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委員会会議録

質問文書

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平成23年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:橋本 一実 議員
質疑・質問日:12/15/2011
会派名:民主党・ふじのくに県議団


○橋本委員
 総務委員会の説明資料の21ページの静岡県汎用電子申請システムについて、お尋ねをしたいと思います。まずクラウド化ということで、以前にも質問させていただいて、こういう取り組みを推進するべきということを御提言をさせていただいて、もう既に研究中ということでしたので、早速こういう取り組みで経費節減が可能になったことは非常にうれしいことだなと思います。これに関連して、過日衆議院のパソコンの関係でサイバー攻撃を受けました。こういう対策は、本県がどうなっているのか、まず先にそれを1点お聞きしたい。

 このクラウド化について、民間の企業ということなんですけれども、企業自体は公開されていないような感じがするんです。これは非公開なのかどうか。ちょっとそこをお聞かせいただきたい。

 そして、一部で携帯電話でも申請が可能になるというシステムということも報道等で記されていたんですけれども、それがいつごろ可能になるのかも教えていただきたいと思います。とりあえずそれだけ教えてください。

○海野電子県庁課長
 まず、汎用電子申請システムの関係で、まず衆議院等で話題になりましたサイバー攻撃の関係ですが、これは汎用電子申請システムということではなくて、県で今使っているシステムに対しましては、基本的に外部のネットワークとつながっていません。内部ネットワークですので、そういった意味で、一部メール等の例外はございますけれども、そこには対策をしてございますので、そういった意味では、サイバー攻撃を直接受けるという状況にはなっておりません。
 次に、クラウド化をした新しい汎用電子申請システムでございますけれども、こちらにつきましては、民間のサービスでございますので、サイバー攻撃もあります。御質問の趣旨にはなかったかもしれませんが、実際に、先月新聞に載っておりましたけれども、サイバー攻撃がここの委託先の会社にございまして、夜間一時的にシステムが夜の7時過ぎから朝の3時ごろまでとまっていたという事実がございました。そういった意味では、当然、県が使うシステムであっても攻撃の的にはなるということでございます。ただ、今回は夜間で申請手続の件数が非常に少ない時間でございましたので、具体的に業務への影響はございませんでした。

 次に、携帯電話での汎用電子申請システムに関する利用につきましては、既にそういったシステム的な機能は準備されております。特に、簡易申請、イベントなどへの参加申し込みというような簡易な申請の部分につきましては、この携帯電話からの利用というものが役に立っていくのかなと思っております。いろんなイベントというのは、その時々において開催しますので、その時期になれば、恐らく携帯からの申請ができるような形になるというように考えております。システム的な準備はできています。

 非公開、公開の件でしたが、委託先の企業は、国内の大手の富士通株式会社になっております。

○橋本委員
 ありがとうございます。
 そうしましたら、夜間のセキュリティーの問題は、そのときは大きな問題にはならなかったということですが、今後の昼間等のセキュリティーの問題というか、信頼性の問題というのか、その辺はどう解決されているのか再度お聞かせいただきたい。

 富士通の選定というのは、どういう経緯でされたのか。そこをちょっとお聞かせいただけますか。

○海野電子県庁課長
 まず、今回サイバー攻撃があったわけですけれども、それについての対策でございます。基本的にサイバー攻撃といわれるものは、時々新聞をにぎわすわけですけれども、非常に意図的にアクセスを集中させる。要するに、そこの電子申請なら電子申請のサイトにたくさんの接続の要求が来るということを意図的にやるものでございますので、それを排除することは論理的に無理なことでございます。実際の利用者が大勢いるケースもございますし、そうではなくて意図的に攻撃をしかける場合もございますので、物理的な対策はほとんど無理だと。よってそういったことがあった場合に、どのように業務を、利用者の安全を守るか、その業務受け付けそのものを代替の手段等でやっていくか、そういうようなことを、そういった部分をしっかり対策を立てなければならないというように考えております。またそういうような事例、実際に攻撃が発生した場合に、どのような形で、緊急時の連絡をお互いにとるか。そういったものについて今回の問題を経験として、その体制を今組んでいるところでございます。

 もう1点でございますが、こちらの事業者を採用した経緯につきましては、当然、入札というような形式かどうかという御質問だと思いますけれども、企画提案方式という形で、複数の会社に県が求める機能を提示していただいて、もっとも県が利用するのに適当であろうというようなシステムの審査委員会を開いて審査をして、評価をして、それによって適正なシステムを選定したというような方式で契約をしております。以上でございます。

○橋本委員
 ありがとうございます。
 ちょっと心配なのは、これから対策をとるということなので、その対策が万全になるまでは心配があるということになります。そこについては、業者さんと今、その対策を打ち立てるという話なんですけど、大丈夫なんですか。ちょっと心配だなと思うのが1点。

 それと、ちょっと話が変わって、クラウド化で今後、これは5年間の旧システムを更新するという、そういった形ですけれども、県庁内でクラウド化によって、経費節減ができるものというのは、ほかにもたくさんあるんじゃないかなという期待があるんです。その辺の見込みをちょっと教えていただけたらと思います。

○海野電子県庁課長
 ただいまのサイバー攻撃への対策ですけれども、具体的には委託の事業者のほうで、システム的にある程度のアクセス数があってもダウンしないようにするとか、もしくは今回は攻撃を仕掛けた相手は当事者ではなくて、なりすまして人のメールアドレスといいますか、他人の名前を使って攻撃を仕掛けてきたというような仕組みがございましたので、なかなか難しい部分はありますが、攻撃を仕掛けた特定の相手というのが、目視によって、もしくは件数等を見て確認できております。そこの部分だけは排除するという細かな、かなり技術的な話になってしまうんですが、そういった仕掛けで対策は既にしております。もしくは、システムを二重化しておくとか。いろんな技術的なところはやってはおるんですが、やはりこういったものに関しては、イタチごっこといいますか、新たな手口が出てまいりますので、常に継続して対策を技術的にも業務の運用体制においてもやっていくしかないと考えております。

 もう1点でございますが、こういったクラウド化による経費の削減ということでございますが、まだクラウドというものは、世間でかなり大きな話で、あちらでもこちらでもやっているかのように報道されている部分が多いんですけれども、まだこの技術、サービスというものは、ここ一、二年出始めのところでございますので、県においても内部業務もしくは県民向けのサービスでいろんなシステムがございますので、その全体について現在検証をしております。現在193の業務系のシステムがございますが、それ全体について、現在そういったものがクラウド化に合うか合わないか。もしくは合うものについて効果があるかどうかという検証作業をしている最中でございます。来年度以降、また具体的な計画をつくって、クラウド化に合うものについてはクラウド化を進めていくというように考えております。以上でございます。

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