• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年6月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:曳田 卓 議員
質疑・質問日:08/11/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○四本委員長
 休憩前に引き続いて、委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 ここで当局側から発言を求められておりますので許可します。

○清環境政策課長
 直近であります2018年度の排出量が次期計画の基準年である2013年度と比べて、どの程度削減されているかという5番委員の御質問につきまして、13.2%の削減とお答えいたしましたが、正確には13%の削減でございます。

○片田環境ふれあい課長
 先ほど7番委員の御質問の中で、校庭芝生化の実施主体を質問された件について、答弁漏れがありましたのでお答えいたします。
 校庭・学校の芝生化につきましては、基本的には実施主体は教育委員会が行っております。くらし・環境部としましては、それへの技術的な支援、経済的な支援を行っているところです。
 支援につきましては、県の芝草研究所による研究員の派遣、それから静岡県グリーンバンクによる施設整備の支援をしております。

○四本委員長
 それでは、発言願います。

○曳田委員
 分割質問方式でお願いします。
 危機管理くらし環境委員会説明資料の7月1日からの災害関係の資料の13ページです。
 2(3)災害廃棄物の処理への支援について、実は私の地元は沼津市でございまして海岸線がずっと千本浜から御用邸のある牛臥海岸、それからずっと静浦、非常に長うございます。
 大雨のたびに狩野川の放水路が開放されまして、伊豆山系からも流木、ごみが必ず漂着します。毎週ボランティアの方々がそこのいろんな清掃をしているんですけれども、やっぱり台風が来ると一気にごみが増えます。
 特に流木の関係が非常に問題でございまして、なかなかボランティアでは処理しきれない中で、幸いこの(3)補助金制度がございます。環境省所管ということですけれども、今回この中身は大体はどれぐらいついているのか確認したいんですが、お願いします。

○村松廃棄物リサイクル課長
 流木の撤去に国から補助金が出ております。国から全体の事業費の7割が出ております。そこで市町村がやるか、または県が直轄で、例えば県所管の港湾といったところについては県が直接やります。
 もう1つは、例えばNPO法人でありますとかいろんな団体がそこに行ってごみ拾いをやるところに対しましては、例えばトングとか軍手といったものを直接私どもから――1件10万円なんですけれども補助をしてやっていただく。大きくその3つで成り立っております。

○曳田委員
 この件に関しては、所管が入り交じっているもので分からないんですが、僕らはすぐ土木事務所に電話するんです。土木事務所で例えば海岸線に関しては撤去してもらうケースが多いんですけれども、たまたま私がこの話をしたら、実はこの補助金を使いますという言い方をされたんです。それは正しいんでしょうか。そのとおりでしょうか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 今申し上げましたけれども、この助成が3つで成り立っておりまして、そのうちの県の直轄のうちの土木事務所分になります。

○曳田委員
 このことに関しては、まさに環境、景観も踏まえて重要なことなもので、引き続きまたこのことについて私どもも注意していきますが、私どもはすぐに土木事務所に行っちゃうんだけれども、この窓口は結局どこが一番主なんでしょうか。

○村松廃棄物リサイクル課長
 土木事務所でも結構ですし、市町村の窓口でも結構ですし、当然私どものところでも引き継ぎますのでどちらでも構いません。

○曳田委員
 分かりました。
 では、次に移ります。
 説明資料の23、24ページです。
 24ページの環境影響評価手続の状況で、私どもの会派の廣田議員が7月29日に一般質問で伊豆地域における太陽光発電施設計画についての環境影響評価の進捗状況をただしたところ、市川くらし・環境部長から大規模な森林伐採や土地の改変を伴う造成工事等が土地の安定性や河川の水量、水域等に及ぼす影響の評価を必ず実施することなどを利用者に求め、さらに方法書の内容を修正する必要が生じた箇所については調査実施前に修正した内容を文書で提出するよう求めたところでありますと答弁がありました。
 これは7月29日の答弁で、今日が8月11日であんまり日がたっていないんですけれども、今のところ進捗状況はこの答弁のとおりでしょうか。その後、進展はございますか。

○杉本生活環境課長
 函南町の太陽光発電事業に関しては、今の方法書の手続に基づきまして6月28日に知事の意見を事業者に送付しております。その後、その意見の中で答弁で述べましたように方法書の内容等の変更を求めている部分がありますので、そういったものにつきましては変更後調査等を実施する前に県に提出を求めております。
 現時点では、その後事業者とはその内容について担当レベルでやりとりはしておりますけれども、まだその後具体的に事業者から変更後の書類の提出があったことはございません。まだ審査中になります。

○曳田委員
 私、実はこの質問をする前に部付の方を通じて、24ページの2番のブルーキャピタルマネジメントの会社動向についてこういう事実があるというお話をさせていただきました。
 改めてこの話をさせていただきますけれども、実は令和2年5月27日付で大分県東部振興局長から株式会社ブルーキャピタルマネジメント代表取締役原田秀雄宛てに、林地開発行為中止指示書が出ています。理由として、あなたが下記森林で行っている開発行為は森林法第10条の2第4項の規定、当該開発行為の中止の規定に違反するため、当該開発行為の中止を指示しますと。また災害発生のおそれがありますので、下記により応急処置工事を施行するよう併せて指示しますというものが出ています。
 これは環境影響評価とは直接関係ないかもしれませんけれども、やはりこれ以降この工事をストップしているんです。
 もう1点は、つい最近山梨県でもやはりこのブルーキャピタルに同じように改善命令が出されています。私今環境事業評価の件で進捗を聞きましたけれども、実は他県でこういう自体が発生していると。
 こういう情報を、知り得ているのかと、もし知り得ているのであればそういうものに対して今この環境事業評価の手続を行っていることについてはどういう影響があるのか、確認します。

○杉本生活環境課長
 まず環境影響評価につきましては、手続を定めているものでありまして、事業者が必要な図書を作成しまして県に送付することで、手続はスタートするものであります。
 許認可ですとか届出ではないこともありまして、事業実施に当たって法ですとか条例におきまして、具体的にどのような事業者か確認することは定めておりません。
 そのため、今8番委員からお話があったような詳細な情報についてはなかなか知ることが難しいわけですけれども、一方で事業者の概要ですとか他県等での例えば太陽光発電といった類似事業の実施状況等につきましてできる限り情報収集には努めていくとともに、あわせまして例えばいろんな案件で林地開発の許可ですとか、都市計画の開発行為といったいわゆる他法令の許認可等の進捗状況につきましては、関係課との必要な情報共有を図っているところであります。

○曳田委員
 事業者については、なかなか情報収集は難しいと思うんです。ただ熱海市の例を見ると、やはり市民からいろんな情報が上がっている。怪しいとか、不法投棄をしているとか、いろんな話が来ている。だけれどもその経過は別にして、結果としてああいう災害が起こったのはやっぱり1つの大きな教訓だと思うんです。
 先ほど話した山梨県の話ですけれども、山梨県森林整備課はブルーキャピタルが山梨県甲斐市菖蒲沢で建設を行っていることについて、やはり是正命令を出しているわけです。
 そうすると、今の答弁ですと事業者のことは知り得ない。ただ資料が来ているから黙々と我々は法令に沿ってやるんだと。これは確かに大事なことです。だけれども、私もあえて情報提供させていただきます。
 こういうものがやっぱり我々のところに来る。ところが議員さんに同じ話をしても取り上げ方が違うと言われたんです。例えば24ページの一番右端の大栄環境株式会社。一応これは中止にはなりましたけれども、やっぱりそれ以前に盛んにいろいろと産業廃棄物あるいは有害物質があるんじゃないかと言われていました。結果的にこれはこうなった。結果オーライかどうかは別にしましても、こうなりました。
 そうすると、少なくともここに事業者として上がっている会社を見て、我々もやっぱりどうしてもクエスチョンマークで見なきゃならない。さらに気になるのがこのジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社、これは沼津市で私の地元でございます。恐らくこれからまたいろんなことがあるんでしょうけれども、3つ並べている中で問題あるのが2つも出てきたことに関して非常に危惧を覚えます。
 今後、盛土もあり、林地開発もあり、開発行為もあると思うんですけれども、私も情報提供はさせていただきますが、やっぱり環境に関して、最終的に大分県でも工事が止まっている。山梨県の場合は、例えば調整池が造られていなかったという大変ずさんな工事をやっているわけです。
 ですから、そういうものをどこかで、残念ながら環境事業評価では加味できないかもしれませんけれども、僕はやっぱり情報共有をほかの部署ともきちんとすべきだと思うんですが、いかがでしょうか。

○杉本生活環境課長
 今8番議員からお話がありました件につきましては、繰り返しの部分がありますけれども、例えば森林法に基づく林地開発の行為の許可ですとか、都市計画開発行為の許可といった許認可の審査の中で事業者の資格、資質、都市計画について審査が行われると承知しております。
 先ほども述べましたけれども、特に環境影響評価を進めるに当たって許認可関係の部署とは必要な情報共有を密にこれまでもさせていただいておりますけれども、今の8番議員からの御指摘も受けまして、これまで以上にそういった関係部署と連携を密に図っていきたいと考えております。

○曳田委員
 これも一般質問の中で市川くらし・環境部長が、審査会の答申を受けて6月に公表した知事意見では地元の理解と協力を得ることが不可欠であること、地域住民等に対し丁寧に説明することと言っているわけです。
 どう考えても私どもに寄せられてくる情報が地元の理解を得られている状況とは、実際問題とても思えません。1つの大きな評価に関しても、こういうものを踏まえて事業の評価をすべきだと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

○杉本生活環境課長
 環境影響評価手続の中で、やはり制度の中で一番重要なことは知事意見をいかに履行していただくかになろうかと思います。
 この点につきましては、今回知事意見を出させていただきましたけれども、事業者に対しては繰り返し粘り強く指導、助言等をさせていただくとともに、この後環境影響評価の手続が進んだ中で知事意見の履行が見られないですとか不十分な部分があれば、併せてその段階で重ねて知事意見として意見を述べていくといったことを繰り返す中で、できる限り地元に歓迎されるというか、地元の理解を得られるよりよい事業となるように指導してまいりたいと考えております。

○曳田委員
 その指導によって市にどなり込むとかあるいは警察に通報するならしてみろとかいったものを市の職員が投げかけられている。函南町においてもやはり2019年、これは実は傍聴している方からの情報ですけれども、2019年5月30日に函南町から静岡県に林地開発について不同意と報告。そうしたところ、6月3日にブルーキャピタル社長の歌代、林の両名が、函南町都市計画になぜ不同意にしたのかとどなり込んだ記録がある。これは傍聴しているわけです。
 やはり確かに今の答弁を聞く限りは、ちゃんと適正にやっているんだなと思いつつも、熱海市の例を見ても分かるようにあれだけの災害が起こっているわけです。だからここのところをやっぱり僕は教訓にすべきだと。つまり今の答弁のとおりだと思うんですが、でもなおかつやっぱり加味しなきゃならない部分があると。市川くらし・環境部長はこの代表質問に答弁されていますけれども、この辺のところはいかがでしょうか。

○市川くらし・環境部長
 本会議で御答弁申し上げたとおり、住民の理解を得ることが不可欠であるという知事意見を出させていただいております。環境影響評価については環境の影響を見るのが基本ですので、その中には土地の安定性ですとか下流にわたる水質の汚濁ですとか、住民の方からも不安がたくさん寄せられたものですから今回なるべく広く書かせていただいておりますけれども、僕らができる部分については先ほどの住民の理解が不可欠であるも含めまして、最大限の強い言葉をもって知事意見を述べさせていただいたところです。
 先ほどからおっしゃっている安全性とか、例えば森林の伐採についてのことは、林地開発とかあるいは開発行為で別のところで審査する話であって、もしそれが法令違反になっていることであれば、くらし・環境部からも例えば他法令に違反しているとかという手段は講じる可能性はありますけれども、もともとその行為をやることの許認可する部署が一義的には審査をしていただくということですが、ただ全く知らないということではなくて、そちらの許可の審査の状況はどうなっていますかということは、庁内で非常に密に情報共有して環境影響評価の手続も進めているところですので、そこは御理解頂きたいと思います。

○曳田委員
 分かりました。
 実はもう1つ気になるお話がありまして、23ページの伊豆市の宗教法人の問題。やっぱり地元の方が見ているんです。ここに関連している方々が、ブルーキャピタルさんと一緒になってこの事業を推進しているという話もあります。
 これは別に答弁の必要はないですけれども、私が言いたいのは結局みんな不安に思っている。だけれども、行政がなかなか対応してくれないとなったらやっぱり我々のところに来るわけです。我々もあえて強く言い過ぎかもしれませんけれども、極端な話をすればここまで大分県で止まっている、山梨県でも問題を起こしている会社が、こうやってせいせいと委員会の議論の場で載っていること自体が私にしてみると非常に歯がゆい部分もある。でもこれは議論だから当然進める。
そういう声が皆さん方以上に私のところに届いているんですから、これ以上話しませんけれども、ぜひ今後私どもも情報を密にして対応していっていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。

○四本委員長
 ここでしばらく休憩します。
 再開は13時30分とします。
( 休 憩 )

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp