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委員会会議録

質問文書

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令和3年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:江間 治人 議員
質疑・質問日:03/09/2021
会派名:自民改革会議


○江間委員
 それでは、一括質問方式で1問、少年非行防止に関係した薬物事犯について質問させてもらいたいと思います。
 公安委員会所管事項等説明資料の資料3に、年々少年の非行件数が減っており少年非行防止対策の成果が出ているとありますが、一方で資料6の薬物事犯につきましては大麻の検挙件数が16件増加しております。
 去年の新聞記事にも未成年者の大麻の摘発事案が幾つかありました。少年非行全体としては減っていますけれども、薬物における少年の関わりが非常に懸念されるところであります。大麻に関わる10代から20代前半ぐらいの年代の若者が占める割合についてと、近年の推移があれば教えていただきたいと思います。
 それから、若者たちに何で大麻が広がってしまうのか。流通しやすいのか、あるいは若者の生活ストレスの中にそういうものが入り込んでしまうのか、いろんな理由があると思いますが分かる範囲で教えていただければと思います。
 3つ目ですが、大麻が法に触れるものであると若者がしっかり認識しているかどうかがすごく心配でありまして、これは教育委員会や学校とも関わってくることなのかもしれませんが、防止に取り組むための広報や教育支援の活動をやっているとこがありましたらぜひ教えていただきたいと思います。以上3点です。

○三原少年課長
 まず、1点目の若者の大麻事犯の割合と近年の推移についてお答えいたします。
 令和2年中の薬物事犯検挙人員は382人です。このうち大麻事犯の検挙人は163人で過去5年間で最多となっております。このうちの10代、20代の若者の割合は約7割で検挙人員は、やはり5年前の約4倍となっており、大変増加している傾向が見られます。
 続きまして、若者が大麻に手を染めてしまう理由についてお答えいたします。
 大麻事犯の検挙人員の多い理由につきましては、まずインターネット上で大麻の有害性を否定する情報ですとか、合法な国があるとか、依存性が弱いといった大麻についての誤った認識が散乱していることがまず1点ございます。
 2点目は、SNSを通じて安易に大麻が入手できる環境があることが挙げられます。
 3点目は、たばこ感覚で手軽に使用できるため若者の大麻に対しての警戒心、抵抗感が希薄になっていることが理由に挙げられると思われます。
 最後に、関係機関との連携についてお答えします。
 教育委員会や学校と連携した乱用防止対策につきましては、県の薬事課、県の教育委員会と連携して小中高校において薬物乱用防止教室を開催しております。教室ではスクールサポーターをはじめ警察職員が薬剤師と一緒になって薬物乱用の害悪、危険性など、また薬物事犯で検挙された少年の処分などについて具体例を挙げながら直接児童生徒に啓発を行っております。
 このほか、薬剤師会などが独自でやっております薬物乱用防止講座も開催しております。

○江間委員
 覚醒剤やらいろいろありますが、やはりこの大麻に対する認識がまだまだ甘い、緩いというか、若者がそういう認識になってしまっているとインターネットの中で見受けられました。
 流通に関しては、記事を見ますと密売グループがあって――これは前半グループの管轄ではないかもしれませんが――そこでお金を稼げる、小遣い稼ぎができるみたいな流通経路がある感じも見受けられましたので、特に少年等に対しては意識啓発をしっかりこれからもやっていただきたいなと思います。以上です。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp