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委員会会議録

質問文書

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平成22年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:鈴木 洋佑 議員
質疑・質問日:11/08/2010
会派名:自由民主党県議団


○鈴木(洋)委員
 質問というよりも、ちょっと考え方を聞いてみたいなと思います。10番委員さん、13番委員さんから大変すばらしい御意見があったなと私は考えております。
いずれにしても、この発生原因の中に、財務規則等の遵守意識が希薄であったとか、物品の管理体制や内部牽制機能に関する問題、それから職員の認識不足とこういうようなことが出ております。
ちょっとお聞きしたいんですけども、いろいろ全庁検査から、きょうの報告からお聞きをしていまして、特に需用費の問題なんかで感じるんですけども、実態と制度、今こういう会計制度でやっているんですけども、この間に何らかの乖離がなかったのかなと、こんな思いがあるんですね。要は、例えばこの仕事をやっていてすぐこれが欲しい、あるいはすぐこういうことをやらなきゃいけない。こういうときに、この制度の中でいくと、やっぱり後から金払うだとか、先にちょっと払っておかなきゃいかんだとか、こういうことがあったのではないかなと、これ皆さんの心の中を推しはかりそんたくするわけですけども。だから、この辺のところをお聞きしたいなと思っています。
 それから、その大前提には地方公務員も含めて、国の皆さんも全部公務員と名のつく方は皆さんそうなんでしょうけれども、言ってみれば国民――県民も市民もそうなんですけども――の皆さん方からちょうだいをする税金の中で行政運営をするわけですよね。言ってみれば大変貴重な税金をお使いになる。しかも一番効率的な方法をお考えになって事業を実施するわけですよね。そういう部分では公務員の皆さんというのは――ちょっとそぐわないかもしれませんけども、平成8年と13年のときも、意見を言わせてもらったことあるんですけども――金を使うプロフェッショナルなんですよね、公務員の皆さんは、と私は認識しています。だから、こういうような財務規則等の遵守意識が希薄であったとかっていうことはちょっとお恥ずかしい限りなんですよね、実をいうと。
 ですから、これをやっぱり現実の姿にできるだけ近くしたいなという考え方に立脚していきますと、どうも今の制度と実態とが――何か乖離しているって私表現しましたけども――何かちょっと違うんではないかなと、それが今日の全庁検査で上がっている問題にもそんなところを感じるんですけども。
今、2番委員から企業会計の話もちょっと出ました。複式簿記の問題なんかもありますけども、これでやっても解決できない部分があるんですね。例えば、未収金であったり、前渡金であったり、そんな会計処理、これがちょっと難しいんですよね、このままでいきますと。だから、その辺のところをぜひ金遣いのプロフェッショナルの公務員の皆さんにちょっとお聞きしたいなと、こんな思いがありまして、あえて質問をさせていただきました。

○丸山経営管理部長
 お金を使うプロと言われると、ちょっと本当に身の縮むような思いをするわけですけども、でも確かにこれだけの大きい組織で、しかも相当の金額を執行しているということでいえば、まさにプロであらねばいけないというふうに、確かに思います。
 それで、委員御指摘のとおり、いわゆる制度と実態との間に乖離があるんではないかということについては、本当に余り言いますと、言いわけっぽくなってしまうんですが、確かに日々、いろんな仕事をやっている中で、会計処理を今の規則に定められたとおりきちんとやるとなると、相当、注意力を必要とするというのを、私も若いころそういう仕事をいろいろやってきたときにやはり感じておりました。とにかく1日、その処理がずれると、結果としてはアウトなんですね。そういう状況でございますので、極端な話それが終わらない限り、その日は帰っちゃいかんというようなことに本当はなろうかと思います。ただそれが全くできないかというと、きちんとやっているところもあるということからすると、なかなかそこのところも言いわけっぽくなってしまいます。
 いずれにしても、ただ一番多いケースとしては、やはりその日処理せずにためておいて、後でまとめて処理するといったときに、一番何が起こるかというと、業者のほうは業者のほうで、もういわゆる納品等独自に動いているわけですね。そこのところで多分ずれが出てきてしまうということが一番簡単な例というふうに思うわけです。ですから、そこのところを何とか食いとめるためには、まず何かを発注したときに、実はワンペーパー、その物品をこれこれこういうふうに取得しますという意思を決定の書類だけはぱっと回すという作業をしてそれが決裁という形までいけば、電話で発注をしていいということになるものですから、そこのところが何かきちんとできないかなと考えています。
 もしそれが、やはりどうしても今の状況の中で難しいと、さっき私が言ったようなことがあるとすると、運用の中である程度許容されるような仕組みがもし見出せれば、そういうこともある程度は執行していかなきゃいかんかなというふうに思っています。
 ただ、我々の前にいろんな県でもってこういうことが表に出て対策を講じているんですけども、今のところ聞いている限りでは、なかなかそういうところまで話がいっていないということでございますので、やはり壁があるんだろうなというふうに認識をしています。
それは今後の検討課題というふうに考えていますが、いずれにしても、最低限ここの処理だけはもう発注のときにはやっておこうねということは、やっぱりこれから徹底していきたいと思っています。結局、それがどの程度末端の職員、若い職員に負担になるかということについて、十分見きわめた上で、またそれに対してどういう手が打てるかということも十分見きわめた上で、対策につなげていきたいと考えております。
先ほど財政課長が答弁したような形で進めておりますので、その結果を待ってコンプライアンス委員会に諮って、また県議会議員の皆様に御報告したいというふうに思っています。以上です。

○鈴木(洋)委員
 ありがとうございます。そのようにぜひ頑張ってもらいたいなと思っています。
 それから、先ほど10番委員さんから職員のやる気をなくす、あるいはちょっと身が縮まるような行動をとらざるを得なくなるんじゃないか、それが一番懸念されるよという御意見がありました。全くそのとおりでありまして、これを突き詰めて、余り――これを私、是認するわけじゃないんですけども、会計処理が仕事じゃないんですね――やっぱり事業執行に滞りが生じてはいけないと思っています、まずは。
要は仕事をすることが、この行政運営の中で、一番効率的な完成を見なきゃいかんと思っていますのでね。だからそれがおろそかにならないように――気をつけなきゃいけないことは当然のことなんですけども――ぜひその辺のところにお心遣いをいただいて、頑張ってもらいたいなと、こんなふうに思っております。以上です。

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