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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成19年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小野 登志子 議員
質疑・質問日:11/16/2007
会派名:自由民主党県議団


○小野委員
 16番委員の立派な質問の後でちょっと引けてしまいますけれども、3つばかり質問させていただきます。
 まずこの説明書の34ページ、NPO推進室についてお伺いいたします。
 業務棚卸表を拝見いたしましてもたくさんふえている、101団体増加し673法人となった。この1億3900万円の予算をもちまして、19年度は1,000法人以上を目指しているということは御同慶の至りでございますけれども、このふえたことの理由もここに書いてございます、棚卸表の中に。理解を示されてしかもこの創知協働による多様な社会ニーズの取り組みということでそれは大変結構でございますけれど、NPO法人がこれだけふえたということの裏に潜んでいる社会の定理あるいは社会の状況というものは余りお感じにならないかどうかということをここで聞きたいわけです。
 今市町村合併したものの交付金もなく基金の取り崩しで新規事業もできない、低迷しているそういうものの中で、先が見えない、その地域の中でせめてこのNPOの事業に乗っかっていろんなことをやってみよう、あるいはNPOの事業を通して活路を開きたいというようなそういうせつない気持ちが読めてとれるんですけれども、そんなところはいかがでしょうか、お伺いいたします。

 次に行きます。
 50ページです。業務棚卸表では41ページ、42ページです。
 未来を拓くために何かができる意味ある人づくり、85億4800万円の事業でこれが行われているわけでございます。その中で私が質問したいのは、静岡文化芸術大学への支援ということです。これには10億2000万円――私としては巨費と思うんですけれども――を投下しまして大学及び生徒を育成しているというわけでございます。ここのところのさっき小学校や中学校、私立の補助費は32万円とか29万円ですけれども、ここで入学している人が1,550人ですね。そうしますとこれは1人、これだけではないと思いますけれども、もし1人に換算すると62万円の補助をいただいているわけでして、県立大学並みの授業料と質の高い教育研究水準を維持するために財政的安定性を確保したということです。
 その中でどういうことを努力されたかということを聞きたいです。
 そしてまたこの文化芸術大学には外国人はどれぐらい入学しているか、あわせて伺いたいと思っています。

 次に、64ページです。これは地球環境室です。
 この中で、2の下の方のイ、地球温暖化防止活動推進センター活動支援事業、ここでアースシリーズが出ております。アースファミリー、アースキッズ、アースラベリングといろいろ楽しそうで、しかも大勢の方が参加されている、この事業はどんなことをまずやったのか、ここに書いてはありますけれども、それにについてどういう成果が上げられたのか、そして今後これをどのように推進していくかどうかというこの3つをお願いいたします。

○寺田NPO推進室長
 NPO法人が棚卸表にありますように平成11年から順調にふえております。平成15年度以降は毎年度100以上のNPO法人が設立認証ということでふえております。
 確かにこの背景にあるものはそれなりの社会的ニーズがあるというようなことでありまして、特に地域社会のいろんな課題がありまして、その課題解決のためにそれなりの法人が増加しておりまして、現在700を超えておりますが、この中で特に協働というのが最近全国的にも声高にうたわれておりますが、社会的状況が背景にあるというふうに考えております。
 NPO等と行政との協働につきましては、特にこのNPO法人が持つ特性がございます。先駆性とかあるいは柔軟性とかというような特性がありまして、これは行政にはない特性があります。行政の方はどちらかといえばNPOの弾力的なものに対しては画一的、あるいは平等的なものがありまして、それぞれの特性ないし個性を生かし、お互いに事業協力するというようなことで事業、特に公共的なサービスについての事業の相乗効果の発揮が期待されるというようなことが考えられております。
 さらにこのNPOの特性を生かした主体的な取り組みによりまして、住民参加という意識が醸成され、ひいては住民自治力の向上も期待されるというようなことが言われております。この結果、NPOとの協働によりまして特に地域の課題解決を図るというようなことで多様化する県民ニーズに対応して質の高い公共的なサービスを提供することができるというのが大いに期待されているわけであります。
 具体的には、これNPO推進室が所管いたします県の公の施設、県内に活動センターがその例でありますが、施設の指定管理者であるNPO等の成長が見られておりますし、県全体ではNPO等への委託事業の増加などが顕著に見られているところであります。具体的には平成18年度ユニバーサル技能五輪国際大会啓発事業への協賛とかいう事業が最近目立ってきておりまして、そういうような状況があって、この協働によって新しい公共的なサービスをこれから切り開いていくというようなことを考えております。以上でございます。

○深澤大学室長
 静岡文化芸術大学の高い教育研究水準の状況でございますけれども、文化芸術大学は社会のさまざまな分野で活躍できる人材を養成して本県産業の発展と文化の向上、学術の振興に寄与するために、もともとありました県立大学の短期大学部、これを改組して設置したものでございまして、その実績を生かしまして社会に対する役割を実現していこうというものでございまして、豊かな人間性と時代認識を持った国際社会で活躍できる人材養成等を目指しているものでございます。
 その高い教育研究水準の実証という点では、昨年度――18年度の卒業生につきましても、その就職内定率は97%でございまして、高い就職内定率を誇っておりますし、その就職先の企業につきましても製造業、運輸・通信サービス、信用金庫、自動車販売、それから公務員等広い分野にわたっておりますし、またデザイン学部につきましても建設業から設計、情報サービス、輸送用機器、楽器、出版等広い分野にわたって就職していることが、この高い教育研究水準の実証であろうかと思います。
 もう1つ、外国人留学生の在籍の状況でございますが、文化芸術大学につきましては、正規生、それから研究生等を含めまして23人が19年5月1日現在で在籍しております。

○斎藤地球環境室長
 地球温暖化防止活動推進センターの事業のアースファミリー、それからアースキッズ、アースラベリングにつきましてお答えいたします。
 アースファミリー事業は家庭におけます省エネ活動を実践していただくという事業なんですけれども、夏の3カ月間家庭におきまして電気、ガス、水道、ガソリン等の省エネ活動に取り組んでいただきます。そういう意味では省エネ効果といいますかCO2削減効果というのは非常に大きいんですが、ただかなり環境意識の高い御家庭でないとちょっと取り組めないということで、課題としては取り組む家庭がなかなかふえていかないというのがございます。
 それから一方、アースキッズ事業、これ市町と、それから教育委員会、学校と連携してやっておりまして、これはもうちょっと簡単なんですが、最初にキックオフイベントということで最初のイベントをやりまして、そこで子供たちへ簡単な説明をしていただきます。その後家庭に帰っていただきまして1週間の自宅でのエネルギー使用の状況のチェックをしていただきまして、その次の1週間は今度はエコライフにチャレンジしていただくと。前の1週間と次の1週間でどれくらい省エネが実現できたかというのを体験していただくということになります。最後にまた集まっていただきまして、セレモニーとしてお話とか、あるいは認定証を授与するということで、そういう意味でアースファミリーに比べますと省エネ効果というのは若干低いんですけれども、ただ子供さん、例えば4年生とか5年生全員やらせますので、余り環境に関心のない御家庭でも家族ぐるみでやっていただけると。それから子供さん非常に熱心にまじめにやってくれますので、そういう意味での啓発効果というのは非常に大きいと思います。
 特に市町とか学校からの反応を見ますと、このアースキッズ事業は非常に好評でして、希望のところがふえているような状況にあります。
 それからアースラベリングでございますけれども、これは従来は全国の28の都道府県で組織しております全国省エネラベル協議会で作りましたラベルのキャンペーン、省エネラベルの普及活動をやったんですけど、昨年の本県の条例の中で、省エネ性能の表示が義務化されました。家電とか、それから自動車。そういった中で今年度はそういった省エネ性能の表示の状況等を調査していくというようなことを考えております。
 こういった中で、それぞれ対象が違ったりとか中身も違うんですけれども、それぞれうまく連携させながら今後も事業として発展させていきたいというふうに考えております。

○小野委員
 ありがとうございました。
 環境の問題に関しては本当に啓蒙、努力、啓蒙、努力しかないと思っていますので、今後の成り行きを見守りたいと思っております。

 静岡文化芸術大学の話の中で、いみじくも国際社会に貢献、あるいは対応できる人材を育てるということで、外国人入学生が23名、ぜひ外国に門戸を、世界に開いた大学になっていってほしい。今、たくみの技としてそういうスキルに関係するようなものもある、あるいは国際的に開かれた大学であってほしい、この両方で進んでいっていただきたいと思います。

 最後にNPO推進室でございますけれども、本当にNPO、現在地域振興の基盤となっているのではないかと私は見受けております。先ほどおっしゃいました玉石混交といろいろなものがあるという内容でしたけれども、石も磨けば玉になると思いますので、どうぞよろしく、地域を育てていただきたいと思います。
 以上です。どうもありがとうございました。

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