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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:盛月 寿美 議員
質疑・質問日:03/09/2021
会派名:公明党静岡県議団


○盛月委員
 では分割質問方式で質問させていただきます。よろしくお願いします。
 初めに、総務委員会説明資料32ページの県庁働き方改革の取組の中で数点お聞きしたいと思います。
 取組内容に業務の見直し・効率化がありまして、一番下にデジタル化の推進による業務変革という項目があります。今年度の成果として実施した機器の導入やマニュアル作成を書いていただいているんですけれども、実際に費用対効果はどうだったのか、ほかにどんな成果があったのかまずお伺いしたいと思います。

○室伏行政経営課長
 働き方改革の取組のうち、デジタル化の推進による業務変革の成果についてお答えいたします。
 まず今年度の成果につきましては、主にここではICTツールを用いた実績を記載させていただきました。残念ながら具体的にどれぐらい縮減効果があったかはまだ計測中で、なかなかそこまでは報告できないところであります。
 ただ、それ以外に業務改善活動あるいはアドバイザーの御助言などを通じ幾つか成果が上がったものがありますので、そちらを御紹介させていただきたいと思います。
 具体的には、知事直轄組織におきまして今年度コロナの寄附金の受付事務を行うに当たり当初は文書ソフトを使っていたんですけれどもなかなか集計作業が進まないため、業務改善アドバイザーから御助言を受けましてそれを全てエクセルに変更することにより、集計業務あるいはその後のお礼状の発送業務を全てデジタル化といいますか対応できたことで83時間ほどの削減効果が得られたと報告頂いております。
 また、今年度は健康指導課にも業務改善活動をお願いしたところであります。今職員の健康管理については健康管理システムを使って管理しておりますが、このシステムで一元的に情報の集約を図り、それによって年間53時間ほどの作業時間が削減される見込みであります。
 また、同じく業務改善活動を行いました福祉指導課でもホームページを見るだけで分かる仕組みに改善することにより、問合せ自体も削減され年間で85時間程度の削減効果が得られたと聞いております。
 このように効果そのものはあまり大きなものではありませんが、それぞれ業務フローの一部をデジタル化対応していくことにより、一定の効果はそれぞれに見込まれますので引き続きこういった業務フローのデジタル化の取組を考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 デジタル化を前提に取り組む、様々な業務の削減効果が実際に出ていると今御回答頂いたんですけれども、資料にはできればそういった成果を御記載頂くほうが皆さんが頑張っていることが目に見えて分かると思うので、そういったところもこれから御報告するときには記載したらいいかなと思いました。意見にさせていただきます。

 それから次に、説明資料32ページ多様な働き方の実現のサテライトオフィスの件でお聞きします。
 3つ目に丸子職員住宅1室に開設とあるんですけれども、私存じ上げてなかったんですがこれはどういう理由でこの丸子職員住宅1室にこのサテライトオフィスを開設されたのか。また既に利用が開始されているのか、その辺の状況についてお聞きしたいと思います。

○勝岡福利厚生課長
 職員住宅に設置したサテライトオフィスについてお答えします。
 職員住宅に家族で暮らしている職員が在宅勤務をする場合、世帯用の職員住宅は3DKの間取りが中心になっていますけれども、部屋数が限られております。そういった状況ですので、例えばふだん家族と過ごしているリビングやダイニングで仕事せざるを得ないなど、落ち着いて仕事できる環境を確保することは難しいと考えられます。
 そのため、こうした職員に対しまして業務に集中できる場所を用意して効率よく仕事が進められるように、今回丸子職員住宅におきまして空いている部屋がありましたのでそれを活用してサテライトオフィスを試行的に設置いたしまして、この2月から利用を開始したところであります。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 このサテライトオフィスは、この職員住宅に住んでいる職員だけが利用できるとの認識でいいのでしょうか。そして既に利用実績はありますか。

○勝岡福利厚生課長
 利用の対象はおっしゃったようにサテライトオフィスを設置した職員住宅、今回は丸子職員住宅の入居者である職員に限定しております。
 自宅のそばで在宅勤務できる場所という位置づけになっていますが、入居者に限定した理由は職員や家族が暮らす住宅の敷地内でありますので、生活環境に配慮して居住者以外の不特定多数の人の出入りは望ましくないと考えて限定いたしました。
 今回空き室1戸3DKの3部屋に1人ずつ同時に計3人が利用できるワークスペースを設置し、2月に利用を開始したところで昨日までの利用者はまだ延べ4人という状況ですが、利用した方からは静かな環境で集中して業務を進めることができたなど、おおむね良好な感想を伺っております。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 先に聞けばよかったんですが、この丸子職員住宅のサテライトオフィスの開設はどれくらいの費用がかかったんでしょうか。

○勝岡福利厚生課長
 今回のサテライトオフィスには、各部屋に机、椅子、エアコン等を設置しました。また部屋の入り口の玄関の鍵をオートロックの暗証番号のものに変更しまして、経費としては全体で70万円弱かかっております。職員住宅の家賃を財源とする既定の職員住宅維持管理費から支出しております。

○盛月委員
 分かりました。御答弁ありがとうございます。
 丸子職員住宅のサテライトオフィスは試行で、来年度の取組としてサテライトオフィス設置場所の拡充と記載がありますが、もう具体的に決まっていることがあるんでしょうか。

○室伏行政経営課長
 サテライトオフィスの拡充についてお答えいたします。
 説明資料に記載のとおり静岡と富士の総合庁舎にそれぞれ拡充したいと検討しておりまして、これ以外の職員住宅等々につきましては今後検討してまいりたいと考えております。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 利用された方の意見も聞きながら、またニーズに対応して拡充の計画を立てて進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから同じページの一番下の心身の健康増進・不安解消のメンタルヘルス研修についてお聞きします。
 来年度の取組は若手職員へのメンタルヘルス対策の強化とありますが、具体的にどのような取組内容になっているのか伺います。

○島村健康指導課長
 今年度から新たに4年次の職員全員に対して個別面談を実施し、対応が必要とされた職員にはメールや電話、再相談でフォローしたりカウンセリング等の専門機関を紹介しています。これは来年度も継続して実施します。
 そして新たな対策としては、特に若手に焦点を当てた相談窓口や施策の充実を図るため地共済ダイヤルでチャットボット相談を開始します。
 また、気軽に若手職員が利用できる相談窓口として厚生労働省が開設しているこころの耳SNS相談、知事部局が委託しているフジEAPでのストレスカウンセリングのテレビ電話相談やEメール相談の周知に努めていきます。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 日頃から職員のメンタルヘルスについて一生懸命対応していただいていること、本当にいつも感謝しております。
 職員の皆さんが心身ともに健康でお仕事してくださることが、県民の皆様へのサービスの向上になっていくので健康でいていただきたいと心から願っております。
 それで若い職員の方はこれからの静岡県を担っていくので本当に健康で、そしてやりがいを持って生きがいを持って仕事してくださるように、この若手職員のメンタルヘルス対策をこれからもしっかり取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。いつもありがとうございます。

 次に、説明資料35ページのふじのくに規制改革会議についてお伺いしたいと思います。
 昨日も御説明頂きましたけれども、こちらの説明資料を見ますと今年は2月にコロナの関係で書面開催したとのことでありました。
 今年はコロナの影響があったことも承知しておりますので、過去に比べてこの提案件数や対応結果がどうだったのかが気になりまして事前に資料を確認させていただいたところ、やはり過去に比べて少ない提案数であったことが分かりました。
 コロナの状況はまだ終息まで先が見えない状況ではありますが、この規制改革会議で提案件数をなるべく多く載せていただけるようにコロナの状況の中でどのように対応されてきたのか、まず伺いたいと思います。お願いします。

○鈴木地域振興課長
 提案件数につきまして、説明資料を御覧頂きますと括弧書きで今年度の分だけが出ております。単純に6回までの累計ですので、ちょっと少ないのはそこから推察されると思われます。
 提案募集の進め方としましては、これまでと同様に県のホームページに掲載していること、それから県や市町の規制と関わりがある経済や福祉関係団体等を訪問して傘下の事業者への周知をお願いしているところです。
 今年度は今までと同様の取組をしたのですが、どうも出足が悪かったため、新たに広聴広報課で開設した県の公式LINEアカウントで周知を図りました。
 そうしましたところ、県政に関心ある方がこちらに登録されていることもありまして、何件かこちらを通じて提案頂くことができました。
 いずれにしましても、この会に提案があって初めて進んでいくため、今までの団体を通じた募集方法にどこか課題があるのかもしれませんので、そこら辺も含めまして運営方法について来年度以降も考えていきたいと思っております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 LINEを活用して提案が上がってきたのは、非常に新しくいいことだなと思います。また積極的に進めていただきたいと思います。
 説明資料にも記載がありますが、こうした規制改革会議を設置しているのが静岡県を含めて本当にごく僅かな県でありまして、これは非常にいい取組だなと思っております。
 また、市町との連携が非常に重要だと思いますし、実際に市町に相談が寄せられたことが県に提案として上がってくることも多いかと思うんですが、その辺の連携はどうなっているのでしょうか。

○鈴木地域振興課長
 県内のそれぞれの市町においても提案窓口を設置していただくように依頼しておりまして、まだ全ての市町で設置されていない状態ではありますが、地域振興課が所管する市町との政策調整会議がありますので、引き続きそのような機会を通じて設置がまだのところにはお願いしたり、提案を出していただく、あるいは提案があったものに関して調整を進めていきたいと考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 市町との連携をしっかり取っていただいて、コロナ禍がまだ続きますので、より多くの提案が上がってきて、そして1件でも多く改善対応に結びつくように取組をお願いしたいと思います。

 それから次は、キャッシュレス決済のことをお聞きしたいと思います。
 昨日も少し議論があり、来年度の県有施設におけるキャッシュレス決済の導入予定などは決まったとお聞きしたんですけれども、今日は昨日御説明頂いた議案説明書16ページのキャッシュレス推進事業費(指定管理者制度導入施設)予算額450万円について質問させていただきたいと思います。
 指定管理者制度導入施設におけるキャッシュレス決済の導入を行う予算が計上されているんですけれども、「あざれあ」ほか24施設あると思うんですが施設利用料のキャッシュレス決済導入に向けた検討状況はどのようになっているのか、お聞きしたいと思います。

○室伏行政経営課長
 指定管理者制度導入施設におけますキャッシュレス決済の状況についてお答えいたします。
 まず、本議会に御提案させていただいておりますキャッシュレス決済の予算につきましては、県有施設と同様に基本的には県民の利便性の向上あるいは非接触型の安全・安心な施設運営を目指して導入を予定しているものであります。
 来年度につきましては、主に家族や個人で窓口利用される数が相当見込まれ不特定多数の方が利用される5施設について、まずは先行してキャッシュレス決済を導入したいと考えております。
 現在の指定管理者制度導入施設は45施設あります。このうちいわゆる一般県民が利用される施設は32施設です。このうちの5施設を先行して実施する予定でおります。残りの27施設についても、先行する事例等の効果を検証しながら導入を促していくことになります。それ以外にも特に「あざれあ」あるいは労政会館といった貸館業務を行っていらっしゃるところについては、現在インターネット上で予約し、その後銀行に行って指定口座に振り込んでいただく手続になっています。
 この手続を予約から決済まで全てインターネット上で完結できないか来年度以降指定管理者の皆様方と一緒に検討してまいりたいと考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 予約をネットでできて決済までキャッシュレスでできれば非常に利便性は高まると思いますので、ぜひこれは着々と進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。

 指定管理者制度を導入している施設について、キャッシュレス決済とは外れてしまうんですけれども、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で利用される方が減って施設運営もコロナ対策で非常に神経を使いながら、また費用もいろんな面でかけながらやられていると思います。こういった指定管理者制度を導入している施設に対して、そうしたコロナ禍の影響を受けたことで県としてこれまでどういった支援をしてきたのか。それとこれからの支援策として具体的に何かございましたらお伺いしたいと思います。

○室伏行政経営課長
 新型コロナウイルス感染症禍における指定管理者施設への支援状況についてお答えいたします。
 財政的な取扱いとして大きく2点あります。
 1点目はこのコロナが発生した当初、昨年2月から5月にかけてイベント等の中止要請を各施設に行い、この当該要請に関わるキャンセル料については徴収しないと県からお願いしたところであります。このキャンセル料相当額について、県が補塡するということで指定管理料の増額で対応させていただきました。これにつきましては、4月補正予算あるいは9月補正予算において御議決頂いて実行したところであります。
 2点目、感染症の拡大に伴いまして7番委員御指摘のとおり各施設とも利用料金収入が著しく低くなった状況です。当初の利用料金収入の計画に関して想定していない大幅な減少が生じていますので、改めて年間収支を見直しまして指定管理料について増額させていただいたところでございます。
 これは、やはり公の施設として県民サービスを一定水準維持していくためには、県が必要な範囲でまた適正な範囲で費用を負担する必要があります。あるいは今回の利用料金、利用者の減少は平時の利用者の増減では想定できないような著しい減少であり、管理者の責任もなかなか一概に負えないだろうということもありまして、協議の上指定管理料の増額といった対応をさせていただいたものです。これにつきましては、さきの2月補正予算の審議におきまして先議頂きまして増額させていただいたところであります。
 大きくはこの2点を今年度中は対応させていただきました。
 また、来年度につきましては、現時点では減収補塡は予定しておりません。今後感染症の拡大状況によっては、費用の増額あるいは利用者及び利用料金収入の減少を総合的に勘案させていただき、同じように合理性が認められる範囲であれば引き続きまた検討してまいりたいと考えております。

○盛月委員
 分かりました。ありがとうございます。
 状況に応じてになるかと思いますが、ぜひこの指定管理者制度を導入している施設についてもしっかりと支援していただけたらと思います。お願いいたします。

 それから、最後に組織定数改編のことをお聞きしたいと思います。
 先ほど6番委員からもありましたが、私がお聞きしたいのは今回健康福祉部に感染症対策局を設置することであります。新しく感染症対策局、感染症対策課及び新型コロナウイルス対策課を設置することでプラス40人ですが、人員配置はどうなっているのかお聞きしたいと思います。

○縣人事課長
 まず、40人の増員につきましてはお手元の資料令和3年度組織定数改編の概要1ページ、破線で囲っておりますところで増員されたものです。この破線の中の組織は全部で45人おります。5人は現在の疾病対策課から業務移管になりまして、こちらへ移ってまいります。
 内訳といたしましては、表にあります部長と局長が1人、感染症対策課が7人、新型コロナウイルス対策課が36人、合計45人となっております。

○盛月委員
 ありがとうございます。
 新型コロナウイルス対策課に36人と、国・県の最重要課題の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向けた新体制の強化でこのような人員配置になったと承知いたしました。
 これまでのコロナ対策で職員の皆さん一人一人の業務負担は非常に大きくなっていると思います。そうした中で今回人を増やしていく。今後感染防止とワクチン接種、市町との連携が非常に重要な部分になってきますので、人員を増やしたことで推進体制が目に見えて強化されてしっかりと整備できた体制になるように、業務内容については健康福祉部になると思いますが、人事課としても人員の配置状況については状況を見ながら柔軟に対応していただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、次にデジタル戦略機能の強化で知事直轄組織へのデジタル戦略局の設置についても聞きたいと思います。
 先ほど来6番委員からも質問があって答弁がありましたけれども、これまで本当に遅れてきている行政のデジタル戦略化の推進ではありますが、最重要課題としていよいよ本格的にやるために体制も整えていると承知しております。
 私が1点お聞きしたいのは、今回情報戦略における最高責任者ということでCIOに副知事が就くわけでありますけれども、このポジションに置く人材として民間からの登用の議論が今まであったのかどうかお聞きしたいと思います。

○小泉ICT政策課長
 CIOの民間人の登用についてお答えします。
 検討は今まで行ってきましたが、CIOにつきましてはデジタル戦略、デジタルガバナンス、情報システム等の分野だけではなく、行政経営戦略など幅広い分野の知識が求められます。
 このようなことから県行政の情報化を全部局に指示し、相互調整を行うために情報化を含め県全体の実情や課題を熟知している副知事が適任であると考えております。
 また、デジタル化の推進に当たりましては、県職員だけの取組では御指摘のとおり限界があります。そこで複数の分野の専門的な見地から本県のデジタル化を支援していただく人材として、デジタル戦略顧問団を置くこととさせていただきました。

○盛月委員
 御答弁ありがとうございました。
 CIOに副知事を選任した経緯と理由について今御説明頂きまして分かりました。この体制で本当に本気を出してやらないとデジタル化は思うように進んでいかないと思っておりますので、体制を整えた以上は県民の皆さんの目に見えて、またサービスが向上したことを実感してもらえる成果が出るようにお願いと期待させていただきまして終わらせていただきます。よろしくお願いします。

○野崎委員長
 ここで換気のために休憩します。
 再開は11時45分にします。

( 休 憩 )

○野崎委員長
 休憩前に続いて委員会を再開します。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

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