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委員会会議録

質問文書

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令和2年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:渡瀬 典幸 議員
質疑・質問日:03/09/2020
会派名:自民改革会議


○渡瀬委員
 きょうは、大変お忙しい中ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。
 まず、きょうは委員会でございますから基本的なことから御確認の意味でも質問させていただきます。一問一答方式でよろしくお願いいたします。
 東京品川から名古屋までの開通時期は、2027年でよろしいでしょうか。

○宇野参考人
 工事実施計画の中でも2027年を完了時期と考えております。大変厳しい状況であるのは正直なところでありますが、そこに向けてとにかく全力で尽くしたいと考えています。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 静岡工区のことで当然我々はお話しさせていただいているわけでございます。静岡工区以外の工区もたくさんあるかと思いますが、他の工区の状況はどうなっているでしょうか。

○宇野参考人
 静岡工区以外に東京都から神奈川県、山梨県、そして静岡県を通って長野県、岐阜県、愛知県とございますが、いずれのエリアでも土木関係の本格的な工事に着手している状況でございます。最も時間のかかる品川と名古屋のターミナル工事についても本格的な連続地中壁といった工事が着々と進んでおります。

○渡瀬委員
 静岡工区以外は2027年開業に向けて予定どおり今のところ進んでいると捉えさせていただきますが、そうなりますと静岡工区はいつまでに工事を開始しないと間に合わないのか、どのような御見識をお持ちでしょうか。

○宇野参考人
 会社でも社長の会見等を通じて申し上げてきていますが、昨年5月の段階でも大変厳しい状況になってきたと、年末はさらにその状況が度を増しているとお話ししてきました。一刻も早くこれらの工事をスタートさせていただかないと、なかなか苦しくなってくる状況に変わりありません。ますます厳しいということではあると思います。

○渡瀬委員
 大変きつい御答弁だと思いますけれども、タイムスケジュール的に、もちろん我々は今このリニア工事に関して水と環境を守っていかなくちゃいけないということで議論させていただいているわけでございますが、多分JR東海さんの中にもその限界、2027年に間に合わせるとすればというのをもうお持ちだと思います。それがこのまま行くと難しいかもしれないとなれば、2027年開業を延ばすお考えもありますか。

○宇野参考人
 今の時点でとにかく2027年を目指していることに変わりはございません。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 でしたら、一日も早くこの議論を進めて結論を出さなければいけないと思いますけれども、大変大きな問題でございますから、確実にしながらもスピード感を持って議論を重ねていただかなければならないと思います。もちろんJR東海さんの考え方、また県の考え方、県民の考え方それぞれあると思いますが、そこは丁寧な議論を、引き続き対話を要する事項の47項目はもちろんでございますが、重ねていただければなと思います。

 次の質問に移ります。
 宇野副社長には我々自民党の勉強会で、2月においでいただきましてありがとうございました。その中で補償の問題をさせてもらいまして、我々への説明のときには水の補償請求期限を設けないとお聞きしております。
しかしながら、3月7日の報道に無期限とは言えずとの記事が載ったわけでございますけれども、我々に伝えていただいた内容と変わっている部分、あれ無期限じゃないのと思ったわけでございますが、その辺を説明していただけたらと思います。

○宇野参考人
 先週の3月6日に、国土交通省におきまして国土交通省鉄道局長と県の難波副知事と会議を持ちましたけれど、その中で先般の2月7日に自民党さんで説明させていただいた内容をより文書化してわかりやすくやっていただきたいと受けて、文書の形で示させていただいたのが6日の話になります。
基本的に、申し上げていることは2月7日時点と何も変わっていなくて、いわゆる補償を請求する期限を定めませんと、これがまず1点でございます。無期限という言葉がいいかどうかわかりませんが、そういうことになります。
 それから、補償期間という話にもう1つ皆さんの御関心があったので、どのような内容の事象が起きて、それに対してどのような対策をとっていくかが具体化しない時点でなかなかそれを決め切るのは難しいですと。それを見ていきたいと申し上げている中で、この30年には捉われないと文書の中では明確にしておりますので、関係する方々の御懸念はそういった対応であれば御理解していただけるのではないかなと考えています。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 副社長の言葉を信じてですね、この無期限と期限を定めるでは全く意味が変わってくる思いますので、ぜひともその方向性でいっていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 また補償に関してでございますが、あくまでもこの補償は万、万、万が一のことだと思っております。まず被害の回避が第一優先です。ただそのような第一優先をやっていながらも、万が一補償問題が出てしまった場合、今おっしゃっていただいた期限の問題が一番の肝になります。またその補償内容も当然肝になってくると思いますが、飲み水、生活用水は県民の感情からしますと、これ補償じゃないですよね、当たり前ですよねっていう感覚がございます。
この部分をどのように補償の問題に入れるか大変難しい話になってくると思っておりますけれども、飲み水、生活用水は絶対守ると、そのようなお考えでいらっしゃいますでしょうか、お聞かせください。

○宇野参考人
 これは静岡地区に限った話ではありませんが、因果関係がはっきりしているかどうか完全に決着する前でも、いわゆる飲み水、生活用水に御不便をおかけする事態がトンネル工事を起因して起きている要素が高いとなっている場合は、常にその生活用水は確保する緊急的な対応はしてございます。他地域でもやってございます。
この大井川の中下流域でそういったことが起きるかどうかはなかなかわかりませんが、もしもトンネル等工事がどうも起因していると、御不便をおかけすることが万、万、万が一出るとするなら、対応していくことになると思います。

○渡瀬委員
 ありがとうございます。
 こんな言い方は失礼かもしれませんが、お金ではかえられない部分があると思いますから、ぜひともそのところはよろしくお願いしたいと思います。

 引き続き対話を要する事項47項目の議論を今交わしていただいている最中ですけれども、課題が解決された後は協定書の締結になっていくと思われます。午前中難波副知事にも申し上げましたけれども、JR東海さん、また専門部会と合意した内容を県民にわかりやすく説明する義務があるかと思います。また協定書の内容も、難波副知事にお尋ねしたところ、やはり行政文書にどうしてもなってしまい県民にわかりにくいとのことですから、この協定書の内容に説明書みたいなものをつけ加えていく必要があるかもしれませんとお答えをいただきました。
47項目の議論の内容、またその協定書の内容は県民が一番関心を抱くと思いますから、ぜひともJR東海さんにも協力していただいて47項目の説明、あるいはその先の協定書の内容、どういった形に県がしていくかまだわかりませんけれども、その分に関してはぜひとも静岡県と協力して県民にわかりやすい説明をお願いしたいと思う次第でございますので、よろしくお願い申し上げまして質問を終わります。以上です。

○東堂委員長
 回答をもらってもいいんじゃないですか。今の意見に対して回答できますか。

○宇野参考人
 どういう協定かの話でいろいろ変遷があって、揺れ動いてきているところがありますが、私も文書化して確認させていただくことは、申し上げていることにいささかもこだわりがなくて、やってまいりたいと思っています。
もしもそういうことがなくても、いわゆる環境保全計画書をどのエリアでもつくって、今回47項目の非常にたくさんのことをいただいていますが、それらを含めた保全計画をつくって皆さんに見ていただいて意見をいただくことはやってまいります。そのときに県民の方々にわかりやすい説明をすることについて県からいろいろ御助言があれば、これを受けてしっかりやっていきたいと思います。

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