本会議会議録


質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉本 好重 議員
質疑・質問日:02/21/2022
会派名:自民改革会議


○杉本委員
 一問一答方式で2点ほど質問させていただきたいと思います。
 総合計画後期アクションプラン案の202ページについて、先ほど9番委員からも県産材の利用促進について公共部門での利用促進、安定供給に関する質問がございましたが、私からは非住宅建築物への利用促進について伺います。
 昨年、木材利用促進法が改正され、公共建築物に限らず建築物全般での木材利用を一層進める必要があることから、県産材利用が進んでいない非住宅建築物での利用促進の取組について具体的にお聞かせ頂けたらと思います。

○西室森林振興課長
 まずは、多くの県民が訪れる公共建築物で率先して利用し民間の建築物に普及していく必要があるため、ふじのくに公共建築物等木使い推進プランに基づき全庁を挙げて利用を推進してまいります。
 また、民間部門での利用を進めるためには県産材を利用したいという建築主の意欲を高めること、それに応える設計者を育成することが課題であると考えております。
 建築主の意欲向上については、木材を使った建築物のよさや県産材を使う意義などの理解を促進するため、優良建築物の表彰、経済団体との連携による会議を開催して啓発していきます。また非住宅建築物の木造、木質化に対する助成も行ってまいります。
 設計者の育成については、建築士を対象として開催する木材利用に関する基本的な知識習得のための講習会がありますが、建築団体との連携により木造の構造設計を習得できる内容としてまいりたいと考えております。

○杉本委員
 ありがとうございます。
 団体または民間への供給を進めるとのことで、住宅メーカー等へも県産材の利用促進を進めていただく働きかけが有効的ではないかと思いますので、さらに供給が進むことを期待します。

 次の質問に行きます。
 後期アクションプラン案203ページの中段に、新たな県外需要開拓を図るとございます。
 山の洲(くに)の経済圏を利用して本県の水産物をさらに需要拡大するために、今後どのように取組を展開していくのかお伺いします。

○萩原水産振興課長
 令和3年度の取組としては、海産物ニーズが特に強い山梨県、長野県に軸足を置きながら新潟県を含む3県において新規需要先の開拓、デジタル技術や中部横断自動車道を活用した新たな流通システムを構築して鮮魚等の流通実験を行いました。
 令和4年度においては、それらの取組の成果を活用しながら山梨、長野、新潟の3県において官民連携のセールスプロモーションを積極的に展開し、新規需要先のさらなる開拓を進めるとともに、県内出荷者の拡大による取扱い品目あるいは商品の流通を図って取引の拡大、活性化を促進してまいります。
 また、本県水産物に対する需要に応えるため、引き続きオンライン取引と物流が連動した新たな流通システムの実証を目的とする鮮魚等の流通実験を行い、取扱い量の増大による輸送コストの削減や集荷の効率化による輸送時間短縮等の課題にも取り組み、将来的な民営移行を見据えて実用的な運用を図っていきます。

○杉本委員
 水産物は鮮度が命だと思いますので、今お伺いしたとおり、より多くの消費者に本県の水産物が新鮮なまま届くようなシステムを構築していただき、県外の方に多く消費していただくことが本県水産業の発展につながると思いますので、しっかりと取組を進めていただきたいと思います。以上です。

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