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委員会会議録

質問文書

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平成27年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田内 浩之 議員
質疑・質問日:12/15/2015
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田内委員
 一括質問方式で、4問質問させていただきます。
 まず1点目でございますが、中学校の部活動における外部顧問派遣制度について、質問させていただきます。
 現在も中学校の部活を支える制度として、外部指導者の派遣制度があると思いますけれども、指導の場に教員を伴うため、教員の多忙化解消につながっていない側面があると思います。
 現在、外部指導者にかわる者として、外部顧問の派遣制度が広がりつつあります。外部顧問は非常勤特別職の身分であり、指導の場に教員を伴う必要がないそうです。国の中央教育審議会でも議論が始まったところではありますが、外部顧問制度に対する県の見解をお伺いいたします。

 2問目です。
 定時制高校の学校給食についてでございます。
 私の地元で、湖西市に新居高校がございます。新居高校にも定時制がございまして、以前拝見させていただいたことがございます。見に行って正直驚いたのが、給食と聞いていたので、ちょっとした給食が出るかなと思ったのですけれども、コッペパン1つと牛乳パックぐらいしか出なくて、少々驚いたところでございます。新居高校に限らず、定時制高校の学校給食についての現状をお答えいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 3点目ですけれども、国際障害スカウトキャンプについて、質問させていただきます。
 第12回国際障害スカウトキャンプ日本アグーナリーが来年8月12日から16日まで、富士宮市の県立富士山麓山の村で開催されます。
 この大会の目的は、障害者自身が自信と勇気に満ちた生活態度を習得することや、障害についての理解を深めること、人格と個性を尊重した支え合う社会の実現等であり、障害を持つスカウトや指導者、ボランティア、外国からの参加者等、700人の参加が見込まれております。県内の障害者施設等へのPRや、多くの県民に来場していただき、障害者と一緒に楽しめるよう、広報等も必要であると考えております。これは済みません、所管が健康福祉部かと思います。
 また、スカウト1人3万円の参加費を徴収するそうです。大会にはさまざまなサポートが必要なため、運営費も不足するようであり、支援も必要と考えますが、この大会の成功に向け、教育委員会としてどのような対応をされるのか、お伺いをいたします。

 最後、4問目です。
 来年度の予算編成方針で、事業の廃止に取り組んでくださいということが出ていると思います。現在どのように進めていらっしゃるのか、御答弁をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○福永スポーツ振興課長
 中学の部活の外部指導者の件について、お答えさせていただきます。
 基本的に、中学の外部指導者の取り扱いにつきましては、各市町で判断するところでございますが、県でも高校等に外部指導者を派遣しております。この場合には学校教員活動支援配置事業、これは非常勤講師という形で扱っておりまして、この場合には単独指導が可能としておりますが、その他の外部指導者におきましてはやはり顧問が同席する。例えばきちっと練習計画を立てた上で、顧問が一時的に会議等で抜けても、そこはできるという形にしているところでございます。
 ただ、実際に一番大きな問題で、例えば外部指導者だけでの引率を認めていない大会等もございますものですから、そういったものの取り扱いも今後大きな課題となってまいります。現在我々も全国的な事例を調べておりまして、名古屋市はそのような取り扱いをしているのですが、事故等があった場合の対応の問題がございますので、検討はしているけれども、なかなか取り組めていないところでもございます。そういった部分で、私どもも今その辺を調べているのと同時に、国でもその制度を検討しておりますので、そういった方向で単独指導ができるような形では、どういう形で問題をクリアしていかなきゃならないかを今検討しているところでございます。そういう方向に向けて我々も進めていきたいと考えています。

○高橋健康安全教育室長
 夜間定時制の学校給食の現状についてのお答えでございます。
 県内の夜間定時制高等学校21校の給食につきましては、完全給食が10校。パンと牛乳――これは補食給食でございますけれども7校。それから学校給食として未実施は4校という実態でございます。
 現在の夜間定時制高校生につきましては、アルバイト勤務がふえまして、比較的時間に余裕がある中で、自宅で食事をとってから登校する生徒が多くなり、またコンビニ等の普及もあるために、学校給食を喫食する生徒が減少傾向にあるという報告を受けているところでございます。
 また、完全給食を実施するに当たりましては、厨房や食堂も必要でございます。また保護者の負担もふえることになるということがございます。
 県教育委員会としましては、定時制高等学校の給食形態につきましては、各学校におかれている施設ですとか、それから環境等を考慮しまして、保護者、生徒の要望もある中で、学校と協議をした上で決定しております。今後も学校と実態を踏まえた取り組みをしてまいりたいと考えております。

○北川社会教育課長
 日本アグーナリーは、4年ごとに公益社団法人ボーイスカウト日本連盟主催で開催されます障害者スカウトによるキャンプ大会でございます。
 本大会は、自信と勇気に満ちた生活態度を身につけ、発達障害を含めた障害についての理解を深め、人格と個性を尊重し、支え合う社会を目指すことを目的にしている大会でございまして、現在県が進めております有徳の人づくりに共通する部分が非常に多いということでありますので、大会開催に要する経費、あるいは参加者に対する経費に対しまして、積極的に支援してまいりたいと考えております。
 また、富士山麓の豊かな自然の中で開催されます本大会でございますので、より多くの県民、または県外、あるいは海外からも参加される人たちに対しましてボーイスカウトが行う広報活動に積極的に協力してまいりたいと考えております。

○長澤財務課長
 平成28年度当初予算におきまして、事業の廃止等に向けどういう対応をしているかということでございます。
 部局調整案を作成するに当たりまして、各課において県それから市町、民間との役割分担等を踏まえて、どこが本来やるべきかということ、あるいはその役割が終わって次のところに引き継ぐといったことを、それぞれ事業をきちんと見詰め直した上で、事業の廃止等についてもしっかり対応してほしいとお願いしているところでございます。
 なかなか事業の廃止まではいきませんけれども、役割が終わったもの、あるいは市町へ引き継ぐもので、メニューの廃止等も含め、部局調整案を今、策定したところでございます。
 今後、また財政当局と調整をしていく中で、より効率的、効果的に事業が進められますよう調整をしてまいりたいと考えております。

○田内委員
 1点要望、2点再質問をさせていただきます。
 1点目は要望です。
 中学校の部活動の外部顧問制度ですけれども、検討していただけるということで、早急な検討をお願いしたいと思います。
 あと、教員の多忙化解消もそうですけれども、やっぱり競技力向上に関しても非常に意味のあることだと思いますので、ぜひ早目に取り組んでいただければと思います。

 再質問を2点させていただきます。
 定時制高校の学校給食についてでございますけれども、先ほど御答弁の中で、自宅で食事をとってきているので必要性が少し薄いという御答弁がありましたけれども、自宅でどのような食事をとっているのかという調査等はありますでしょうか。
 ちなみに、私が新居高校に伺った時も10人ぐらいの生徒に、家でどういう御飯を食べているか聞いてみたんですけれども、なかなか生活も厳しくて、なおかつアルバイトしながら授業を受けている子も多いものですから、時間もなくてコンビニのお弁当であったり、カップラーメンであったりという状況――済みません、私は調査をしたわけではないので今は感覚的に物を言ってしまっていますけれど――そういうことも考えられるかと思います。
 現状、そういう調査というか把握をされているのかということを再質問させていただきます。

 それともう1点、予算編成のことでございます。
 今、事業を見詰め直してというお話をいただきましたけれども、見詰め直し方は、例えば現場レベルから上げていっているという見詰め直し方でしょうか。というのはどの事業を見ても、不必要なものって余りないと思うんですよね。
 ただ、その中でも廃止をしなければいけないというと、現場の班長とかから上げていくと、正直言って厳しいと思います。ですので教育長なりトップがそこら辺を判断して、厳しい中でも削減をしていかないと、本当にそういったことも進まないと思います。
 繰り返しになりますけれども、現状どのように見詰め直されているのかをもう1回再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○高橋健康安全教育室長
 定時制高校の生徒が自宅でとっている食事の状況についてでございます。
 自宅での食事についての調査は特に行っておりませんけれども、バランスのよい食事をとっているかという実態調査の中では、高校2年生におきましては50.3%がバランスのよい食事をとっていると。これは炭水化物、たんぱく質それからビタミン、この食事についてバランスのよいものをとっているかという質問の回答でございます。県全体では51.0%の子供たちが、バランスのよい食事をとっている実態がございます。

○長澤財務課長
 事業見直しの関係でございます。先ほど少し言葉足らずで申しわけございませんでした。
 事業の見直しに当たりましては、やはり10番委員のおっしゃるように、事業の担当者からはなかなか出しにくいところがあるものですから、各課の課長が、みずから課全体の事業を見詰め直す中で、必要なもの、必要でないものをきちんと精査し、部局調整案を作成するように教育長、教育次長からも指示を受けて対応したものでございます。

○田内委員
 2点要望させていただきます。
 定時制高校の学校給食についてでございますけれども、調査はしていないということですけれども、やはりすごくお金をかけて調査をすることはなかなか無理かと思います。ぜひ現場に行って、生徒から直接伺っていただけるとありがたいと思います。
 あと、バランスのいい食事をとることも非常に大切ですけれども、定時制高校の食事は、生徒間のコミュニケーションをとったりですとか、あとは先生と生徒のコミュニケーションをとったりする大切な時間でもあると思います。補食ですとか未実施というと、そういった時間もとれないのが現状かと思います。
 私は、普通高校でございましたけれども、結構給食のときも――私の母校はお弁当だったんですけれども――その時間に友達と話したり、先生と話したり、楽しい思い出もあります。そういったコミュニケーションという意味でも、ぜひ補食給食そして未実施のところに関しましては、温かいものをさっと提供することはなかなか難しいかもしれないんですけれども、デリバリーでバランスのいいお弁当を提供したりすることも、予算がかかってしまうことではありますけれども、何とか実現していただきたいということを要望させていただきたいと思います。
 あと、事業廃止のことですが、各課長がやっているという御答弁をいただきましたけれども、ぜひ教育長や次長に事業を細かく見ていただいて、精査を進めていただければと思いますので、要望とさせていただきます。

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