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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成20年9月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:10/08/2008
会派名:自由民主党県議団


○中谷委員
 おはようございます。
 まず、3点質問をさせていただきます。最初に総務委員会説明資料の21ページに記載がございます地方分権の推進、お題目はいいのですが、さっぱり進まない地方分権とこういうことですけれど、一番下の生活圏が一体化している地区における組み合わせということで合併に関する質問なんですが、岩瀬委員もおいでになるわけで岩瀬委員が質問されるのがよかったかなと思いましたが、ここに記載がございますイとエの北駿地区と中遠地区。一応それ以外のところは合併の見通しがほぼついているというかそういう状況になってきていると思いますが、この2つ地区の両市町それぞれの合併に向けての機運の醸成ぐあいというんですか、それぞれいろんなところから情報を得たりしていると思うわけですね。
 それで、県としても以前は合併特例法ででっかいニンジンをぶら下げてどうぞお食べとこういうことだったんですが、最近はそういうこともやや小ぶりになってきたというようなことで、ニンジンが小さくなったということですが、うまみも少ないかなというふうに思いますが、それはそれとして、合併についてのこの両市町の考え方、あわせて市長と町長がそれぞれ選挙等々でお題目を唱えて、私はいつ合併するんだとかとこういう話を選挙民というか市民、町民に訴えて当選をされておる方もあるわけですけれども、この辺の状況も踏まえてお聞かせを願いたいというふうに思います。
 
それから、次に人事案件ですが、監査委員の選任についてです。
 私は何年か前に議会選出の監査委員を務めさせていただきました。そのとき、たまたま代表監査委員が池谷さんとおっしゃる方で、JA出身の方でしたが、夜昼一生懸命仕事をされる方で私も非常に参考になりました。何といいますか見識の豊かな人で、非常に有能な方だなというふうに思っておりまして、今回任期の途中ではないかというふうに思いますけれども、また新たに選任をされた基準といいますか、どのような観点からこの方をお選びになったのか。中塚治さんですかね。お聞かせ願いたいと思います。
 
それからもう1点ですけれども、議案説明書の47ページにございますが、磐田市と袋井市の境界変更についてです。
 これは、地図を見ると大体そういうことなのかなというふうに思いますが、別に世の中には性格が一風変わった人間もいるのと一緒で、両境界がたとえぐちゃぐちゃになっていてもそう差し支えはないわけですが、あえて今回お互いに話をして、そっちはこっちはみたいなですね――中東でこういうことでもめている国もあるわけですが――この考え方ですね。両市町がこういう領土で話がついたというのは非常に貴重なことで、過去にも数回あったように思いますが、その辺について詳しい説明を願いたい。
以上3点です。よろしくお願いいたします。

○山ア合併推進室長
 北駿地区と中遠地区の合併の状況についてお答えいたします。
 まず北駿地区につきましては、若干民間のレベルで合併について勉強していこうという動きがありまして、本年4月、民間団体が主催で御殿場と小山の合併について積極的に勉強していこうという動きがあり、県としてもこれに参加して合併への取り組みを働きかけたところでございます。
 そして、さらに御殿場市、裾野市、小山町の2市1町で、近く合併の組み合わせを含めた合併に関する住民アンケートを行い、住民の意向調査を行うというふうに伺っています。こういった結果を踏まえて、今後隣接する東部地区を含めてどのような組み合わせが適当か検討することとなっていると思いますので、県としては現時点ではそれを見守っていきたいと考えております。
 それから、2番目の中遠地区につきましては、袋井市側は基本的に森町から申し入れがあれば一応受け入れるという意向だと伺っております。一方、森町は委員からの御指摘がありましたように、町長が新東名開通後の合併という形で前回の選挙で当選されたということになりますが、現時点では行政はもとより民間団体においても余り合併に向けた動きがございませんことから、正直言って、合併新法の期限内の合併はなかなか難しいと考えております。
県としても、できるだけこういう首長とか地域のオピニオンリーダーと意見交換をしながら合併の機運を少しずつ高めていきたいとこのように考えております。

○西田人事室長
 人事案件のうち、監査委員の選任の観点ということでございます。
 まず、監査委員につきましては地方自治法第196条に規定がございまして、人格が高潔で普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理、その他行政運営に関してすぐれた識見を有する者ということで規定がございまして、この中から選任するということになっております。
 今回、お願いしてございます中塚治氏でございますが、昨日、履歴書のほうでもごらんいただいたと思うんですけれども、昭和46年に県の農協中央会に入会されまして、経営部門や監査部門の経験を経まして企画調整部長、参事、専務理事というような要職を歴任されておるということでございます。
 したがいまして、本県各地域における事情に精通されているということと、財務会計の適正執行に関する知識等も豊富でいらっしゃるということでございます。なおかつ、職員数約9,000人を有する県下のJAの4連合会を統合する地位にいらっしゃるということで、いわゆる包括的な策定や各団体の施策調整というのにも手腕を発揮されたということを伺っております。したがいまして、県のように大規模な組織を経営管理するということについても非常に知識を持っていらっしゃる方ということで、私どもとしては考えておるということでございます。
 そういうことで、いわゆる財務管理あるいは経営管理についていろんな知識を持っていらっしゃるということで選任をお願いしているということでございます。以上でございます。

○渡井自治局長
 磐田市と袋井市の境界変更についてでありますが、議案説明書の47ページの地図にございますように、この下段のところは境界が現行非常にかぎ状になっております市街化調整区域でありまして、宅地は磐田側にありますけど農地が袋井側にあると。例えば、分家の家を建てられた場合でも手続を反対側の市に行かなければならないと。あるいは、道路がちょっと行きますと境界がありますので市の管理区域が変わってしまうとか、そういう非常にさまざまな面で不便さが生じているということで、これを解消したいと両市が話し合った結果ということで申請が上がっております。以上でございます。

○中谷委員
 合併の問題なんですが、先ほど言われたオピニオンリーダー、この席の中にもおいでになりますのでお願いしたいと思います。今のところ西のほうはちょっと大変じゃないのかなという雰囲気がありますが、粘り強く、こういう経済情勢ですのでニンジンを大きくしてということはもう難しいと思いますから、頑張っていただきたいというふうに思います。
 ちなみに、私は北遠なんですけど、合併して果たしてよかったかという議論が今非常に盛んなんですよ。天竜区がどっちかというと、浜松市の委員も今おいでになるわけですけど、拾われたというか、何となく仕方がないから一緒においでみたいなので乗っていったんですけどね。今思うとよかったのかなという議論が中にはあります。
 それは、決して浜松市の財政がけちで田舎にお金をくれないとかそういうことではなくて、何となく暮らし向きが苦しくなってきたと。制度を1市多制度から1市1制度に修正して、今の施策を進めているということがあって、やはり浜松市都市部の住民というのは、何というか財政力がやや豊かなんでしょうかね。うちのほうの田舎の人に言わせると、随分個人的な負担が家計に重くのしかかってきているという状況を常に感じておられるようで、その辺のことを踏まえながら、果たして合併はよかったのという意見が随分あります。
 ですから、軽々に一緒になれというのは、それは確かにお題目にあるように、生活圏が一体ですとかいろいろそれはわかりますが、よく判断をされてやられたほうがいいなと。県としても能率的、機能的いろんな意味で経費の節減等々で、小さいのを一つの大きな区にするというのは当然だと思いますが、それに反して住民の生活もあるわけで、そのあたりもうまくバランスがとれるといいなと。難しい問題ですが、その辺を考慮しながら推し進めていただくことが大事だと思いますので、総務部長の御意見をひとつ伺いたいと思います。
 
それから人事案件ですが、おっしゃるとおりで、まさしく人格識見、池谷さんという人はまさしくそういう人でした。聞いてよかったかなと思っていますが、やはりおっしゃられるとおりの人選をされているなと。ここでよいしょをするわけではありませんが納得しておきたいと思います。

磐田と袋井の問題については、やはりそういうことがあるのかなと。住民の不便を解消するという観点で、こういったことが実施できたかなと。県も意外にそういうやわらかい頭をこだわらずに持ちながら、こういったことをきっちりやっていくと県民の暮らしも少しよくなる部分があるのではないかなと。あえて他山の石とせずにみずからの教訓ととらえて、渡井さん、ぜひこれからもよろしくお願いしたいと思います。
総務部長、1点だけ済みません。

○藤原総務部長
 御指摘の合併の件でありますけれども、本県でも約半数近くに市町村が合併されました。合併してよかったのかという議論が各所であることは私も承知をしております。そして、その中で間違いなく今までの市役所あるいは町役場までの距離が遠くなった住民の方が多くなる。これは間違いのないことでありますので、いろんな意味で何か不便だなと思われる思いというのがあることも十分に想像といいますか、わかると思っております。
 その中で、ただ子供や孫の世代のことを考えてとよく申し上げるんですけれども、今合併していただいたことが間違いなく子供、孫の世代のためにはよかったと。間違いなくと言うと、子供、孫の世代に私が偉そうにいるわけではありませんので余り申し上げにくいんですけれども、少なくとも今の時点で、子供や孫の世代になったときに、では、北遠地域がどうであろうかとか、あるいはほかの地域がどうであろうかということを考えますと、私は合併の価値というのはあると思っております。
 ただ、いろいろ各家庭の負担のお話もございました。これは、もちろん市町村それぞれお考えになってやっていらっしゃる部分があるわけでありますけれども、いずれにしてもそういうきめ細かい意見を伺っていくということは、これだけの大きな大手術といいますか大合併をしたわけでありますので、引き続き県としても必要なことであろうと考えております。以上でございます。

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