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委員会会議録

質問文書

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平成23年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:込山 正秀 議員
質疑・質問日:03/03/2011
会派名:自民改革会議


○込山委員
 防災通信ネットワークについて、お伺いをいたしたいと思います。これにつきましては、12月の委員会でるる御説明いただいたわけでありますが、確認ということで質問させていただきたいと思います。
 12月のときに県と共同整備の協議をしている市町が13市町と、こういう御説明ございました。その協議の状況と、あわせて13市町以外の市町との協議はあったのかどうかですね。
 それと、この間もお聞きしたんですが、小山町に中継基地ができるんですね。できるにもかかわらず小山町がこの協議の中に入ってないと、こういうことのようでございましたが、その後どうなっているか、この点をひとつ確認をさせてください。

 あと主要事業の概要でありますが、この1ページに県有建築物の耐震化の推進ということで提示されておりますが、この耐震化も平成23年度見込みで99.3%と、このような数字が出ておりますが、いつこれが100%になるのかですね。
 それと、平成23年度の見込みで結構でございますが、今までどのくらいの事業費が投下されているのかということと、あわせて100%の時点でどのぐらいの事業費が投下されるのか、この点をお伺いをしたいと思います。

 それと、今まで昭和50年代の後半からですか、県として地震対策に対しては取り組んできたわけでありますが、相当の額のお金が投資されていると。1兆5000億円だか2兆円だか知りませんけど、概算で結構でございますが、どのぐらいのお金が今まで投下されているのかなと、この辺を確認をさせていただきたいと思います。

 最後に小山町の関係でございますが、いろいろお世話になりまして、局地激甚災害に指定になるようなことでございます。本当にありがとうございました。これで小山町の財政も大変助かるかなと、安心をしております。小山町では過去3回ほど大きな災害を経験をしております。自衛隊富士学校の教導団の団長が、当時役場の改築をやっておりまして、改築している隣の学校に陣取って、陣頭指揮をして災害復旧をしていただいたと、こんな光景も今思い起こしているわけでありますが、今回もいろいろお世話になってきたわけであります。
 この災害の原因ですね。山腹が崩壊をして土砂流、それにあわせて立木が流れて、せきとめたりして水があふれたり、また護岸の裏側に回って護岸を崩壊させたりと、こういうことが大きな要因になっているなと、こんなことを目の当たりにしてきました。今回の災害の中で特筆できるのは、何カ所か山腹から水が吹いて出ているんですね。何とかという横文字で、ちょっと今忘れましたけど、何カ所か全く沢じゃなくて山腹の、腹から吹き出して、そこが大きくえぐれて土砂が崩壊したと。こういう形で、結局立木が一緒に下に流れてきたと。こんな光景を目の当たりにしました。ということは、森林の整備をやってないんですね。終戦後植林をして、今35年以上人工林96%というデータが出ておりますが、山林の手入れをしてない。皆さん方の部署とは森林整備は全く違いますが、この災害の原因を突き詰めると、やっぱり森林整備が必要かなとこんな思いをして、今回災害のいろいろ自分なりに整理をしてまいりました。
 そこで災害に対して、危機管理部ということでありますので、この土木関係、また治山関係、別々の形で、当然今回もいろいろやっていただいておりますが、横ぐしを刺して、ひとつ山の整備を含めての災害対策も必要かなと、こんな思いをいたしております。どういう形で皆さんがかかわることができるかわかりませんが、見ていると縦割りで本当に土木は土木、土木でも川屋は川屋、砂防は砂防。農林関係も治山関係、林道関係、これもうやっているのはみんな別個なんですね、調査もですね。こんなこと見て、何か無駄もあったように見えましたので、何かこのひとつ災害に対して危機管理部が中心になって、今申し上げたような形で、森林整備を含めた対応も一考願いたいと。これについては、部長のお考えをお伺いしたいと思います。以上です。

○小林危機管理監兼危機管理部長
 それでは私のほうから、込山先生から最後にお話をいただきました、横ぐしを刺した災害対策の必要がある。まさに私自身も、常日ごろから非常に感じているところです。危機管理監になって2年、危機管理局ができて本格的に、ある意味で横ぐしを刺す作業が始まったと私は思っています。
 危機管理監にしていただくことによって、ある程度私にそういった権限も含めて付与されましたが、なかなか一朝一夕に職員の意識が変わっていくものではありません。一番最初、危機管理局になって直面したのが、実は新型インフルエンザ。まず本格的に他部局とかかわってやる初めての事案でした。確かに最初ぎくしゃくしましたが、その後半年以上にわたって対策本部ができたこともありまして、その中でお互いの役割というものがだんだん整理されてきました。そういった意味では、ことしのインフルエンザについても、健康福祉部と非常に円滑に役割分担が進んで、県を挙げてうまく対応できるようなシステムになってきたと。
 今回、鳥インフルエンザがありましたけれども、鳥インフルエンザについても、これはもう最初から経済産業部が非常に協力的で、我々のやる役割と、それから経済産業部が果たすべき役割というのをちゃんと経済産業部のほうが心得てくれてました。それで現地で事態対処をやるのはやはり経済産業部なので、経済産業部がそこに全精力を注ぐという体制が速やかにできてきました。
 そういった意味では、危機管理部の役割と他部局が果たす役割、そこの連携を通しての仕組みというのはだんだんでき上がりつつありますが、交通基盤部との交通整理が、実際問題1番難しいです。それはなぜかというと、交通基盤部は風水害とかそういう災害関係、災害復旧といえば、今まではもう交通基盤部が中心になって自分たちがやると。そういう交通基盤部は交通基盤部なりの役割に対する認識がありますので、我々とそこら辺の役割分担をもうちょっと時間をかけて確認し合う。そのためには、今回の小山町のケースもそうですけれども、ある程度ケースを積み重ねていくことによって、お互いの理解が進むんではないかと思っています。なかなか口で言ってもこれは解決できないんで、そういった体験を通して、いい形に持っていければいいのかなと思っています。
 絶えずそういう認識を持って、少しでもそういう横ぐしを通して、県庁全体が力を合わせてそういった危機管理事案に対処できる体制を。本当の意味で危機管理部を設置した目的はそこにありますので、ぜひ危機管理監として、そういった目的が果たせる組織になるように、これからも努めてまいりますので、委員の先生方の御協力も、ぜひそういった面で。
 ですから、込山先生みたいな形で見ていただいていると非常にありがたいと思っていますので、これからもまた、県議会議員やめられた後も引き続き応援をいただければと思っていますので、よろしくお願いします。

○野村防災通信課長
 小山中継所に関して、御説明させていただきます。
 現在、小山町と県との間は御殿場市にあります中継所を通しまして、固定の無線がつながっているわけでございますけれども、今度60メガヘルツ帯から260メガヘルツ帯のデジタルにするということで電波の調査をしましたところ、小山町は御存じのように役場のところはくぼ地になっているものですから、どうも電波が届きにくいということで、新たに小山町の中継所をつくって、そこで地上の無線回線を結ぶ、そういうことで考えております。
 万が一、今後小山町が共同利用をするという場合には、その中継所も活用できるんではないかと、そういうふうに考えております。以上であります。

○近藤危機情報課長
 公共建築物の耐震化につきまして、お答えいたします。
 まず、県がこれまで耐震化に要して投入した金額でございますが、平成17年度から21年度にかけまして約270億円を投入をしております。
 それから、99.3%の耐震化進捗率が、いつ100%になるのかという御質問でございます。公共建築物のうち多数の方が利用する建築物をT類と言っております。多数の者が利用する附属施設をU類と言っております。このT類につきましては、あと残る施設が2施設となっております。
 それぞれの事情がございますけれども、個別の話になりますが、草薙総合運動場につきましては平成26年度くらいにという話でございます。森警察署につきましては、袋井警察署に統合されて、分署になるということで、まだその方針については検討中ということでお聞きをしています。U類の18施設につきましては、建てかえの検討をしているもの、それから近い将来取り壊しを予定しているものと、こういう施設でございまして、なるべく早い時期に耐震化をということで、引き続き努めるようやっております。以上です。

○池田危機政策課長
 これまでの地震対策への投資額でございますけれども、地震財特法――地震防災対策強化地域における地震対策緊急整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律――に基づきます地震対策緊急整備事業、それから地震防災対策特別措置法――地防法に基づく地震防災緊急事業、それから県の単独事業、この3つを昭和54年以降合計いたしますと平成21年度末で1兆9844億円という数字になります。22年度につきましてはまだ数字出ておりませんけれども、約2兆円ということになります。以上です。

○込山委員
 16年間の最後の発言であります。いろいろお世話になりました。
 どうなるかわかりませんけれども、希望がかなってまた皆さん方とおつき合いする機会が出てきたら、よろしく御指導のほどお願いいたします。終わります。

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