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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成21年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:11/10/2009
会派名:自由民主党県議団


○藪田委員
 数点お伺いをいたします。
 説明書の101ページでありますが、中段に大井川の流況改善ということで、長い間懸案事項でありました東京電力の水利権が更新されて数年たちまして、この関係のモニタリング調査等が行われたということでありますが、当時、県あるいは地元が検討されてきたとおりになっているのか、その調査の結果について概況をお知らせ願いたいと思います。

 次に――ページが前後して申しわけないですが――94ページから96ページに、産業廃棄物適正処理、不法投棄対策事業について支出額も載っているわけですが、不法投棄の撲滅対策について県も長い間努力をされているわけですが、県内の現状はどのように改善をされてきたかということについて、大きな特徴で結構でありますので説明をしていただきたいと思います。

 次に、91ページの中段に野生生物保護管理推進事業4998万円余が載っているわけですが、この中で、特にアカウミガメの保護について――内容欄にも少し詳しく書いてあるんですが――県内のどういうところに、どういう事業に使っているか。また、その結果、上陸頭数あるいは産卵数等の現状はどうかということで、少し説明をいただきたいというふうに思います。

 次に――前のほうへ戻っていただきまして――62ページに県政タウンミーティングということで、それぞれ県内各地へ出かけていただいて、こういうタウンミーティングをやっていただいているわけです。
 この中段に1月20日、2月3日、「富士山の世界文化遺産登録に向けて」というテーマで開催をされているんですが、この右に書いてあります富士総合庁舎10名、御殿場合同庁舎12名と書いてあるんですが、そうした大変有意義なテーマにもかかわらず、どうしてこの程度の参加だったのかということ。別に人数が少ないからどうということはないわけですが、10名、12名というのは余りにも少ないような感じが、私はするんです。
 何か専門的な方たちだけでやったのかわかりませんが、ちょっとその辺を御説明を願いたいと思います。

 次に、82ページに新エネルギーの関係で載っています。この関係で、108ページに売電収入として5700万円余ですか、雑収が挙げられております。
 この売電収入等について、例えばどこの風力発電とか場所ごとの売電収入、そして発電施設の稼働率といいますか、運転率というんですか、これについてどのような状況だったのか、少し詳細にわたって御説明をお願いします。以上です。

○西澤水利用室長
 それでは、大井川の流況改善でモニタリング調査の結果ということでございますが、私どもも当初は渇水時の水利調整として構成しております大井川水利調整協議会を担当しておりまして、その中で流況改善についてかかわっております。
 東京電力の田代ダムにおける取水に伴う河川維持流量に関するモニタリング調査でございますが、実際の調査は河川管理者であります建設部のほうが主体になってやっておりまして、その結果につきましては、平成18年度から22年度まで5年間で大井川全域について実施するということを聞いております。
 20年度のモニタリング調査結果では、流量が確保されて生息魚類もおおむね確認できております。景観につきましては、代表の5地点の各地点で設定した必要な水面幅をほぼ満足しておりますが、一部の地点で年間観測回数の5回のうち2回程度満足できなかったということになっております。
 来年度以降も考察検証を行っていくというふうに聞いております。以上でございます。

○市川廃棄物リサイクル室長
 県内の産業廃棄物の不法投棄の状況について御説明申し上げます。
 県内の産業廃棄物の不法投棄の発見件数でございますが、平成12年度の47件をピークに、その後はおおむね30件前後で推移してまいりましたが、平成19年度は55件と大幅に増加をいたしました。これに対しまして、昨年度は36件と対前年で減少をしまして、ほぼ平年並みとなりましたが、残念ながら依然として産業廃棄物の不法投棄が後を絶たない状況にございます。特に県内の不法投棄の発見件数の約半数を富士山ろく周辺で占めている状況がございます。
 県としましては、県の職員それから民間警備会社に委託してのパトロールに加えまして、市町や民間団体と連携しましてパトロールを実施するなど、県民に対しても街頭キャンペーンなどを実施しまして、不法投棄防止策を訴えかけて、いろいろな目で監視ができるような体制を整備してまいりたいと考えております。以上でございます。

○堀自然保護室長
 アカウミガメの保護についてお答えいたします。
 野生生物保護管理推進事業で保護している地域につきましては、御前崎を除く遠州灘海岸でございます。
 その結果、上陸頭数は854頭、産卵個数が5万1900個ということで、そのうちふ化頭数が3万2505頭という状況になってございます。

○大野世界遺産推進室長
 タウンミーティングの開催状況についてお答えいたします。
 昨年度開催いたしましたタウンミーティングの参加者が少ないのではないか、こういう御指摘でございますが、昨年度開催いたしましたタウンミーティングは、富士山が所在する4市1町――富士市、富士宮市、御殿場市、裾野市、小山町でございますけども――この4市1町の観光協会等の観光関係者、それから商工会議所、商工会等の関係者、それから青年会議所、さらには林業組合、こうした方々の代表の方にお集まりをいただいて意見交換をしたというものでございます。
 確かに少ないのではないかという御指摘でございますので、今後、開催するに当たりましては、その点については配慮してまいりたいと思います。以上でございます。

○壁下環境局政策監
 私どもが所管しております新エネルギーの施設について御説明いたします。
 売電収入が上がっております施設は、マリンパーク御前崎に平成8年7月から運用を開始しております通称「ぶんぶん」と呼ばれる風車が1基ございます。その収入が108ページに載っております雑入のうち――5500万円余ありますが――この風車の売電収入で正確に申しますと749万2000円余ということになっております。
 稼働率ですが、20年度の稼働率は67.1%となっておりまして、設置以降の平均が60%でございますので、昨年は風況がよく、故障も少なかったということで、例年よりも多く売電収入が上がったという状況でございます。以上でございます。

○藪田委員
 順序が逆になって申しわけないんですが、最後の風力発電ですが、これまでをトータルしますと投資された金額と売電で得た金額、多分、当時資源エネルギー庁の補助もたくさん――2分の1ですか、NEDOの助成が出ていると思うんですが、収支がどうなっているかわかりましたらお願いをしたいと思います。

 それと、タウンミーティングであります。
 タウンミーティングというといろいろなやり方あるんだなということが今の説明でわかりました。
 私は人数が多い少ないよりもそうした代表者の意義ある会をやったなと理解をいたしますが、このままでは県民の関心がないと誤解されると思いますので、資料なんかに載せるにはそんなふうな代表者でやったということがわかるようにしといたほうがいいかなと思いました。
 それでは、1点、先ほどの風力発電の売電についてお願いをします。

○壁下環境局政策監
 風力発電施設の売電についてでございますが、この施設は平成7年、8年度で建設しております。そのときの事業費が1億8300万円かかっております。ただこのときには、大分以前だものですからNEDO等の補助金が入ってませんで、全額県費で設置しております。それに対しまして、売電収入の累計ですけども、20年度までで8270万円余ということで、1億円ぐらいまだ取り戻せてない、さらに管理費もかかりますので、全額県費でやった場合は現在のところなかなかちょっと回収は難しいという状況でございます。

○藪田委員
 要望でありますが、風力発電もとまっていると1円も入りません。所管が違うかと思うんですけど、御前崎だけでも県の風力発電が2基あるんですが、民間ですと少しでも早く売電収入を得るために直すわけですが、県の場合にはいろいろな手続等に非常にかかっておりまして、この間も半年以上――約10カ月近くかかっているわけですよね。そういうことがないほうがいいわけですが、今お聞きしまして、まさに初期投資も大変大きかったわけですので、ぜひロスのないようにまた御検討いただきたいと思います。

 そして1点。要望であります。
 産業廃棄物の不法投棄も本当に大変な状況にあるわけですが、一般家庭の不法投棄もまだまだ多いと思います。先日日曜日にも御前崎地区でボランティア中心に海岸清掃やったんですが、ほんの近くに一般家庭の冷蔵庫とかが放置されておる。それも――そう言っては誤解があるかとは思うんですが――すべて市内の人じゃなくて、夜遠くから軽トラックみたいので来て、置いてばあっと逃げていっちゃうというような例もあるやに聞きます。すべて市外ということではありませんが、海岸あたりの住宅がない地域にもそういう不法投棄がありますので、この啓蒙といいますか、県民へのそういう対策、広報活動等もぜひ充実してやっていただきたいなと、これは要望です。以上です。

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