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委員会会議録

質問文書

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平成28年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 貴史 議員
質疑・質問日:10/25/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○山本委員
 1点、一問一答方式でお願いいたします。
 静岡県歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書の15ページ、16ページに財産管理等について意見が出されております。
 16ページの後段に指摘されておりまして、財産管理に係る事務につきまして財産台帳の紛失や台帳価格改定の未実施、記載漏れ、記載誤り、報告書の未提出、郵券等の不適切な管理など事務処理上の不適切な事例が散見されているとあります。県有財産は県民の財産であるという意識を持って適切な管理に努められたいという指摘がされておりますが、平成27年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書の62ページですね。この指摘に対して、改善等で未利用財産の処分については云々ございますが、この指摘に対する事務処理的な改善について触れられておりませんけれども、こうした状況についての御意見と今後の対策につきまして教えていただきたいと思います。

○杉山管財課長
 ただいまの御指摘についてでございます。
 私ども管財課では、財産調査といいまして財産の事務指導で出先機関を回っております。監査委員の指摘にございます財産管理にかかわる事務についてでございますけれども、それと重なることを知事部局の管財担当としてやっていく部分がございます。
 その中で、監査委員の指摘とは見方が違ったり、あるいは対象が年によってずれることがございますので違う部分がございますけれども、主に私どもが過去に指摘してきたものはやはり財産でございますので、計数管理をきちっとやっております。台帳に記していくと。財産台帳が固定資産台帳になっていくわけなんですけれども、それを整理する点で、現場に行って測量図、登記簿、財産台帳がきちんと整合しているかどうかを確認したり、あるいは境界で土地が不法に占拠されていないかどうか、越境しているものがないかの確認を主に行っております。
 そうした中で、年々指摘して是正されるものですから数は徐々に減ってきている状況がございます。どうしても数が減らないものが1点ございまして、これは財産の使用料、貸付料の計算が非常に複雑になっておりまして、間違いが過去ずっと減っていない状況がございます。
 これについては、せんだって私どもは新しい専用のマニュアル、フローチャート式で最初からイエス、ノーで答えていけば誰でも最後までたどりつくものをつくりました。転勤があって初めて経験して、そこの職場で1人でスタートする人でも理解できるものを作成したところでございます。
 あわせて、監査委員から指摘がございますようにもろもろの誤り、あるいはそういったものへの対応に関しましては、特に今回ここに記載されている台帳の紛失や台帳価格改定の未実施等がございますけれども、台帳は電算なので紛失しませんので台帳の紛失というよりも関係書類の紛失だと思うんですけれども、そうしたものは初期の対応が大事でございます。
 例えば、市町から譲っていただいた財産、新しく購入した財産については新規財産の管理者が定まるものですから、直ちに指導に行って、そこでこの図面とこの登記簿と台帳は1つにセットしてきっちり保管するようにと。あとは周りの状況をしっかり確認して境界のくいは写真に撮っておきましょうと指導を徹底して今後のへんてこな財産の異動がないように注意しております。
 また、研修会なども開いておりまして、職員はなれない仕事をするものですから、会計と違って財産事務は年に一、二回しか作業がないものですから、間違いがないように注意しているところでございます。

○山本委員
 ありがとうございました。
 財産台帳の紛失は表現の仕方が違うということですけれども、こういう表現がありますと紛失はかなり大ごとな話になります。公的な書類に出すときには、これは事実がわかりませんが電算であるので紛失しようがないというお話でしたけれども、まずこうした表記が適切かどうかもございます。ただ見ていまして、また今説明を受けますと、若干システム的というか構造的に非常にミスが生じやすいこともちょっとニュアンス的に受け取りました。
 最大限注意していくと言っていても、減っていくという表現をされましたけれども、ゼロにすることには何か難しさがある感じがいたしました。やはりここにも指摘されておりますように県民の財産であることと、非常にこうした部分での数字は正確性を求められると単純に思いますので、意見としてはこちらにもございますけれども、ミスゼロを目指してぜひお願いいたしたいと思います。

 もう1点、別件で意見だけ述べさせていただきます。
 先ほどから出ておりましたけれども、滞納の問題です。
 個人県民税の滞納の問題が出ておりました。私の意見として述べさせていただきますけれども、いろいろな形で滞納整理に取り組まれているのはわかりますが、やはりこれから格差社会、貧困の問題、あるいは生活困窮者等がふえてきますと、どうしても滞納しているところへの徴収にだけ担当の皆さんは行くわけですが、当然のことながら社会情勢等を見ていきますと、滞納している方々の予備軍に対する対応であるとか、生活困窮者対策あるいは自立支援も全てセットにして、これからの時代は考えていかなければならないのかなと痛切に感じております。
 したがいまして、こうした件につきましては数字だけを追っていくのではなくて、やはり社会的な背景とかこれからのいろいろな生活スタイル等を見て、全庁的に総合的な形で取り組んでいただきますよう意見を述べさせていただいて、私からの質問を終わらせていただきます。

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