本会議会議録


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令和3年決算特別委員会建設分科会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:11/08/2021
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 分割質問方式で2つお願いします。
 主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書63ページをお願いします。
 2(4)伊豆湘南道路に関する調査内容と今後の取組についてお伺いしたいと思います。
 まず現状ですけれども、静岡県伊豆地域と神奈川県西部地域を結ぶ国道1号や国道135号は休日になりますと慢性的な渋滞や積雪、高波等により通行止めが度々発生しております。特に平成30年の台風12号や今年7月の豪雨では、自然災害により地域の交通網が大きな打撃を受けました。神奈川−静岡を結ぶ新たな道路ネットワークの重要性は地域の方からも御意見が上がっていると思います。神奈川−静岡を結ぶ伊豆湘南道路は災害に強く十分な安全性を確保するとともに、新東名や東名、伊豆縦貫道との広域道路ネットワークを形成し、首都圏からの観光交流の拡大や地域経済の活性化にも寄与すると期待が持たれています。
 そこでお伺いしますが、伊豆湘南道路の実現に向けた調査内容と今後の取組についてお伺いいたします。

○羽田道路企画課長
 本県と神奈川県では、令和2年度から国の調査費を活用して県境の道路ネットワークの強化について検討を進めてきております。
 これまでに熱海市、函南町など関係自治体を中心に構成する協議会や有識者による委員会において議論を重ね、8月10日から9月17日にかけて住民や道路利用者、関係団体等を対象にアンケート調査を実施しております。
 アンケート調査では、合計約3万通の回答が集まりました。まだ詳細な分析、集計は終わっておりませんが、主な意見といたしましては渋滞が頻発して困っている、通行止めになった際の迂回路がこの地域にはない、自然環境に配慮した道路を望むなどが出ています。
 次に、今後の取組をお答えいたします。
 今後は、このアンケート調査の結果を詳細に分析して地域の皆様の課題認識を整理し、求められる道路機能について検討をさらに進めてまいります。本道路は延長が20キロを超えることに加え、山地が海岸線まで迫る急峻な地形であることから橋梁やトンネルが連続し、多額の事業費になると想定されております。また高度な施工技術力が要求されることも想定されております。事業に当たっては事業主体や整備資本が課題となっておりますことから、国や有識者などの意見を幅広く伺いながら検討を進めてまいりたいと考えています。

○伴委員
 御答弁ありがとうございます。
 地域の方や本県東部の諸団体の皆さんから3万通余りの御意見が来て、非常に私も驚いています。多分前向きな意見が多いのかなと思います。
 今御答弁頂いたように、建設に着手されると多分予算規模はこれから大きくなっていくと思いますので、大変な部分もあろうかと思いますけれどもぜひ前向きに引き続きよろしくお願いいたします。

 もう1点お伺いいたします。
 説明資料78ページ下段のカ(キ)ナショナルサイクルルートの指定に向けた整備についてであります。
 今年の5月に、本県を含む神奈川県から和歌山県までの太平洋岸自転車道ナショナルサイクルルートが指定されました。ナショナルサイクルルートの指定に向けて静岡県では、指定促進事業により老朽化した施設の再整備を実施したと伺っております。
 そこで、県がこれまでに実施したナショナルサイクルルート指定促進事業の取組状況についてお伺いしたいと思います。

○望月道路保全課長
 ナショナルサイクルルートの指定に向けた整備についてお答えします。
 指定要件の1つに安全で快適な走行環境を備えていることがありました。老朽化した施設――特に静岡御前崎自転車道線、浜松御前崎自転車道線で施設の老朽化が目立っておりました。そのために令和2年度単年度ですが防護柵、舗装、ラインを集中的にリニューアルし、指定要件を満たすことができたと考えております

○伴委員
 関連してもう少しお伺いしたいんですけれども、ナショナルサイクルルートの整備計画全体の中で、進捗状況はどれぐらいか分かりますか。

○望月道路保全課長
 指定要件を満たす整備はナショナルサイクルルート指定促進事業を用いて完了したと思います。そのほか路面標示であるとか案内標識についても指定前に必要な箇所は整備しております。

○伴委員
 ありがとうございます。
 私も時々自転車に乗りますけれども、どうしても時がたてば当然老朽化は起きます。実際に走ってみると、以外とここは段差がある、通りづらい、車との距離が危ないなどがあると思います。
 要望で終わりますけれども、僕らもサイクリストから声を頂いたり、また届けていきますので、引き続き良好な環境整備に御尽力をお願いします。以上です。

○坪内委員長
 質疑も出尽くしたようですので、このあたりで交通基盤部関係のうち道路局、都市局及び収用委員会の質疑を終了することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
 異議なしと認め、道路局、都市局及び収用委員会の質疑を終わります。
 ここでしばらく休憩します。
 再開は1時30分といたします。

( 休 憩 )

○坪内委員長
 休憩前に引き続いて、分科会を再開いたします。
 これより、交通基盤部関係のうち政策管理局、建設経済局、建築管理局、河川砂防局及び港湾局関係の質疑に入ります。
 では、発言をお願いいたします。

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