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委員会会議録

質問文書

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令和6年2月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小沼 秀朗 議員
質疑・質問日:03/08/2024
会派名:自民改革会議


○小沼委員
 一問一答方式にて幾つか質問させていただきます。
 まず、公務及び政務に関して費用や職員の随行、そして公用車送迎の有無等について伺います。
 知事の議長就任祝賀会をはじめとした件は伺いましたが、県議が県政報告会を行った場合に知事の参加は公務扱いになるのか、またそのような事例は過去にあったか伺います。

○川口秘書課長
 基本的には、対象がどのような方か、どういった内容で県政報告を求められているのか、依頼状況に応じて公務か公務外かを判断する考えでおります。
 また、過去に依頼はあったようですが公務で参加した記録は把握してございません。

○小沼委員
 次に、正副議長がお互いの就任祝賀会に出席する場合の取扱いは公務なのか、これに関して職員の随行や送迎等はどうなっているのか伺います。
 また、正副議長は議長交際費を使用して祝賀会に参加できるのかお伺いします。

○川口秘書課長
 正副議長がお互いの祝賀会に出席する際の取扱いは、議会事務局ないしは正副議長の判断によるものだと考えております。
 知事が今回、議長、副議長の就任祝賀会に出席した際は公務として扱っております。したがいまして、昨日も申し上げましたが秘書が随行しておりますし交通費も支給してございます。
 しかしながら、会費につきましては、基本的には収入と支出の差が政治資金になる、公費が政治資金になるパーティーであり県民の皆様方から疑念を抱かれる可能性があるので、今年度につきましては議長、副議長就任祝賀パーティーは自費で対応してございます。

○小沼委員
 監査報告によると規定をまとめていくとのことでしたが、まだ規定が定まってないので答弁もなかなかしにくい印象を受けました。今後、議会側、知事側双方を見ながら併せてお願いしたいと思います。

 第29号議案「静岡県の公文書等の管理に関する条例」についてお伺いさせていただきます。
 静岡県が公文書の管理をどうしていくのか、35市町も大変期待して見ております。私の地元掛川市でも緑地の売買に関する裁判の中で総務部長の判こ、決裁は押されているのですが、そこに至った過程の公文書が残ってないため経緯が分からない事例があります。どこから公文書にするかの判断が大変難しいと思いますが、今の段階でどのようになっているのかお伺いしたいと思います。

○小坂文書課長
 今回の公文書の作成につきましては、国の法律に倣い意思決定に至る過程を合理的に後付け検証できる文書を作成すると提案させていただいていますが、これだけでは分かりにくいので来年度策定する下位の規定である規則、規定において各所属が作成する公文書ファイルの類型や保存年限が統一できるよう具体的に作成する文書の基準を整備して、所属によって作成する文書に違いが出ないように文書課が主体となって調整していこうと考えています。
 公文書の定義につきましても、基本的には県が公務として、組織として共有すべき文書を保存していく定義になっています。

○小沼委員
 先ほど5番委員から、いろいろな業者とのやり取りで許可を出すときなどに警察をいろんなところに配備したほうがいい、抑止力になるとの御意見もありましたが、打合せも公文書に残すことが、そういった面でも使えると思いますので、静岡県があらゆる面でいい方向にいくように期待するところでありますので意見しておきます。

 次に、令和6年度組織定数改編の概要についてお伺いします。
 12月の総務委員会で私から組織の統廃合について質問させていただき、組織の改編における統廃合は慎重にと意見を申し添えました。その際の当局の皆様からの答弁は統合がふさわしいのか別のほうがいいのか丁寧に検討し判断するとのことでした。
 そうした中で、今回の組織定数の改編は本庁における局等が5つの減、課と室については4つの減となりました。6番委員からの質問への答弁にもありましたようにコロナの収束に関連して業務の見直しが多いとの理由は大変理解できますが、一方で業務の内容を統廃合することによって、職員の皆様からストレスがたまる、いろいろな負担がかかるといった声も一部届いております。県の職員として働く皆様の声を吸い上げて、この組織改編において、コロナの見直し、収束で減るところもありますが、アフターコロナの新しい富づくりもこれから必要になってくると思います。
 そうしたことを考えた組織改編となっているのか、令和6年度の組織定数改編に向けて留意した点を12月の委員会での答弁も踏まえてお伺いしたいと思います。

○遠藤人事課長
 課や班の統廃合につきましては、例えば統合する班同士の仕事の内容の親和性を1つ1つ考えて行っています。また統廃合の検討に当たっては各部と丁寧に話をした上で統合するしないの判断をしております。
 職員の負担軽減につきましては、1番委員がおっしゃるとおり新型コロナの関係で一気に定数が減って減員したようには見えますが、一方で災害対応している事務所には増員も図っておりますので、そういった面にも配慮したつもりであります。

○小沼委員
 令和6年度、組織改変してスタートした後も県民の皆様のための組織改編となっているのか、あるいは職員にとってストレスがたまらない明るい前向きな職場となっているのか、職員の皆さんへのヒアリングや丁寧な内部監査の実施を要望いたします。

 最後に、1月4日の知事の動きに関連することについて伺います。
 中部9県1市会議ですが、これは中部9県の知事会の幹事県である三重県から被災地支援会議の開催について連絡等があったと思いますが、経緯が不明なので伺います。
 1月4日の何時何分に、どちらから静岡県のどの部署に対してどのような要請があったのか伺います。

○鈴木知事戦略課長
 1月4日の10時26分、知事会を所管しております知事戦略課と危機政策課に、三重県の担当課から連絡が来ております。

○小沼委員
 10時26分で承知しました。
 10時半に、静岡県庁で危機管理連絡調整会議を開催したと伺っておりますが、この10時30分に行われました危機管理連絡調整会議は知事のほかにどのようなメンバーが参加した会議なのかお答えください。

○西原委員長
 ただいまの件は、他の委員会と所管が重なっている部分もありますので答えられる内容を答えていただいて結構です。

○鈴木知事戦略課長
 10時30分の会議につきましては危機管理部の所管でございまして、恐れ入りますが詳細は承知しておりません。

○西原委員長
 知事が出席したかどうかは分かりますよね。

○鈴木知事戦略課長
 知事は出席していないと承知しております。

○小沼委員
 10時30分とおっしゃいましたが、11時30分に危機管理連絡調整会議が開催されたと承知しています。
 その会議には知事は出席していないとのことですが、知事が一体誰とどのような決め方をして新年の集いに参加することに至ったのか教えてください。

○鈴木知事戦略課長
 当日12時までに出席者の報告を求められておりましたため、知事戦略局で知事に協議いたしました。その場で、危機管理について権限を持っている危機管理監が会議に出席して、知事は当初予定していた新年の集いにそのまま出ることに決まりました。

○小沼委員
 12時までに報告を求められたので、12時前までに知事が新年の集いに参加することを決めて、危機管理部等に、知事戦略課から危機政策課に、本日行われる9県1市の連絡会議は知事の代理として危機管理監に出席してほしいとお願いをしたとのことでよろしいでしょうか。

○鈴木知事戦略課長
 協議の後、危機管理部に確認いたしました。

○小沼委員
 実は1月9日に登庁したとき、知事戦略局の職員が会派の部屋に来ました。9県1市の被災地支援会議を休んで、知事が新年の集いに出ていたことが新聞に載ったと。知事とすれば、この会議や新年の集いの前に馳知事に電話していたのにこのように新聞記事にされてしまいましたと説明に来ました。それを聞いて私は、9県1市の被災地支援会議を静岡県知事だけが休んでしまったことは県民の皆様が知ったら大変残念がると思いますよ、ましてやそれが新年の集いが理由で休んだとなれば本当に静岡県知事は何をやってるんだと思うでしょうと職員に説明しました。
 そして静岡市は、同志が被災地に支援に行ってる中で新年の出初め式すら開催しませんでした。そういったことも御存じないのですかと説明に来た職員に伝えましたところ、そうですかと少し声色が変わったわけでございますが、今回9県1市の被災地支援会議に知事が欠席したことは知事の選択もよくなかった点があると思いますが、やはり知事のそばの皆さんが知事にこういったときはこちらに出たほうがいいのではないですかという意味も込めてスケジュールの提案等をしてほしかったと、私は今でも思っています。

 それでは私が今回2月定例会で質問した内容を振り返りたいと思います。
 知事の政治姿勢についての2問目として、職員から被災地支援会議には危機管理監が出るので賀詞交換会で現状を話してくださいとの助言があったと発言したがこれは事実か、また誰からの助言か、なぜその助言を覆さなかったのですかと質問しましたところ、答弁は、1月25日の定例定例記者会見における発言についてでありますが、これは新年の集いに向かう前に私から職員に対しまして各界の代表の集まる場であるけれども、新年の集いであるからそこで能登空港絡みの話をすることについて少し場違いかという懸念もございますので馳知事との電話の内容あるいは本県の支援状況をその場で報告することについてどう思うかを相談したと記者会見で説明したとの答弁でした。
 ところが、知事は初めから新年の集いに静岡県はこういった支援をしていますと発表するために行くんだ、ウェブ会議は危機管理監に出させるんだと答弁しているわけですよね。知事は初めから静岡県の各界のトップが集まった場で、静岡県は支援していますと伝えるために新年の集いを選択したんだと言っているにもかかわらず、この答弁を聞くと新年の集い、お祝いの席に出るときに被災地のことを言っていいか心配して聞いてしまっている。これがもう食い違っていますし、議場での答弁も食い違っている。今回のことに関しては私は今になっても腑に落ちないことばかりあります。やはり知事御本人の危機決然は誤っていると私は議場でも発言したと思っています。
 そして、知事は危機管理監に関して自分と同等であると答弁しました。これからこういった危機においては知事戦略局の人たちだけがスケジュール調整をするのではなくて、危機管理監も意見を言える体制、意見を吸い上げられる体制が必要だと思います。
 今日までの答弁の中で公務が重なったときの調整についての話がありましたが、今後は危機管理に関して災害対策本部が立ち上がる前の情報収集の段階においても、平常時ではない場合はこれからどういった体制づくりが必要かを経営管理部長にお伺いします。

○京極経営管理部長
 1番委員がおっしゃるとおり、危機管理は非常に重要な問題であり、通常の公務、平時の場合は公務が重なれば知事戦略局で知事と相談してどちらを優先するかを判断していきますが、実際いろいろな災害など本県にとって重要な案件が生じている状況で、そういった状況を踏まえた判断をする必要性が出てくるかと思いますので、その際には出席等の調整は知事戦略局で行いますが、例えば災害に見舞われている等で危機管理上の観点が必要と思われた場合につきましては、危機管理部に確認を取ることも必要と思いますのでそういった配慮をこれからしていこうと考えております。

○小沼委員
 中部9県1市災害時応援協定に係る件について、まだそういったルールや規定があまり定まっていないかと思いますが、南海トラフ大地震はすぐそこまで来ていて複合災害のときには静岡県民が北陸にも移動します。ほかの所管では災害警戒本部の規定がありますが、例えば県知事が県外に出ていた場合の望ましい行動も規定をつくっておかないと。今回は規定がないから県外で三が日を過ごしたまま帰ってこなかった。それは規定に何も違反していないのでいいじゃないですかと収まろうとしておりますが、国民感覚では中部9県1市災害時応援協定の仲間が被災しているときに、9県の知事の中で1人だけそういった異彩を放つ行動をしていた。それでいいのかは本当に考え直さなければいけないと思います。ルールづくりをしなくてはいけないところに来てしまっています。ぜひとも令和6年でのそういった改善を求めて質問を終わります。

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