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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大橋 正己 議員
質疑・質問日:03/03/2009
会派名:自由民主党県議団


○大橋委員
 では、私のほうから何点か質問させていただきます。
 議案第1号関係で、平成21年度関係議案説明書の136ページにあります交通安全施設等整備事業費が、前年比約1億8000万円増額計上されております。先般、私は本会議で、警察本部長に交通安全施設の整備ということで質問をさせていただきました。交通安全施設の整備は、交通事故防止のために大きな効果が期待できますし、そのような答弁もしていただきました。
 これについては、県民からの要望も強いことから、増額予算のこの額は大変評価するところであります。そこで、この増額された予算による来年度の交通安全施設の具体的な整備計画、特に信号機関連の主な内容についてお伺いをいたします。

 次に、同じく議案説明書136ページに載っております放置駐車対策事業費が、約2600万円増額されております。この増額の理由は何か、お伺いをさせていただきます。

 それと、昨日の説明資料の中で、資料9の2枚目でございますけれども、カラーで御丁寧に説明がありますけれども、この直進車と横断歩行死者の横断方向別の資料についてであります。
 運転手から見て、右から左へ横断する歩行者が死亡したのが75.6%となっております。また、その死者31人のうち22人が高齢者であります。この実態についてどのような分析をしておられるか。そして、横断歩行者のうち高齢者、それからドライバーに対して、どのような対策が必要と判断されているのかお伺いいたします。3点質問いたします。

○高野交通規制課長
 平成21年度の交通安全施設の整備計画ということについてお答えいたします。
 特に信号機関連ということであります。信号機につきましては新設ということで80基を計画をしております。特に信号機の要望等も県民の皆さんから非常に多数寄せられております。新たな道路整備箇所や出合い頭事故等が非常に多い交差点、また、押しボタン信号機等につきましては、高齢者の道路横断中の死亡事故が、最近非常に多発傾向にありますことから、高齢者の道路横断が見込まれる病院、それから、老人福祉センター周辺などに整備してまいりたいと考えております。また、高齢者ドライバー等の事故防止対策ということで、明るくくっきりと見えるLED信号灯器660灯を整備、また、円滑な車の流れを確保するということで、矢印信号機や右折車両の増減によって秒数を長くしたり短くしたりという右折感応機能等、信号機の改良54基などの機能の高度化を図ってまいります。
 また、新たな整備事業に加え現実、信号機が交通実態に合っているかということで、ドライバーの御意見などをいただきながら信号交差点の秒数の見直し、連続する信号機をスムーズに走行できるよう運用の見直し、ソフト改良ということになろうかと思いますが、その見直しに努めてまいります。
 今後とも交通事故発生状況、それから、住民の皆様方からの要望等を踏まえまして効果的な交通安全施設の整備に努めてまいりたいと考えております。以上です。

○野中交通部参事官兼交通企画課長
 御質問のありました放置駐車対策事業費、この点についてお答えします。
 増額理由につきましては、平成21年度に新たに浜松中央署管内の一部の地域におきまして、放置車両確認事務の民間委託を行う予定の経費であります。
 なお、現在は静岡県内で静岡中央署管内の地域において、この駐車監視員による放置車両確認事務の民間委託を行っております。

 次は、直進車と道路横断歩行者の事故分析についてであります。
 圧倒的に75.6%と右からの歩行者が多いわけですが、このうち高齢者が22人ですので、この分析であります。
 まず1点目、昼夜別では夕暮れを含む夜間が圧倒的に多いということ。それから、被害者の服装でありますが、黒っぽい服装の人が多い。そして、反射材をつけていない人が多いというのがあります。年齢別では、高齢者でも特に75歳以上の方が圧倒的に多いということです。歩行形態としましては、車の直前横断が多い実態があります。それから、横断する場所につきましては、横断歩道や信号機のないところを横断している場合が多いということであります。
 こういう分析結果をとらえた対策についてであります。車の運転の3要素というのは認知、判断、操作というふうに言われております。このうち認知、すなわち見えることというのは、このうちの中でも最も重要なことであります。これらの事故は、ほとんどが車のドライバーが歩行者を未発見、あるいは発見のおくれで事故となっている現実があります。ということから、対策につきましてはドライバー側の対策、それから、歩行者側の対策、両面の対策が必要であります。
 歩行者、あるいは、この高齢者の対策に対しましては夜間外出時における明るい服装と反射材の着用、道路を横断するときには、特に左からの車に注意を要すること。道路を横断する場所につきましては信号交差点、あるいは横断歩道などの安全なところを横断するようにしましょうという教育指導が必要であります。
 もう一方のドライバーに対しましては、夕暮れ時には早目にライトを点灯すること。夜間はロービームとハイビームを小まめに切りかえること。もう1つは左からの横断歩行者には、特に注意を要しますけれども、右からの横断歩行者もあることを予測して、右方向もよく見て運転すること。これらのことが必要であります。これらにつきましては、広報啓発、安全教育、指導取り締まりで重点的に推進しております。昨年秋以降、取り組んでおります「明るく、目立て、光れ」をキャッチフレーズとしたトワイライト作戦にもつながることでありますので、このトワイライト作戦を引き続き強力に推進していくつもりであります。

○大橋委員
 ありがとうございました。
 私は、特に信号機の関係で質問をさせていただきましたけれども、今の答弁で安心しました。本部長は本会議で、昭和29年以来平成20年度末までに6,629基を運用しているというお話をされましたが、昭和29年から比べるとすごい数ですね。そういうことで、これからもぜひ、交通安全のためにも信号機を整備していっていただきたいと、このようにお願いをするところでございます。
 ただ、1つだけお伺いしますけれども、この信号機の要望というのは、各市町からも出ていると思います。もし優先順序というのがおわかりだったら、説明をしていただきたいと思います。

 それから、この放置駐車対策事業費というのはわかりました。これとは関係ないかもしれませんけれども、昨年の暮れの忘年会シーズン、僕はびっくりしました。皆さん、浜松のほうは詳しいと思いますけれども、特に千歳の道路というか、町のところですが、もうともかく夜になればいっぱい路上駐車しているわけです。浜松中央署も結構小まめに取り締まりをやってくれていると思うんですけれども、いずれにしても、忘年会シーズンだからかもしれませんけれども、とにかくいっぱい路上駐車しているわけです。交通部長など特に磐田にもいたし、浜松は詳しいのでわかると思いますが、ぜひあそこらの取り締まりも、この放置駐車とは違いますけれども、無断駐車というか、それをやっておりますもので、よろしくお願いいたしたいと思います。この放置駐車対策事業費については、よくわかりました。

 それともう1つは、最後の高齢者の事故ですが、夕暮れどきに、ともかく点灯させるということですが、いま1つわからなかったのは、ロービームをハイビームにするということで、時々、切りかえよというんですが、しょっちゅう切りかえよということなのか、その辺どうなのですかね、それだけ伺います。

○高野交通規制課長
 信号機整備の優先順位という御質問ですが、設置をする場合の判断基準ということでお答えいたします。
 やはり信号機の目的とするところは、危険防止と、それから円滑化という両面があると思います。そうした意味で考えますと、やはりまず信号の整備としては、まず車の交通量的にどうなのかと。それから、当然に横断需要の問題、歩行者が安全に横断できるのかどうか、その2点。
 それから、当然に交通事故、過去の事故の発生状況がどうなのかということ、また、それを予測して将来的に事故が発生するかという見込み的なことも当然、考えなければならない。
 それから、道路構造の問題も当然絡んでいます。なかなか今、信号機が設置できないというのは、交差点がやはり幅員的に非常に狭いようなところ、これは改良がどうしても必要だというようなところですね。したがって、構造的な問題、これも2車線なのか、3車線なのかということですね。
幅広になればなるほど、横断が非常に困難になるということですね。
 それから、大規模店舗とか、大規模団地等、今後大きく交通の流れが変動するような場所、そういった将来需要、交通の需要を予測してといったところの判断です。それらを勘案してトータル的に、これはやはり優先的にやはり必要があるじゃないかということで判断しております。いろいろな要望について、すべての要望に対して1基ずつヒアリングをして、それから検討をして優先順位をつけて、今年度、例えば80基つけるところは、いかにするべきかということを検討しております。以上です。

○野中交通部参事官兼交通企画課長
 ライトの関係について、お答えします。
 しょっちゅう切りかえてほしいということであります。というのは、最近のドライバーというのは、もう下向き走行が基本だと思って、ほとんど下向きライトで走っている。郊外へ行って、全く車のないところでも下向き、あるいは街中でも深夜においては、交通量が全くなくなる場合がありますけれども、その場合でも下向きで走っているという実態がありますし、実際、夜間、歩行者がはねられる事故を調べてみますと、車の運転手というのは、ほとんどの場合が下向きライトなんですよね。ハイビームにすれば、照射距離といいますか、見える距離が約100メートルあります。しかし、ロービームですと40メートルです。ということは歩行者が前方を横断していても、しっかり上向きライト、ハイビームにしていれば歩行者をより早期に発見できて、事故も回避できるのではないかという効果が期待できます。
 そういうことから、ぜひハイビームとロービームは小まめに切りかえをお願いしたいと思うところであります。

○大橋委員
 よくわかりました。よろしくお願いします。
 ハイビームとロービームの切りかえというのはやたらにやっていると、向こうから走ってくる車から文句を言われることがありますよね。ハイビームでこっちから走っていくと、このやろうとか言われてね。難しい面もあるけれども、これからいろいろな意味で、県民にそのようにやってもらわなければいけません。ひとつまた広報とかで、しっかりやっていただきたいとこのように思います。

 それで、最後ですからお願いをします。
 地元の話ですが、もう関係の皆さんは、そのことで検討されていると思いますけれども、いよいよ遠州豊田パーキングエリアが――今まで工事をしておりましたけれども――たしか3月17日だと思いますが、出入りができるようになるということを聞いております。
 それはそれでいいんですけれども、今その周辺の道路も改良をしてくれているわけでございます。42ヘクタール――東名高速道路の北側に商業施設と工場団地がトータルでたしか42.何がしかある、この面積にららぽーとという商業施設ができる予定で、6月ごろ完成するように建設工事にかかっており、着々と工事が進んでおります。工場団地のほうも大分できてまいりましたけれども、特に道路の改良をしたり新設したりしております。
 その辺、皆さんのほうでもいろいろ規制等々も考えておられると思いますけれども、ららぽーとがオープンすると、すごい渋滞で混雑しちゃうんじゃないかと周りでは言っております。その点、関係する部署においては、ぜひその辺の検討もお願いしたいと思います。私の質問は以上でございます。

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