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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会危機管理くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:望月 香世子 議員
質疑・質問日:03/09/2022
会派名:自民改革会議


○望月委員
 分割質問方式でお願いいたします。
 まず、危機管理くらし環境委員会説明資料45ページ、地球温暖化対策の推進のうち、2概要(2)の県民運動ふじのくにCOOLチャレンジの展開として事業があるのですが、現状とクルポを活用した県民の皆様の反響と、今後どのように活用を推進していく考えなのか、お聞かせください。

○清環境政策課長
 本年2月末現在で、登録者数は1万5400人です。年齢で言いますと、10代から70歳代の方に幅広く登録していただいており、そのうち40代が27%と多く10代から30代も40%と若い世代に参加いただいております。アクションメニューが現在30件用意されており、本年度の回数は20万9000回となっています。
 昨年8月にクルポのユーザーを対象にどのような変化があったかアンケートを実施しました。クルポを使うことによって、「脱炭素への意識が高まった」とか「脱炭素行動をする機会が増えた」、「脱炭素の行動が習慣になった」と答えた方が全体の77%となっています。
 今後の展開については、課題として3つ考えております。1つは、登録者数の一層の増加です。ほかの自治体でもこうしたアプリを使っている自治体が11県あり、登録者数はそのうち本県が最も多くなっているのですが、脱炭素ライフスタイルをさらに浸透していくためにはさらなる普及が必要と考えています。
 そのためにアクションメニューをさらに充実させ、さらに広報機能を強化していく必要があります。こうしたことから来年度予算においてアプリ機能を強化して、ユーザーからニーズの高い、例えば自分で毎月の光熱費を登録したり、またクイズといった新たな機能を追加して、企業の皆様との連携によって新しいメニューをつくっていきたいと考えています。さらにSNSと連携することによって広報機能を強化していきたいと考えております。

○望月委員
 つくった以上は県民の皆様の御意見を拝聴した上で広報活動をしながら、引き続き皆様にしっかり活用していただけるように推進していただけたらと思います。

 次に、別冊資料の環境基本計画の2次期計画案の概要(3)計画の体系の目指す将来像は静岡県の将来像ですが、「地球環境を守り地域資源を活かし共に支え合う」までは分かるんですけれども、「環境と生命の世紀にふさわしいふじのくに」というのはどういう将来像か、今一度確認をお願いいたします。

○清環境政策課長
 環境基本計画の将来像についてお答えいたします。
 御指摘がありました環境と生命の世紀は平成30年4月に閣議決定された国の第5次環境基本計画の言葉を引用しております。国の計画によると目指すべき持続可能な社会の姿という項目がありまして、経済成長を続けつつ環境の負荷を最小限にし健全な物質や生命の循環を実現する。さらに健全な生態系を維持・回復する。また自然と人間との共生や地域間の共生を図り、さらに脱炭素を実現していくことを循環共生型の社会と掲げており、環境・生命文明社会という言葉で定義づけております。
 環境問題が地球規模で深刻化していることと、本県の地域資源を最大限活用して本世紀を環境と生命の世紀と位置づけて、持続可能な社会を本県で実現していく考えを示したものです。

○望月委員
 分かりました。
 国の出している指針の下で方針にのっとって静岡県もその方向で行きますということなんですね。これは持続可能な社会を目指す静岡県の実現ということで、ふじのくにには特に何かしら意味はないということですか。

○清環境政策課長
 ふじのくには静岡県を意味しておりまして、つまり持続可能な理想的な社会像を静岡県で実現していくという意味合いでこのような言葉を設けています。

○望月委員
 ありがとうございます。
 目指す将来像が分かりやすいと入りやすいのですが、分かりにくかったので確認させていただきました。ありがとうございます。

 続きまして、その基本計画のうち79ページ、環境保全の担い手育成、環境教育の推進で、まず80ページに環境保全活動を実践している割合が低い若者世代を中心としてとありますが、その裏づけを教えていただけたらと思います。

○清環境政策課長
 毎年県政世論調査を実施しており、環境保全に取り組む県民割合を出しています。この5年間県全体で80〜85%で推移しているのですが、10代から30代までになりますと10ポイントほど全体より低い傾向が見て取れますので、若者層の環境教育の推進を課題として挙げています。

○望月委員
 ありがとうございます。
 30代以下が低いということでよろしいですか。

○清環境政策課長
 調査結果を詳細に分析すると、10代、20代、30代と年齢別の回答があります。10代から30代までの平均が県の全体よりも低いということです。

○望月委員
 ありがとうございます。
 私が周りを見ていると、最近の若者は環境問題の意識が高いです。私たちの世代だと古いものはちょっとというところがあるものの、若い子たちは環境に優しいという活動に対して抵抗感がないと思ったものですから。アンケート調査でということですね。
 ちょっと違和感があったものですから確認したんですけれども、より県民の実情に沿った方向でいかないとよろしくないと思ったので、意見まで取り込んでいただけたらと思います。

 当然若い子供たちがこれからの静岡県を担っていくので教育は重要な課題であります。この下の主な取組の4項目にも持続可能な開発のための教育ということで環境教育の推進は大切だと思いますが、そのさらに3つ下、水資源、水循環の重要性の啓発として水の出前講座は大変好評を頂いていると聞いております。二十年、三十年ほど前から継続しているということで、目標として140校、掲げてやっていらっしゃることは存じています。
 水だけでなく循環型社会を目指すには非常に多岐にわたる問題があると思いますが、推進していくためにも、出前講座と共同してやるほうがいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○清環境政策課長
 水以外の講座については温暖化の関係、自然環境、循環型社会と分野が分かれております。特に温暖化に関しては、地球温暖化防止活動推進員が県内に108名登録されており、地域や学校で普及活動を実施しております。
 また、自然との共生に関しては、環境学習指導員の得意分野が自然、教育、共生、そのほかリサイクルに関しても取組をしています。環境学習指導員は約500名登録されており、地域と学校において取組を行っております。

○望月委員
 その方々は水に関して弱いから、県としては特別にオリジナルでということですか。じゃなければ、むしろその方々に全部お任せしてもいいんですよね。逆に県が水の出前講座に特化していて好評を頂いているなら、そのときにいろいろなこともやったらどうなんだろうと思いました。ほかの方が行かなくても、環境教育に資する方々が大勢いらっしゃるので大丈夫とおっしゃるなら、環境教育全体をお任せすればいいと思ったのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

○清環境政策課長
 それぞれの得意分野を生かすために、役割分担していると理解しております。
 温暖化や自然共生に関しては、地域の状況をよく精緻した方や温暖化に対して熱心に取り組んでいる方々が学校などに行って、温暖化防止センターという機関も活用しながら取組を進めております。
 水に関しては、県職員が子供向けに教育できるということで、役割分担していると理解しております。

○望月委員
 その特化のところがよく分からないんですが。様々な環境教育をされている方にも県のフォローをしていただくのと、県の水の出前講座は大変好評なので、ほかの分野でもその意識でやっていただけるのならと思いましたが、意見にとどめますので御検討頂けたらと思います。以上です。

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