• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年12月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伊藤 育子 議員
質疑・質問日:12/14/2011
会派名:自民改革会議


○伊藤委員
 それではお願いいたします。
 説明資料のまず、一番最初の1ページ。
 先ほど、東日本大震災の静岡県支援活動における知事感謝状贈呈式の御説明がありました中に議会からも大変にお世話になったと御礼の言葉をいただきました。ありがとうございます。確かに議員さんたち、本当に宮城県から岩手県から、私も福島県に2回それから仙台、気仙沼市にも1回行きましたけれど、皆さんそうやって行ってらっしゃるんですね。そういう感謝の言葉をいただいたにもかかわらず、このなぜ議会からの出席がないのか。御案内いただいたのに行かなかったんですかね。議長、副議長はここに議会代表がないですよね。案内をいただいたのに行かなかったという話なのか、それとも議会は全く無視されてしまったのかこれについてお伺いいたします。というのは、一番最後のこの記念講演について我々も聞きたかった、こういう話であれば、という思いもありますので、この式典に案内があったのかどうかお伺いいたします。

 はい、その次の2点目は、資料の3ページ目です。防災教育についてお伺いいたします。
 テレビで何回か釜石の奇跡を見ました。それから、東京のほうの八王子のあたりの学校の避難訓練も見せていただいて、これは大変というふうに思った次第です。というのは、学校の避難訓練というのは改善されているとは思うのですが、これは防火管理者というのが各学校にいますね。避難訓練の担当者の教員がいます。防火管理者というのは、その資格を持っている人がなっているわけですよ。もしいなければ、教頭が防火管理者の資格を取りに行かせられて、教頭がなっています。
 というふうな中で、しかしながら、彼らにあの防災避難訓練のプログラムを、改めて一新して立て直せと言われても、多分無理じゃないかと思うものですから、何かこの県のこのほうから、担当者を集めて1回でいいですので、彼らは1回講習を受ければ何とか組めると思いますので、1回講習会を開いていただいているのかどうかそれについてお伺いいたします。
 あれは変える必要があると思いますよ。今までの避難訓練ではとても避難できるとは思えません。今回の三・一一の東日本大震災を見て全面的にやっぱり変えなくちゃいけないのではないかなと経験者として思いますので、その点についてお伺いいたします。

 それからもう1つ、今度は5ページなんですが、この防災訓練の実施結果についてのうちの訓練項目の(2)下から2番目について伺います。
 住宅避難を想定した備蓄物資の確認というところなんですが、これはそれぞれの町内に任せてあるのだろうとは思うんですが、これは我々のところでは、ほかのところもそうだと思うんですが、確認のチェックの仕方ですよね。備蓄物資はこうこうこうだよというふうなのがマニュアルに書いてある。マニュアルに書いたから皆さんやっているかというと、それをやっているか実際とはかなりのギャップがある。
 そこで私は、神戸の人と防災未来センターで備蓄物資の一覧表というのをもらってきまして、それに基づいてチェックをいたしました。そしたら、ガムテープっていうものが必要なのかというのが、あの一覧表でわかったわけなんですが、そういうチェックができる一覧表がマニュアル表の中にあるのかどうか、その点について。あの方法というのはまねたほうがいいのではないかと思うものですからそれについてお伺いいたします。

 それからその次に総合計画の進捗評価案の中の2ページにあったと思うのですが、中国東方航空との提携がなされたというふうなことが書いてあります。災害物資の応援協定でしたか、それについて韓国とも台湾とも進めていると書いてございましたけども、台湾、韓国との進捗状況というのはどこら辺までこれ、いっているんでしょうか。もうそれが提携できれば、それに越したことはないと思うんですが、その進捗状況についてお伺いいたします。

 それから、防災関係でもう1点。防災の専門家の育成に力を入れている。特にこれから外国人、それから若い人たち、女性ということなんですが、これってもっと必要だと思うんですが、特に女性は必要だと思うんですね。ふじのくに防災士ぐらいなら講習があるんでしょう。あれを受ければ何とかいけるんじゃないかという思いを持つわけなんです。9日間と言われるとちょっと長いなと思うのですが、これっていうターゲットを絞って強制的に受けさせるということはできませんかね。というのは、日中もし災害発生があった場合に、地域で活躍できるのは女性たちなんですよね。それも我々の年齢層かなと思っているんですが、そうなるとそこら辺をねらい撃ちで、とにかく、家から1人女性を出してぐらいのことでその防災士を育てていかないと、ちょっとこれって本当に生き延びられるのかどうか、非常に不安ですよね、あの三・一一の写真集を見せていただきますと。その件について予定はないのかどうか。どうやってこれから女性をふやしていくのか。女性も外国人もそうですけどね。ねらい撃ちで徹底的に1人は出せぐらいのことを言わないと無理だと思うのですが、それを強制的に受けさせるという予定がないのかどうか。
 以上、危機管理についてお伺いいたします。

 次に、資金運用についてちょっとお伺いしたんですが、私は本当のことを言いますと、この資料の数字を見せていただいて実はびっくりしたんですよ。こういう状況の中で、損した話は出てきてももうかった話なんて聞いたこともないと思って、多分、県のほうもやられちゃっているんじゃないかなんて思ってみましたが、何とこれがすごいプラスじゃありませんか。こういうふうな円高株安の状況というのは、やはりその基金の運用に与える影響というのはあると思うんですよね。どんなぐあいだったんでしょうか。本当にちょっと我々の財産をお願いよって出納局に預けたいと思ったぐらい。その影響はどんなものだったのか。それから、どういうふうにしてもうけたかその取り組みについて具体的にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

○小林危機管理監兼危機管理部長
 知事感謝状の件ですけども、これはまことに私が本当にうっかりしていて配慮に欠けていたということで、言いわけを若干させていただきますと、会場等の都合がありまして、実際に市町で派遣した職員の希望が大変多くて、それから急いで準備したため、会場が狭いということも事務局側としてはあったということです。これは私のほうが最終的にやはり議会の方の出席に対するチェックを怠っていたと。これからはぜひ、やるときにはそういう形で議会と行政側、当局側一緒になってやれるように、そこら辺の配慮をこれから十分していきたいと思っています。申しわけありませんでした。

○近藤危機情報課長
 まず、学校の防災訓練におきます担当者を集めての講習会の件でございます。
 教育委員会が所管をしておりますが、学校には防災の担当者という方がいらっしゃいまして、その研修会を地域の危機管理局が協力をいたしまして、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校とそれぞれの校種別に実施をしております。
 そのほかに危機管理局のほうでは、ことしは特に多かったんですが、要望がありますと学校のほうに出向いていって講話をやっております。これは学校の先生方ももちろん聞いていらっしゃいます。
 DIGやHUGの研修も行っておりまして、教員の個々の危機管理の対応能力というのをアップを図っております。危機管理局のほうには御存じのとおり、教員の出身者がございまして、その方が学校に出向いていってお話をする。あるいは指導をするという形で全体の担当者の研修会もそうなんですが、そういった個々の研修もやっております。

 それから次に備蓄物資の確認のチェックの一覧表についてでございます。
 県のほうでつくっております資料の中では地震防災センターのほうにガイドブックというのがございまして、そのガイドブックを市町のほうにも情報提供をし、それによって市町自身がガイドブックをつくっております。そのガイドブックでは、備蓄品の一覧がありまして、そこにチェックボックスを沿えてチェック表を載せてあります。ただし、市町自身がきっちりとチェック表を載せるかどうかの全般をちょっと私は把握しておりませんが、委員の御指摘のとおり、非常に大切なことだと思いますので、ぜひそれを徹底するようにこれからも指導をしてまいります。

 それから次に、防災の専門家の育成でございます。
 私ども、女性、外国人といった方々、特に女性は昼間の男性が勤めに行っている場合はまさに一家の防災の担い手になりますので、非常に大切な存在だと考えております。女性をターゲットにした講座、そして子育て中の女性、こういった方々に講座を開催しております。
 さらに、特に9日間というふじのくに防災士ではなかなか負担も大きいということもあります。それから女性の場合は平日でないとなかなか受けられないということもありますので、そういった時間の設定も考慮してやっておりますが、さらにこういった女性向けの講座を県だけではなくて、市町についても積極的にやるようにさらに進めてまいりたいと思います。

○池田危機政策課長
 韓国、台湾との防災協定の進捗状況についてであります。
 海外との防災協定につきましては、中国浙江省との協定のように、相手方の自治体とそれを送る航空会社のセットで考えていきたいと考えております。そういった意味では、韓国につきましては、中国の東方航空に当たるものが本県ですとアシアナ航空と大韓航空ということになりますけれども、この両者につきましては、内々といいますか支店レベルでございますけれども、この話を持ちかけたときに、非常に好感触を受けております。
 問題は、そうなりますと浙江省に当たる現地での輸送を担当していただける自治体ということになるわけですけども、これにつきましても、来年度、韓国の忠清南道ですか、これが県と来年度、友好交流協定を結ぶことになっております。現在、相手方のそういった危機管理の体制、あるいはどんな災害があるのか、こういったものの調査をしているところでございまして、県の友好交流協定を締結後、防災拠点につきましても締結できるように検討していきたいと考えております。
 それから台湾につきましては、まだ静岡空港にチャーター便のみではございますけれども、別途、地域外交のほうでも台湾との交流を進めているようでございますので、平行しまして防災拠点につきましても検討していきたいと考えております。

○小長井会計管理課長
 歳計現金と基金の運用の関係でございます。まず1点目は円高や株安とかいう現状の状況の中で、それが運用に与える影響でございます。
 本県の場合、歳計現金、基金の運用を1年未満のものにつきましては大口定期等の預託金、預金で運用しております。1年以上のものにつきましては、国債等の債券で運用をしているところでございます。
 今回の円高や株安によりまして、日銀のほうが金融緩和策を現在とっております。これによりまして低金利が続いて預託金の運用益に与える影響というのは、県の場合も、例えば平成20年度の平均が0.715%で、ことしに入りまして10月までの実績が0.132%ということで、4分の1以下となっておりまして影響は出ております。しかしながら、安定確実なものに運用しておりますのでマイナスというようなものは出ておりません。
 一方、債券の運用につきましても、市場のお金がより安全な債券市場へ流れるような動きになっておりまして、債券の利回りも低下しております。この状況も当面続くというようなことが予想されておりますので、現状では直ちに債券の運用利回りが低下するというか、過去に購入したものがたくさんありますので、それで直ちに影響が出るというものではございませんが、現在、買っているもので低いものがございますので、将来的には段々これは少なくなっていくのではないかと思っております。ただいずれにしましてもマイナスというものは絶対に出ないということになっております。
 また、運用益を確保して高い利回りを得るためにとっている方法でございますが、先ほどの預金の関係につきましては、地方銀行3行、それと静岡県信用農業協同組合連合会、そのほか十数行の金融機関を対象といたしまして入札を行い一番高いところと契約するという方法をとっております。
 また、昨年の9月からでございますが、最短で1日間から運用ができる債券の買い現先取引というものを導入しております。また運用期間をなるべく長期化しようということで、1回の運用期間を長期化しますとそれだけ利率が高くなります。そういったことで、歳計現金、基金とも現金の長期化に取り組んでおります。歳計現金につきましては、平成22年度で平均36日の期間でございますが、平成23年度はそれを51日間に延ばしております。そういったことから、なるべく高い利回りが得られるように努力しております。
 基金の債券の運用につきましても、同様に証券会社20社程度から見積もりをもらいまして、入札により運用しているところでございます。

○伊藤委員
 ありがとうございました。2点、再質問させていただきます。
 この9日間のふじのくに防災士の講座というのは、お一方どのぐらい支払うのか、それとも出していただけるのか、どのぐらいかかっている講座なんでしょうか。

 それから、先ほどの防災訓練なんですが、出前講座もやってくださっているということですよね。薬物乱用の講座みたいに、各学校から全部集めて徹底的にやってしまう形っていうのはとれないんでしょうかね。あれを一発やっていただければ、学校の避難訓練というのはかなり変わると思うんですよ。その上での出前講座であればもっといいと思うのですが。

 それからもう1つは、小川危機管理監代理に来ていただいたときに、地域の方がその講座を受けて物すごくびっくりしたんですよね。大工さんたちが特にびっくりしましたね。大工さんたちが来ていて見てよかった、聞いてよかった、これって大変だっていうふうに感想を寄せてくださったんですが、やはり現場の写真を見せるっていうことがすごく大事だと思いますので、出前講座に行かれたときは、ぜひあれをしっかりと見せていただきたいと思います。それは要望しておきますね。

 それからチェック表は絶対に有効。自分が使ってみて絶対有効だと。近所にも分けましたよ、あれをプリントして。そのぐらい有効だと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。これも要望です。

○近藤危機情報課長
 ふじのくに防災士養成講座におけます受講者の負担でございますが、これはテキスト代としまして1人2,000円をいただいております。

 出前講座について強制的に出るようなという形でございますが、委員からの御提案は教育委員会に伝えましてよく相談してみたいと思います。

 それから、チェック表はぜひとも推進してまいりたいと思います。

○小林危機管理監兼危機管理部長
 ふじのくに防災士養成講座は9日間ですけれども、年を分けて幾つか取ってもらうという方法も導入していますので、例えば毎年3日ずつ受けていただければ3年で防災士の資格が取れます。今度、櫻町議員が見事挑戦していただきまして、防災士になっていただきました。もう1人、議員で挑戦された方がいるんですが、出席日数が確保できなかったんで、また来年受けられなかった部分を受けていただければと、そういう形での便宜も図っていますので、ぜひ議員の方もお忙しいでしょうけれど、また挑戦していただけるとありがたいと思います。

○伊藤委員
 県議会議員はいいけど、市会議員全部に強制的に受けさせたらどうでしょうか、提案です。

○宮沢委員長
 ここでしばらく休憩します。再開は13時15分とします。
( 休 憩 )
○宮沢委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
 質問等を継続します。
 では、発言を願います。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp