩、同僚、周囲の皆様方のお力添えのおかげと改めて感謝しているところであります。
 38年間を振り返りますと、警察庁や管区局、科捜研や通訳センター、総務部参事官などいろいろなところで勤務させていただきました。いろいろなところで勤務したことについてつくづく考えますと、当然のことですけれども警察にはいろんな仕事があるということと、改めていずれの仕事もやりがいがあって夢があって人のためになる、そんな仕事ができる警察というのは非常にすばらしい組織だと感じました。
 したがって、後輩、特に若手職員に対してはこの警察組織のすばらしさを理解してもらい、また未来に向かって大きな夢を持って警察人生を歩んでいってもらいたいと思います。
 今、全ての静岡県警察職員は、大原警察本部長の指揮の下、団結と連携の精神で県民の期待と信頼に応えるべく日夜一生懸命頑張っております。
 私は来月からOBとなりますが、そんな静岡県警察を外部から精いっぱい応援していきたいと思います。
 委員会の皆様にも引き続き、警察活動に対する深い御理解と御協力を頂きますことをよろしくお願いいたします。
 1年間どうもありがとうございました。(拍手)

○原田組織犯罪対策局長
 先ほどは過分なる御紹介を頂きましてありがとうございました。
 私は、昨年の生活安全企画課長に続きまして2年間この委員会にお世話になりました。職務柄、たくさんの答弁の機会を与えていただきましたことを感謝申し上げます。
 私は42年間静岡県警察に勤務いたしまして、生活安全部門を中心に勤務してまいりました。銃器薬物犯罪をはじめ、生活経済事犯や風俗事犯等生活に密着した幅広い事件に関して経験させていただいたところであります。
 この間に変化したことと言いますと、刑法犯認知件数が変化したことであります。私が勤務し始めた頃は、毎年右肩上がりが当たり前でした。2002年をピークにその後減少に転じたということですが、数字の上では一定の成果が出たのではないかと感じているところであります。
 また、その一方で変わらないこととしましては、県民のアンケートを見ますと数字では犯罪が減っている中で、やはりまだ犯罪の不安を感じる、自分が犯罪の被害に遭うのではないかという方が半数を占める実態は現在もあまり変わっていないとの結果が出ておりますので、この点については今後も課題ではなかったかなと思います。
 私の勤務の中でも、まだまだやり残したことはたくさんあるのではないかなと反省しているところであります。
 また、当委員会を通じて発言の機会を与えていただきましたけれども、発言の中ではなるべく警察の最新の情報を分かりやすくお伝えしたい気持ちで答弁させていただきました。
 また、その準備にはそれなりの手間がかかるわけですが、この答弁を通じて皆さんに現状を分かっていただいて、それを影響力のある皆さんにいろいろな機会を通じて伝えていただいて、それがまた警察の成果にもつながってくるというよい機会になったのではないかなと感じておりますので、この点につきましてはこの後局長になる者に伝えて、今後も多くの発言を頂けたらと思っております。
 それでは最後になりますが、防犯対策と暴力団対策を続けてまいりましたけれども、やはりその中で多くの県民の方に参加していただいた行事がたくさんありました。
 やはり警察の成果は県民の理解と協力あってのものだと痛感しておりますので、私も退官して一県民となりますけれども、私のできる限りのことを今後も続けていきたいと考えております。
 また、委員の皆様にも今後とも警察の業務を理解していただいて、協力頂けることをお願い申し上げまして私の挨拶といたします。
 本日はありがとうございました。(拍手)

○佐野生活安全企画課長
 先ほどは過分なるお言葉を頂き、また文教警察委員会でこのように発言する機会を頂き誠にありがとうございます。
 私は当委員会の説明員として退職前のこの1年間務めさせていただきました。委員の皆様方には様々な御指導、御助言を頂き感謝申し上げます。ありがとうございました。
 私はこの37年間の警察人生を振り返ってみて、警察人生の前半は主に捜査部門、後半は主に管理部門という勤務となり、様々な警察業務を経験させていただきました。
 そんな中でも、警察署の生活安全課長をしていた平成15年当時、覚醒剤を抜かずにそのまま荷受人に渡すライブ・コントロールド・デリバリーを足がかりに半年にわたる内偵捜査の結果、都内にあるイラン人などの外国人のアジトを突き止め、覚醒剤、大麻樹脂や多種多様な違法薬物を大量摘発できた事件に従事できたこと、警察署長として、県の改正盛土条例が施行されて以降県下で初めてこの条例を適用した事件に従事できたことはよい思い出となっております。
 また翻って、県警察において初々しい初任科生に対して教官として授業できたこと、警察大学校では教授として全国の警部に対して講義やゼミができたことなど、なかなかできない貴重な経験をさせていただき、警察組織には感謝の気持ちでいっぱいであります。
 私は今春をもって県警察を卒業するわけでありますが、残る後輩たちにはぜひ、県民の声に耳を傾け、警察として何ができるのかを常に考え、県民の立場に立った積極的な対応に努めてもらいたいと思っております。それがひいては、県民の期待と信頼に応える警察になるものと考えております。
 委員の皆様には、これまで同様警察活動に対する御理解と御協力を頂くことをお願い申し上げますとともに、今後の皆様方の御健勝、御活躍を祈念申し上げまして、私の挨拶とさせていただきたいと思います。本日はありがとうございました。(拍手)

○内田緊急事態対策課長
 先ほどは過分なる、また身に余る御紹介を頂きまして誠にありがとうございました。
 私は42年の警察人生の中で、主に警備警察の分野に携わってきました。退職となる最後の1年も警備部門で勤めさせていただき感謝しております。
 これまでの警察人生で、自慢できる立派な成果というものは何一つありません。ただ警備部門の勤務の中で、群馬県御巣鷹山での日航機墜落事故における凄惨な現場での捜索活動や東日本大震災における警戒活動中の被災者からの感謝の声かけ、これらについては今でも鮮明に記憶しております。
 本県は、南海トラフ地震、富士山や伊豆東部火山群の噴火など大規模災害の発生が危惧されており、警察をはじめ関係機関が重要課題として取り組んでいるところでございます。
 万全な災害対策を講じるためには、これまでの対策の再点検、再構築が重要でありますが、次代を担う後輩のみんなには、新たな視点を踏まえた不断の見直しを推進していただきたいと考えております。
 今後はOBとして、一県民として、警察業務全般の良き理解者として第二の人生を送ってまいりたいと思います。
 最後になりますが、本当に1年間ありがとうございました。(拍手)

○植田委員
 4人の方々ありがとうございました。県民の安全・安心のために御尽力されたこの三十数年間あるいは四十数年間に対しまして、心から敬意と感謝を改めて申し上げさせていただきます。
 第二の人生、健康に留意をされて、すばらしい人生を送ってください。ありがとうございました。(拍手)

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