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委員会会議録

質問文書

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平成21年10月新型インフルエンザ対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:岩瀬 護 議員
質疑・質問日:10/27/2009
会派名:平成21


○岩瀬委員
 先ほど、先生、季節性ではないよと。季節性インフルエンザと同じようなものだみたいなことの流布があるわけですが、夏場を通したこの新型インフルエンザは、その季節を迎えると爆発的に増殖をしてというようなお話がありまして、やっぱり、今、自然のように通っているけれども、これからの季節、油断大敵だなということを、改めて感じました。それがためには、防ぐには、防疫体制をしっかりしておれば対応できて、何とか鎮静化させつついけるじゃないかというお話もいただいたわけですが、一方ではまた、この感染するかしないかは個人の問題だよというお話もございました。
 意識において対応していくしかない、日常的なこの習慣づけでやっていくしかないよということにもつながっていくんでしょうけれども、行政として、これからの本格的なインフルエンザ季節に入るに当たりまして、今までの事例で行政の活動として、特徴のあるインフルエンザ対策を打っている先進的な事例みたいなものが、先生の御記憶の中でありましたらば御示唆いただけるとありがたいですが。

○大槻公一氏
 大変申しわけないんですけれども、まだ、なかなか先進的というところまでは、なかなかどこの自治体も……。

○岩瀬委員
 そういう意味ではなくて、このインフルエンザ対策として、行政活動として先進的に何か取り組んでいるような事例みたいなものがあったら教えていただきたいということです。

○大槻公一氏
 そうですね。先進的かどうかわかりませんが、これはひょっとしたらどこでもやっておられることかもしれません。京都府と、それから京都市の新型インフルエンザ対策専門委員会というのがありまして、私は、今現在、その委員をさせていただいておりますが、京都府と京都市では――これは静岡県、静岡市も同じだと思いますけれども――全医療機関でこの新型インフルエンザの治療、あるいは診断ですね、医療行為を行うということにしましょうと決めています。それが先進的と言えるかどうかはわかりませんが、実際にことしの5月に神戸市で一番最初に高校生の事例を「これは怪しい」というぐあいに診断された開業医さんがおられました。その高校の校医をしておられたんですね。神戸市の衛生研究所に送られて、それで新型インフルエンザウイルス感染ということが、初めてわかったわけなんですけれども。結局、それで何が起きたのかと言いますと、そこの病院へ行くと危ないといううわさが広がってしまって、そこの開業医さんのところの患者さんがすっかり減ってしまったということがありました。そういう話は、やはり近畿一円広がってしまってたんですね。そうしますと、行政が何を心配されたのかと言いますと、同じことが皆起きてしまって、結局、「それだったらうちはそういう患者さんは診ない」というようになってくると、実際に対応していただけるところが少なくなってしまうということで、それを何とかして防ぎたいと。そのためには、全医療機関が対応するということで決めてしまわないといけないと。ですから、医師会として、それぞれの医療機関に具体的にどのようにしてもらうのかということ、具体的にその患者さんをどのように取り扱うかということについて、そういう指導をしていくということにはなってました。ちょっと私、最近、そういうような委員会に欠席することが多くて、今、どこまで進んでいるかわからないんですが、恐らく、私はそういうようなことぐらいしか、多分、対応策というのはないのではないかと。
 いろんな企業等で、いろんな対策、うちではこうするということをいろいろしておられますけれども、やはりそれも、お聞きしますと、早く休んでもらうと。家族でどなたか出たら、とにかくそれでも休んでもらうと。とにかく休んでもらう日数を、以前は1週間というところが多かったんですけれども、これは長過ぎるということで3日とか4日と。それで十分じゃないかという、とにかく人と接触させないようにするということでいこうという、それが主なもののようです。
 これは、もう少し小さな町内会単位になってきますと、お店等で、今、どこへ行っても消毒が置いてますけれども、実際、どういうものがいいんだろうかという相談はお受けしております。それで、先ほど、消毒薬は使う場所、それからお店の種類によって、使い分けをしていく必要がありますねと。例えば、火の気の多いところはアルコールのものですと危険ですし、それから、子供さんのおられるところでアルコールというのも危険ですし、とにかくそういう、どこで使われるかということで、かなり変わってくるということぐらいしか、今のところないんじゃないかと。
 非常にはっきりしてましたのが、ことしの5月に大阪で出ましたときに、銀行で1回出たんですね。そうしましたら、その支店は次の日から総入れかえされたんですね。というのは、だれか1人でも発病したということは、ほかの人もひょっとしたら感染しておられる可能性もあるということで、その可能性のない人にすっかりかえてやられたということが1つと、それと、非常に目についたのが、新大阪とか大阪とか、三宮でもそうだったんですけれども、駅の売店なんかでも、全員マスクしておられたという、ちょっと異様な光景と言えば異様な光景ですけれども、とにかくああいう人が多く集まるところでは――不特定多数の人が集まるところでは――いつ、どこで感染するかわからない状況にありますから、そういうところで防ぐしかないのではないかと考えるというようなことがありました。
 あと、いろいろ行政でも、例えば企業等で集団感染があったというところは把握しておられますけれども、いろんな説明はされるけれども、企業が、特にトップの方がどのような姿勢を示していただくかということで、こうしたほうがいいですよと言っても、それが浸透しない場合もかなりあるということはお聞きしてます。
 ということで、結局、自分自身がそれぞれみんな気をつけて、自分が感染しないように人に感染させないようにということぐらいしか、本当はいい方法がないんじゃないかと考えているんですけれども。

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