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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会企画くらし環境委員会 質疑・質問
質疑・質問者:林 芳久仁 議員
質疑・質問日:10/07/2015
会派名:ふじのくに県議団


○林委員
 2点を一括質問方式で質問させてもらいます。
 先ほども何人かの委員から県政世論調査の結果についてお話がありました。調査方法は、ここにありますように層化二段無作為抽出法が一番幅広く年齢分も含めて調査できる。この方法は過去の県政世論調査や、県だけじゃなくてほかのところもこれを使っているんですね、割合と。この方法が一番ベターなのかということをお尋ねしたいなということでお願いします。

 そして、回収率が今回59.3%。全国の都道府県が一般的に世論調査をやる場合について、回収率が59.3%というのは高いか低いかというと低いということではないと思うんですが、私としてはまあまあの数字かなと思いますけれども、この辺について各都道府県の世論調査の回収率について調査してあれば、回収率がどのぐらいになっているか教えていただきたいと思います。

 それから、中身ですけれども、私は毎年この調査の中身を見させていただきますけれども、ここにもありますが、基本調査について統計的な分がありますので、それをしっかり何年度、何年度こういう数字だということもありますけれども、過去の項目について、毎年同じものというよりも少し見直しというんですか、検討して、この項目のほうがどうだろうかという部分として改めてした上で、これはお願いしているのかということをちょっとお尋ねします。

 それから、2点目の政府関係機関の地方移転の関係ですけれども、これは国のヒアリングは終わったということであります。県として、どういうアプローチをしたのか。ヒアリングが終わって十分アピールができたということなのか。ヒアリングをやったときには既に他県と同じ部分として重なっている部分もございますので、他県よりもすぐれていると、静岡県に来ていただければ、こういう優位性があるんだということを含めて、このヒアリングの中で十分それが満たされたのかどうか、結果をお伺いしたいと思います。

○神戸広報課長兼県民のこえ室長
 まず、世論調査の方法でございます。
 層化二段無作為抽出法という方法ですが、選挙人名簿を使いまして、その中から無作為にある程度偏りなくいろいろな方から調査するというような形でやっている調査でございます。これにつきましては、平成23年度から郵送による調査ということでやっております。それ以前は、対面方式でお聞きしてやっていたということもございます。対面方式から郵送に変えたというのは、やはり費用の面で対面調査は費用がかかるということもありまして、郵送による調査に変えました。変えるに伴ってサンプル数をふやして、今回収率も59.3%ということになりました。統計上、十分な母数がとれるような形で4,000人にお送りして調査を行っているところでございます。
 現在におきましては、費用とかそういう面を考えますと、よりベターな方法なのではないかなと思っておりますが、国勢調査もインターネット回答ということも出ておりますので、いろいろな方法について検討してまいりたいと思っております。

 回収率の59.3%でございますが、平成23年度から郵送による調査をして、対面調査のときのほうが回収率は高かったんですが、平成23年度以降、59.3%は一番高い数字で、今回よく御協力いただいたなと思っております。
 また、他の都道府県の回収率でございますけれども、これについては全国の都道府県を含めた平均の回収率というのを国が出しておりまして、平成25年度の数字は53.4%ということですから、これを上回っているということで、回収率とすると8番委員もお話しいただきましたようにまずまずなのかなと思っております。

 それと、調査項目についてでございます。
 設問数が今年度については52問ございまして、そのうち21問がいわゆる基本調査といいますか、暮らし向きであるとか県への意見要望という経年変化を見るもの、それから23問が総合計画とか総合戦略の指標になっているものということで、なかなかここの部分は動かすのは難しいということがございます。あと8問については各部局からこういう調査をということでいただく中で決めておりますので、こういうものについてはなるべく答えていただく方が答えやすいような、また興味を持っていただけるような項目になるような見直しを行ってまいりたいと思っております。

○増田企画課長
 政府関係機関の移転の関係でございます。
 ヒアリングのときにアプローチがどうだったのか、他県に比べてすぐれていたのかというような御質問でございます。
 ヒアリングの状況ですが、私ども県からは、特に首都圏に近接していずれの箇所も非常に交通アクセスにすぐれているという点は特に強調して説明いたしました。また関連産業等の集積状況、また他地域に比較した地域産業の強み、あるいは有力な研究機関、大学機関等が多数あって研究能力にも非常にすぐれている点、あるいは産官学の連携体制が確立されていて研究実績、取り組み実績、いろいろ成果が上がっている点、こうしたそれぞれの本県の強み、優位性を強調してアプローチしてまいったところでございます。
 7番委員の御質問にも御答弁申し上げたとおり、全体を通じて国から今あるところにかなりのインフラ整備が整っている中で、離れることによって新たな投資を要する点でありますとか、今周りに関係者が構築されている、周りとの連絡調整が必要である、それが移転によって離れることになって非常に懸念しているという話がありました。今回、例えば理化学研究所であれば4県ぐらいと競合していたり、何県か競合しているところがあるわけですが、私どもの県は全国の中心にもあって、東京圏からも非常に近接して、非常に交通の便がいいというのは非常に強みであると思いますし、それぞれ今回選んだ5つの機関というのは私どもの県の強みである地域産業なり、大学なりそういうものが集積したり、またそういう実績もあるというかなりの強みがあると思っています。
 これからも引き続きその辺は国にしっかりと働きかけて、何とか実現するように粘り強くやっていきたいと考えております。

○林委員
 それぞれ御答弁いただきましたけれども、世論調査につきましては対面調査から今のこの方法に変えたわけですけれども、私がなぜそのように聞いたかというと、アンケートに書く側の立場でいくと、年齢層もありますけれども、余り項目が多いと面倒くさいという方もいるわけです。本当ならやっぱり県に関心を持っていただく方は全部書くと思うんです、送り返すと思うんですけれども。そうでない方も現実的にいるということも考えますと、回収率59.3%が全国的にも高いということは結構なことですけれども、本来なら全員が出していただけるような、そういうものとして関心を持ってもらうための工夫もしていただかないと、これで満足しては困るという意味でお話ししました。
 ぜひ、そういうのも含めて設問項目については十分検討していただきたいなと思います。

 それから、政府関係機関の地方移転の関係ですけれども、アプローチとしては非常に成功したということで私は捉えました。やっぱり誘致合戦というのは余りよくないんです。本当に静岡へ、今、手を挙げているところに来ることによって、政府の機関が役に立つ、あるいは発展するという前提でないと困るわけです。そういう意味でいくと、これから有識者会議があるわけですが、ある程度選定する話も有識者会議で出るということなのか。あくまでも今ヒアリングが終わった、それも十分精査をしての意見交換なのか、この辺だけ確認させていただきたいなと思います。

○増田企画課長
 有識者会議でございますが、これはあくまでも地方の提案内容を評価するというのが目的であるということで伺っております。
 その後、具体的には有識者会議の意見を踏まえて12月ごろから政府関係の中の機関で検討チームでいろいろどういうようにするか検討を始めていくということで伺っております。

○林委員
 そうすると、最終的に決めるのは政府ですけれども、有識者会議の中身、答申というか、そういうものによってかなり影響が政府側にということがうかがえます。その有識者会議のメンバーにも、極端にいうと個別に何とかわかってもらうようにというような考え方があるかどうか、最後に伺います。

○増田企画課長
 11月ごろから有識者会議が始まると伺っていますので、国のヒアリングだけじゃなくてこういった有識者会議の方もキーポイントになってくると思います。そういったところにも理解なり説明をするなど取り組んでまいりたいと考えております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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