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委員会会議録
質問文書
平成23年５月臨時会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 林 芳久仁 議員 |
| 質疑・質問日： | 05/20/2011 |
| 会派名： | 民主党・ふじのくに県議団 |
○林委員
若干質問させていただきます。
就学支援の教科書、教材等の支給でありますけれども、既に教科書は分けてあると思うんですが、現状今回の被災で受け入れている高校は三島長陵高校ということでありますけれども、この114万円の補正額の中身について、どういう内容の教科書、それから教材についてどうなのか、これは静岡県で使っている教科書と同じものをということで解釈していいのかどうか、これの確認です。
それから被災した生徒の心のケアでありますけれど、今まで県教育委員会が採用している臨床心理士、これの活用が今回できなかったのか、新たに採用するということなのか、その辺も踏まえてどうしても現状の臨床心理士では不足すると、これは特別な対応だという意味で必要な費用なのか、この辺を確認したいのでお願いします。
○田中事務局参事兼学校教育課長
まず１点目です。三島長陵高校へ確かに現在62名入っております。この62名につきましては、福島県と本県との学校間連携の調印をしておりまして、教科書あるいは教材にかかわるものにつきましては福島県のほうで御用意いただくということになっております。今回補正でお願いしておりますこの就学支援につきましては、それ以外の受け入れている高校生を想定しております。年間30名ほどを今見込んでいるところです。具体的な経費といたしましては、教科書、それから各学校で使っている副教材について配付する、それに要する経費を予定しております。
それから２点目でございますが、これまでの臨床心理士を活用できなかったのかということです。高校におきましては現状として各学校の生徒の実情あるいは地域性を配慮しまして、県内10校を拠点校としてスクールカウンセラーを配置しておりますが、今回の被災者受け入れを考慮していなかったものですから、今回予算をいただきたいと考えて補正を上げているところです。以上です。
○林委員
そうしますと就学支援についてはですね、今後年間30名程度見込むということでありますけども、これは受け入れがふえることも考えているのかどうか。場合によっては向こうのほうからもう少し受け入れてくれないかという部分もこれはあるかもしれないですね、この辺の対応についてどうするかということです。
それから心のケアについてはですね、これも今受け入れている生徒の心のケアは非常に大事なことですけども、これから期間も相当かかりますので、また静岡県のほうにぜひということで受け入れる場合について、この臨床心理士の増員についてはどのように考えているのか。このままで多少ふえても対応できるのかどうか。
臨床心理士という同じ資格を持っている方であっても特別に被災の心のケアというのは一般的な部分とかなり相違があると思います。この辺についてどういう人選、同じ臨床心理士の資格を持っている人ならだれでもいいというわけにはいかないものですから、この辺はどう考えているのか、それだけお伺いします。
○田中事務局参事兼学校教育課長
お答えいたします。まず就学支援対象生徒の今後の見込みということです。現状といたしましては、５月19日現在、９校に16名受け入れているところです。４月からこの５月にかけて急激にふえてきているわけですけれども、今のところその増加の割合は減ってきているかなというふうなところをとらえております。何名になるかという見込みというのは非常に難しいわけでして、現時点では一応30名を見込んでおりまして、当面はこの予算で対応できるのではないかなと、場合によってはまた必要な対応をお願いすることも出てくるかなと、今の時点としてはそんな考えでおります。
２点目につきましてはおっしゃるとおりでして、力のある臨床心理士を派遣してまいりたいなというふうに思っております。もう既に県内小中学校、それから高校においても該当する学校からの要請にこたえまして、既に近隣の中学校で活動されているカウンセラーもおりますので、そういった中で力のある方を採用していく考えであります。以上です。
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