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委員会会議録

質問文書

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平成22年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中田 次城 議員
質疑・質問日:03/11/2010
会派名:平成21


○中田委員
 それでは、3点ほど質問をさせていただきます。
 まず、説明書の31ページの伊豆スカイラインの料金割引社会実験についてですが、昨年の11月から低料金化を始めて、資料によりますと2月は少し下がっていますが、11月、12月、1月と周知が徹底されてきたというか、広報が広まれば広まるほど利用客がふえているということで、伊豆半島にとっては大変ありがたいというふうに思っております。
 そこで、利用者からの声として、スカイラインを走ってみて公衆トイレがないという話がたびたび聞かれました。私も何度か走りましたが、この社会実験は当然1年半で終わるわけですけれども、その後の利用促進とか中長期的な展望を見たときに、亀石のスカイポートというドライブインがあるわけですが、ここ以外に利用促進を図っていく上で、公衆用トイレの設置というものも県として公社のほうに働きかけていく必要性があるのではないのかなと感じております。その点について、まず1点お伺いさせていただければと思います。

 それと、道路橋りょう新設改良費の中で、伊豆地域救急搬送路整備道路調査費ということで500万円ついておりますが、来年度、伊豆半島の例えばどういう地域でどういう調査をして、どういうことを目的に成果を出していこうというふうに考えられているのかを2点目にお伺いしたいと思います。

 それと3点目は、静岡県内にある既存のダムの有効活用という観点から、例えば県内には一級河川で20カ所、二級河川で5カ所、計25カ所の県が管理するダムがあるという中で、1つのダムをつくっていくというのはそれぞれ莫大な経費がかかって現存するわけですから、治水、利水含めて観光的見地とかいろんな活用が当然望まれるわけです。当然、これまでも観光的見地に立ってそういう要望にこたえるような周辺の整備とかもされてきたとは思いますが、知事も交流人口をふやしていくという意味では、観光振興の観光政策の1つとして、この既存のダムの有効活用という観点からは、もう一歩も二歩も進んで観光資源として活用していくという考えを基本的に持つべきではないのかなって私は思っております。これまで取り組まれてきていることは十分評価していますし、わかっていますが、今後さらにという意味で、何かお考えがあればお聞きしたいなと思います。以上3点です。

○渡邉道路企画室長
 2点お答えをいたします。
 まず1点目ですが、伊豆スカイラインにトイレの設置を県として働きかけたらどうかと。この道路につきましては、道路公社の道路運送法上の管理の道路ですので、いわゆる半ば営利目的という性格があるものですから、資産もすべて公社のものだということでありますので、仮に設置する場合についても、県としてアドバイスのようなものはできるとは思うんですが、ただ、現状におきまして料金徴収所とか管理員の人が寄るトイレなんかもあるんですね。あるいは、休憩所のようなところにも幾つかあるんですが、ただ、それがあるよというのを利用者の皆さんに伝えるのが下手だということが、実は最近わかったものですから、公社にその案内を充実するようにということは、既にお願いといいますか、指示をしたところでございます。

 次に、伊豆地域の救急搬送路整備道路調査の件でございますが、これは既に御案内のように、伊豆地域全体が救急医療施設へのアクセスが非常に悪いというのが課題となっていますので、第3次救急施設があります伊豆長岡の順天堂大学静岡病院ですね、そちらに行く導線を伊豆半島各地のどこからでもできるだけ速やかに行けるようにしたいと。あるいは雨が降ったときに通行どめになることを極力抑えようということとか、あるいはカーブの屈曲したところについては、カーブミラーなんかがあればもっと救急車が安全に早く走れるというんでしたらそういうのをつけるとか、霧が出やすいところについては道路照明灯を足して走りやすくするとか。今年度我々のところで伊豆長岡の病院や管内の7つの消防本部、分署も含めて全部で8機関とヒアリングをして、もろもろの課題がわかってきています。そういう意見も踏まえ、道路管理者としてのいろんなノウハウも入れた中で、例えばバイパス構想とかそういうものは長期的に扱うしかないんですが、それはどんなものがあるのか、投資効果としてはどんな形になるのか整理したり、あるいは主に使われる道路がわかるもんですから、待避所をつくるのがいいのか、照明灯を設置するのがいいのか、舗装の段差解消が新たに生ずればすぐやるとか、そういうシステムづくりと今後の整備計画づくりというのは、あわせてやりたいと考えております。以上でございます。

○瀬戸尾河川企画室長
 県内のダム湖の観光資源としての有効利用についての現状と今後の考え方ということで、県内のダムの数は、全部で24ダムあるということで、それぞれ一級河川で19ダム、二級河川で5ダムあります。そして観光面での利用状況を調べたところ、大井川にあります長島ダムでは、資料館はダムを見て、その地域の特色のある芸能とか物産とか、そういったものが展示してあります。そういったものの見学とか、またカヌー教室を行っております。電力のダムのほうですが、井川ダムは中部電力ですが、資料館そしてカヌー教室などを行っております。
 また、電源開発の船明ダムですが、こちらでは散策路とか漕艇場が――これはボート競技のほうで、ほとんど利用する人は国体とか高校総体とかそういうところに参加する人たちがほとんどですが――あります。また佐久間ダムにおきましては、これは電源開発ですが、電力館というのを設けまして、なかなか立派なもので、入ってみますと地域のことだけでなく非常に内容のある電力館になっております。
 また、県でつくりました奥野ダム、これにつきましては、湖の周辺に梅園とか芝生の広場とか花の広場とかそういったものをつくりまして、これから春にかけては大勢の人が見学に来るということで、非常によい散策とか憩いの場になっております。
 そして、太田川ダムですが、これは昨年完成したものですが、この太田川ダムでも散策路をたくさんつくってありまして、土日だけでなくふだんの日でも多くの人が来場して、そこで案内する人も設けて説明しております。そういったこともありまして、駐車場をその湖周辺に幾つかつくってあります。このように、太田川ダムでは、森町の振興とかそういった面にも寄与できるような形で取り組んでいるところです。
 そしてもう1つは、県でつくりました都田川ダムがありますが、こちらのほうでは、ルアー釣りをやっている方々が見られます。そしてダム湖の有効活用あるいはダムの有効活用、こういったことによって地域振興への考え方、これはダムをつくっている最中から、職員が一生懸命どうやったら皆さんが来てくれるのか、いろんなところを見学しながら、また何人か地元の有志の人たちを集めたワーキンググループをつくって、環境整備の計画をつくっています。そういったことをやりながら、結構大勢の方々が来ていただいているわけです。それとは別に、ダム湖の利用というのもあるんですが、このダム湖の利用のほうは基本的には自由使用ということであります。このダム湖を観光資源として有効利用し、また地域振興に役立てるということは重要ではありますが、利水者、つまり市とか企業局とかそういった水道の方々に対しては水質という面があります。湖の水質のための安全確保、そういった面が非常に強く出てくるものですから、周辺の人もそれを飲み水として飲むものですから、非常にそれは危惧しているわけです。そういったことを考えながら、一定のルールとかそういったものが必要ではないかなと考えておりますが、ダムの管理者であります県としては、県のダムの関係になってくるわけですが、可能な範囲でそういったものに支援していきたいとは考えております。以上でございます。

○中田委員
 3点ほど質問させていただきまして、まずスカイラインの件は、ぜひそういう需要があるということで、当然公社の考え方もあるでしょうし、先ほど御答弁の中にありましたが、既存の料金所の方たちが使用しているトイレとか、例えばさっき言った亀石のスカイポートとかそういったものが、初めて走る方はどこに行けばトイレがあるのかわからないという状態になっているというのもあると思うんですね。ですから、案内表示とかそういったサービスを徹底することによって、ひょっとしたらトイレをつくらなくても間に合うのかもしれないし、でもそれは利用者がふえればふえるほどそういう需要はありますからね。一方でそういう意見があったということは、ぜひ伝えていただきたいとこのように思います。

 それと、救急搬送のことはよくわかりましたので、ぜひきちんと調査をしていただいて、有意義な成果を出していただければと思います。

 それと、最後のダム湖ですけれども、私の地元の伊東市ももちろんそうですけれども、それぞれの地元の各自治体の関係者の方から、もしそういう意見があったときには、県のダムを管理しているセクションが、積極的に県として推進していく姿勢を持って、うまく相談しながらそれぞれぜひ有効活用をしていただきたいなということを強く要望させていただいて終わりたいと思います。ありがとうございました。

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