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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年2月定例会企画空港委員会 質疑・質問
質疑・質問者:阿部 時久 議員
質疑・質問日:03/03/2009
会派名:公明党静岡県議団


○阿部(時)委員
 4点、先ほど浜松モザイカルチャーは、今5番委員から出てましたので割愛します。
 初めに、20年度関係の66号議案についてちょっと伺います。項目だけ先に言っときますかね、その後が21年度関係で22ページ――議案に沿ってちょっと変わってきますけども――これ(2)の東静岡駅南口県有地の埋蔵文化財調査ですね、その次の3点目が23ページの(7)の上海万博の出展の関係、次に25ページの(ウ)統計利用の関係でちょっと伺います。
 それでは、順に従って質問していきます。
 まずこの66号議案、これ国の2次補正ということで、昨年の10月以降云々ということで委員会説明資料に記載がされて、10月31日以降に実施される事業と。それで21年度分が今回基金として8.4億円、これ基金を21年度分にしているわけですけれども、この20年10月31日以降の、いわゆる20年度分の事業の全体のことで結構ですので、それなりに進捗してると思うんです。企画部ですから現業の部分じゃないと思いますけども、その辺の状況をつかんでいれば教えていただきたいと思います。
 それで、私これ見ますとね、地域活性化及び生活対策っていうことでの交付金になってるわけですよね。それで活字だけ見ると、何となく地域活性化が非常に多くて、生活対策っていうのが薄いんじゃないかなっていうふうに思ってるんですよ。それで、21年度も8.4億円の基金の中で、さらにこういった生活対策という部分を見た場合、県で見た部分と市町で見た部分、やはり生活対策になると、やっぱり市か町かなって気がします。そういった意味で、県としてその辺の割り振りというんですかね、20年度のことを含めて21年度のもくろみはどんな感じか、その辺ちょっと教えていただきたいと思います。

 次に、21年度議案の東静岡の調査事業、22ページですね。これ前年度2億500万円かけて、いわゆる埋蔵文化財調査がされてきて、さらに21年度も3700万円かけるわけで、そろそろ終わるのかなと思うんです。
 私これ見てまして、直接このことと若干違うかもわかりませんけども、何億っていう費用をかけて文化財の調査を行い――私も行きましたけれども――その大変な作業をしながら県立美術館の近くの場所に現在も文化財を保管している。これだけ非常にお金をかけながらずっとやってきて、そういった埋蔵文化財に対する県としてのね――博物館とかいろいろ言われてますけども――やはり県税をそれだけ投入していった中身を県民にお見せするというか、そういったこともしっかりやっていかんといかんなっていうのを逆に思ったんです。
 それで、ここであえて博物館のことをお聞きするわけじゃないんですが、これだけの費用をかけて、どれだけの物が出るかわかりませんけども、その出土品の保管状況、そういったとこを見ますとね、今の状況でいいのかどうか、企画部で見たときに。その辺をちょっとお答えいただきたいと思います。

 次に、23ページの上海万博、さっきの浜松モザイカルチャーと同じような形でちょっとお聞きしますけども、22年5月から開催されるということで4億7000万円。この出展内容の説明をちょっとしていただきたいと思います。

 最後ですけれども、統計調査の関係で25ページ。毎年毎年いろんな統計を国の調査も含めて県が対応して、現場ではそういった調査員の方の確保とか、特にこの利用事業の中で統計調査員確保対策事業と出てます。これの現状をまず教えていただきたいと思います。以上が質問であります。

○橋本調整室長(少子化対策担当)
 66号議案の地域活性化及び生活対策基金の関係でございます。
 20年度の事業の内容、進捗状況といいますか、そういった点でございますけども、基本的にこの委員会の資料にもございますように、20年度分の事業といたしましては、道路、河川、砂防等の維持修繕を行うということで、これは補正予算が成立してから執行するということです。それ以外のものにつきましても、基本的には3月ぐらいを目途として事業を実施しております。
 ただし、維持修繕系になりますと、なかなか年度内に完了というわけにいきませんので、一応繰り越しも制度上認められておりますので、そういった形で対応していくこととしております。
 それから21年度ですが、名称上生活対策という形にはなっておりますけども、やはりこれも同じく委員会の資料にございますように内容を見ていただきますと、産業振興といいますか産業競争力の強化みたいな意味合いで、観光交流を活性化したり、あるいは試験研究機関の強化、備品等の購入による研究機能の強化等、産業技術力の強化とか、それから、いつでもこれは求められる話ですけども、防災対策の強化みたいな点に基本的に重点を置いております。
 そういう意味では、ダイレクトに生活支援という意味合いっていうのは少し薄いんじゃないかなという気はしておりますけども、こういった産業振興を行って、ひいては民生の安定にもつなげていきたいというような趣旨でございます。

 それから、上海万博の出展の内容についてでございますけども、上海万博につきましては、本県は日本産業館のほうに出展するわけでございますけども、館内に入館待機所というのがございまして、その入館待機所におきまして――ここはどなたも全員通りますので――そこで県内の観光資源とか、富士山静岡空港などを紹介する映像展示を行いまして、静岡県のPRを積極的にしていきたいというふうに考えております。以上です。

○伊藤総合計画室長
 東静岡駅の埋蔵文化財調査の関係でございます。
 昨年度、今年度と発掘調査をしてまいりました。財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所に委託して実施しているわけですけれども、委員から御指摘のありましたように、県民に知らしめるというようなことが必要だということで、現地説明会等も開きまして、発掘された状況等について現地、またはいわゆる冊子のようなものでお知らせしております。ここの場所では、いわゆる水田の跡――遺構がかなり良好な形で埋蔵されておりますので、そういった写真等も公にしているところでございます。
 それと、来年度でございますけれども3,100点ほどの田下駄、それとか土器等がここの現地のほうから出土しております。そういった物について腐らないように保存処理をする。また発掘された状況等について、記録書としてまとめていくというような状況になります。
 そういった保存された物の、県民への周知というような観点も確かに必要かと思います。教育委員会、また文化財研究所のほうで管理をしている状況もございますので、そちらとちょっと状況を確認しながら、そういった御意見があったことも含めまして伝えてまいりたいと考えております。以上です。

○大石統計利用室長
 調査員の確保対策につきましては、県と市町、それから県の統計協会――県民手帳を発行している団体です――その三者で国の費用と県の費用等を使いまして、調査員の確保、それから資質の向上、安全対策、そういうものを中心に行っております。あと調査員の表彰も行っております。その結果、国の登録基準に比べまして静岡県の場合は確保率が111%という形になって、この成果が出ているというふうに感じております。
 ただ、現在調査員の平均年齢が上がっているという問題もありまして、新しい若い人を確保したいということで、市町とも連携しまして、市町の広報紙とかホームページで新たな調査員を確保するという努力をしておるところでございます。

○阿部(時)委員
 66号議案、もうこれ以上こだわるわけじゃないですけれども、さっき説明いただいたように地域活性化、県という中で見ると、そういった部分に行くのかなという気がしたんですね。それで、やっぱり生活対策というもので見た場合の県のとるべき施策というかそういったものが、今室長に御説明いただいて、これは所管室の部分というか、状況はいろいろあると思うんですけども、やはり地域活性化及び生活対策ということで、それがはっきりした項目として出てるわけですので。
 私がこれを質問したのは、やはり県民が見たときに、地域活性っていう部分に非常にシフトされてるんじゃないかなという見方をする人もいるんですね。ですから、これが生活対策であるということをしっかり言えるような事業へ目を向けさせるというか、そういったものをできるだけ企画部の段階で所管室に落とすというか、そういったことが私は必要だと思います。我々としては、そういった部分でこの2次補正が来たという認識を持って今まで来ていました。
 したがって、今この説明資料にあるとおり、これを進めれば結果的に生活支援に結びついてくと、今室長も言っていただいてるわけですので、表面の言葉の問題じゃないんですけども、やはり市町でいくと生活支援というイメージが強いですね。ですから県の事業として見たときに、そういったものがじゃあどこに当たるのかということを、私はもう少しシフトしていただきたいという気がしたもんですから、今あえて質問させていただきました。室長のお答えがそういった方向に結びついてくると言っていただいているわけですから、それに期待していくしかないと思います。そんなことで21年度の県としての事業、その部分についても、しっかりそういった取り組みでしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 次に、東静岡駅の県有地の調査については、いろいろと取り組みをされてきたと。それで、いろんなチラシも出されて、現地見学っていうんですかね。先ほど博物館ということを言ったんですけども、所管として携わってる方から見たときに、事業をずっとやってきて、結果的にそこに埋まっていた物、またそういった時代の物、それらを何らかの形でっていう気持ちはあると思うんですよね。逆に言うと、今室長としてそういった意識を持ってるかどうか、その辺を私はちょっと聞きたかったものですから、この博物館についての御意見を聞かせていただきたいと思います。

 上海万博については、この4700万円ですか、映像ということでして、これは期待しているしかないと思うんですけど、これは日本から行っていろいろとやるというよりも、向こうの業者を使ってということになろうかと思うんですけれども、その辺ぜひとも今回の空港を含めて、静岡県が非常に表に出てくるような内容にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 最後に統計利用事業ですけども、確保率111%と聞いて、数字的にこんなにいいんですね。かつてこういったいろんな調査、特に5年に1回の国勢調査では、あのとき私の住んでる地域では調査員が非常に少なかったんですね。だから111%と聞いたときに、押しなべてという部分で、それで高齢だと。
 こんな話してちょっと余談になっちゃうんですけども、ある調査員が、隣の家を通って本来の調査する家に行ったときに犬にかまれちゃって、よその地所に入ったからそれはだめだということで何も対応できなかったという事故がかつてありましたけどね。それはそれでいいんですけども、隣の家に入って泥棒だと言われながらでも近道して行くというか、調査員の人はそのぐらい苦労してやっておられる。そういう意味で、調査員の待遇、その辺を追加でちょっと伺っておきますけども、日当的なこと、その辺どんな状況か、さらに追加でそこだけ再質問させていただきます。
 それと、さっきの東静岡駅の埋蔵文化財調査に伴ってのこと、この2つお願いします。

○伊熊企画調整局長
 まず最初、地域活性化及び生活対策基金の関係でございまして、どうしても生活対策の部分がちょっと薄いではないかという、そんな御印象だと思います。県としましても、どうしても産業面というところに行ってしまうんですが、生活対策ということで、県民部ではエコカーを普及するような事業を基礎的にやっていこう、あるいは大気汚染の移動測定の整備をしていきたい、厚生部では福祉ロボット、そういったものの普及啓発をしていこうということで、より県民の皆さんに身近なところでやっていきたい事業を取り込んでおりますので、そんな形でやっていきたいと思います。

 あと、東静岡の埋蔵文化財調査に関係した博物館についての考え方でございます。
 現在、来年度の事業でもお願いしております東静岡駅南口の県有地の調査事業の下の(3)に自然学習資料保存関係の事業費ということで、これは埋蔵文化財ということではなくて、収集された自然系のシダとか生物とか、そういうものの保存事業でございます。
 博物館自体については御指摘のとおり、県立の博物館がない唯一の県ということでいろいろ言われてございますが、我々としては博物館という建物自体ということよりも、その機能に着目して、ぜひ県民の皆様に展示して見ていただくというような必要性は考えております。本年度もそのための基礎的な予算もお願いしているところでございますので、そういった面で推進していきたいと思っております。以上でございます。

○中村生活統計室長
 調査員の待遇で報酬の単価ですが、一応日当6,800円と基準はあるんですけども、実は調査によりまして、日当というよりは1回ごとに幾らとなっており、調査の内容で軽いものですと1回1万6000円ぐらいのものから、家計調査のように毎月10日前後、もう少し夜まで動いていただくということになりますと8万円以上のものもございまして、調査によって違うということでございます。

○豊岡委員長
 それでは、ここでしばらく休憩といたします。
 再開は13時30分といたします。

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