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委員会会議録

質問文書

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平成26年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 一 議員
質疑・質問日:03/12/2014
会派名:自民改革会議


○天野(一)委員
 分割質問方式で。
 まず、最初に非行少年のデータがここに出ているわけですけれども、私は薬物に特化して聞きたいと思っております。
 この薬物非行少年の犯罪がどういう状況になっているのか、その点について伺いたい。

 2点目は、大麻もドラッグも含めて、学校教育関係者とこの問題の予防のためにどういった形で協力しているのか。
 この2点について、まずお伺いしたいと思います。

○酒井少年課長
 少年の薬物の問題についてお答えいたします。
 平成25年中の薬物乱用での少年の検挙補導状況は、覚せい剤取締法違反で3人。これは15歳から18歳の少年。それと補導については先ほどから話題になっている脱法ドラッグで4人、17歳から19歳の少年で、事件検挙では3人、補導では4人ということになっております。年々減少はしているという状況でございます。

 少年課では、その対策として従前より開催しております非行防止教室とともに薬物乱用防止教室を行い、児童生徒に対して薬物の有害性と危険性を教示し、薬物乱用防止を啓発指導してまいりました。法改正が今度あるわけですが、その趣旨と内容を踏まえまして、刑事部の薬物銃器対策課とさらに連携を強化して、児童生徒の薬物乱用防止対策の充実を図ってまいりたいと考えております。以上です。

○天野(一)委員
 件数は非常に少ないということですけれども、この予備軍みたいなものの兆候は現在あるんですか。かなり撲滅できそうな状況にあるのでしょうか。今の状況についてお伺いしたいと思う。

○酒井少年課長
 薬物乱用の撲滅について、私が現場の捜査員だった頃は、シンナー乱用で年間四、五百人捕まっておりました。当時、生活安全部でこの薬物事犯を受け持っていましたので、県の薬物対策課といろいろ連携を強化して、業者対策も含め対策をしてまいりました。その結果、こうやって少なくなってきているわけですけど、今問題の脱法ドラッグは、今後、法規制でいろいろ厳しくなり、使用とか所持の関係が規定されてまいります。先ほど厳罰化の話もありましたけど、法令で厳罰化されれば、当然、こういう少年も少なくなってくるだろうということです。
 それともう1点付け加えさせていただきます。
 先ほど、少年補導を強化しているということでお話ししましたが、深夜徘徊ももちろん、不良交遊というのも物すごい多いわけです。今、すぐに数字は出ませんが、すごい多いです。要は深夜に至らない、例えば9時、10時頃に、コンビニあたりでたむろしている、たばこを吸っている少年、学校も行かない、仕事もない、友達とだべっている少年らは、当然に予備軍になってくるだろうなと。したがって、今後はそういう少年をいかにしてそういう道に走らせないかということが対策として重要だと思います。以上です。

○天野(一)委員
 次に、今回、警察関係の説明員の中では、6名の方が退職する予定になっていますので、6人の方に質問をしたいなと思っております。
 ア田総務部長、守屋生活安全部長、安本交通部長、平田警備部長、土手交通部参事官兼交通企画課長及び中嶋交通規制課長の6人が退職されるわけです。本当に長い間、静岡県の安全そして交通問題等、さまざまな観点で貢献をしてくださいました。
 一人一人、少し御紹介をさせていただきます。
 ア田総務部長におかれましては、36年の警察官人生の内、総務・警務部門で19年、生活安全部門で13年勤務をされました。総務・警務部門では、県警察の組織運営全般にわたり御尽力され、生活安全部門では的確な捜査指揮により連携、そして多額の詐欺事件、特定商取引法違反など数々の事件を検挙・解決されました。本当にありがとうございました。
 守屋生活安全部長におかれましては、37年の警察官人生のうち、総務・警務部門に18年と最も長く従事されました。刑事警察を除く全ての部門を歴任され、それぞれの部門において常に冷静沈着に事案を分析して、部下職員を統率、指揮し、各分野において多くの実績を上げて、治安維持に貢献されました。本当にありがとうございました。
 安本交通部長におかれましては、42年の警察官人生のうち、交通警察部門に27年半身を置き交通部門全般に精通し、それぞれの分野で御活躍されました。また、総務・警務部門では、警務課企画室長として、警察署再編整備を推進され、刑事部門では、組織犯罪対策局長として、多額預託金募集の組織犯罪処罰法違反事件を検挙・解決するなど、その手腕を発揮されました。本当に御苦労さまでした。
 平田警備部長におかれましては、38年間の警察官人生のうち、警備・警察部門に22年身を置き、機動隊長として大規模警備実施に従事し、任務を完遂されたほか、東日本大震災の発生を受け、津波災害を含む災害下の危機管理体制の再点検及び再構築に取り組まれました。本当に御苦労さまでした。
 土手交通部参事官兼交通企画課長におかれましては、41年半の警察官人生のうち、交通警察部門に22年身を置き、交通企画課長として、交通事故防止対策に尽力されたほか、交通指導課では、現在の暴走族対策の基礎となる静岡県暴走族等の根絶に関する条例の制定に尽力をされました。本当にありがとうございました。
 中嶋交通規制課長におかれましては、42年間の警察官人生のうち、交通警察部門に26年身を置き、主に交通規制部門に従事して、数々の新たな施策を推進したほか、高速道路交通警察隊長として、新東名高速道路の開通にあたり、供用開始後の安全対策等、先行対策を効果的に推進し、警察庁長官賞を受賞、交通機動隊長として白バイの機動力強化等にも努められ、交通網全般で御尽力されました。本当にありがとうございました。
 このたび御勇退されます6人の方々には、各部門において、これまで県民の安全・安心を守る警察官として御活躍いただいたことに対し、県民を代表いたしまして、心より敬意を表し、感謝を申し上げます。
 数々の輝かしい経歴をお持ちの6人でありますが、ここで退職に当たって、感想と今後の本県警察のあり方や、その県警を担う後輩への助言などがありましたら、一言御挨拶をお願いしたいと思います。

○ア田総務部長
 お礼の御挨拶をさせていただく機会をいただきましてありがとうございます。
 御紹介いただきましたように、36年ということになりますけど、警察学校に入りました、その時にはまさかこんな時が来るとは思っていませんでした。振り返ってみれば、いつもいつも目の前のことに追われて、その目の前のことを一生懸命やっている間にいつの間にか36年経ってしまった、そんな気がいたしております。
 学生の頃は価値観も本当に乏しいような状態でしたので、警察はまさに私のいろいろな価値観をつくって、人間として育て上げてくれた組織なんだろうなと感じております。
 振り返ってみますと、やはり、警察というところは、警察学校のときにもその後も言われたんですけれども、現場第一主義、とにかくその警察活動の第一線の現場が、その警察の舞台であって、本署でも本部でも、要は現場が動きやすいようにするのが役目なんだと教わってまいりました。
 そういった意識をいつまでも持って、現場のために働きたい、自分が現場に行くときには、とにかく頑張ろうと、その気持ちでやってまいりました。その意識っていうのは、静岡県警察職員皆同じだと思います。
 もう1つ、チームワークと言いましょうか、警察の仕事は、事件の検挙にしても、それは犯人と対峙した場面で、1対1で頑張らなきゃいけないということもありますけれども、そのときでも応援が駆けつけてきます。いろんな仕事をやるときにも、皆で一緒に知恵を出し合い、課題に取り組んだ。そんな形で仕事をさせていただきまして、まさに、仲間と一緒にできた幸せな仕事だったなと、今振り返って感じておるところでございます。
 そんな形で、その裏には、なかなか家族を旅行にも連れて行ってやれないとか、仲間が皆言うようなことは等しく経験してまいりましたけれども、それでも理解し、支えてくれた家族にも感謝をしたいと思っております。
 総務・警務部門が非常に長いという御案内をいただきました。平成12年には、総務調査官ということで、県の各部の部付の皆さんと一緒に平成12年、平成13年と一緒に仕事をさせていただきまして、その後もいろんな立場で説明員をさせていただきました。14年にわたって議員の皆様に、折にふれ、御指導やら御支援やらいただきまして、本当にありがとうございました。
 また今、この場で申し上げるのはふさわしくないのですけれども、退職後は、まだちょっと不安な面もあります。今まで36年間組織に守ってきてもらった。その組織の支えが全くない状態で、自分がどうやって生きていくのだろうかと、そういった意味では不安も半ばでございますけれども、ここまで育てていただいた県議会の皆様、地域の皆さんに少しでも恩返しできるようなことをやっていけたらなと思っております。
 本当にお世話になりまして、ありがとうございました。(拍手)

○守屋生活安全部長
 どうもありがとうございます。
 昭和52年の春に北遠から出てまいりまして、御紹介にありましたように37年になります。これまで警察人生を全うできましたのも、警察本部長はじめ、上司、先輩、同僚、多くの職員のお陰と大変感謝申し上げます。
 また、公私にわたり御指導いただきました静岡県県会議員の皆様にも感謝を申し上げます。
 7つの警察署とさまざまな部門を経験させていただきました。誇れる功労はございませんけれども、それぞれの土地、それぞれの職場で多くの職員、あるいは多くの県民、市民の方と交流を持てたということが私の一番の財産として誇れるものではないかと思っております。
 警察組織は人なり、警察組織はマンパワーと言います。これは、組織内はもちろんでございますけれども、警察の仕事は多くの県民、市民の理解がないと進むことができません。多くの県民、市民の皆様のお力を借りて、これまでやってこれたと。これぞまさしくマンパワーでないかと思っておるところでございます。
 後輩に一言ということでございますが、これまで同様に、あるいはこれまで以上に、常に県民とともにある静岡県警察であり続けていただきたいと思っております。
 今後は、微力ではございますが、静岡県警察の応援団の一人として新しい生活を送っていきたいと思っております。本当にありがとうございました。(拍手)

○安本交通部長
 一言、御挨拶を申し上げます。
 文教警察委員会の皆様には、これまで説明者として組織犯罪対策局長、首席監察官、地域部長、そして交通部長という形で、大変お世話になりました。その他にも、以前、交通部におりました当時に、交通安全対策特別委員会というのがございまして、そちらのほうでも大変お世話になりました。説明で御理解を賜りました。
 この度、警察を退職するに当たっての感慨やら後輩への言葉ということでございますけれども、思い起こせば、当時、警察戦国時代と言われた70年安保の闘争の時代でございまして、激しい世相の時代に私ども、正義の旗印のもとに同期生が集いまして、それぞれが使命感を持って、これまで上司、先輩、同僚に助けられ、支えながら懸命に仕事にのみ打ち込んでまいりました。当然、世間に言われるような家族の犠牲もありました。
 私は、転勤22回の警察人生のうちで、交通警察が先ほど御紹介いただきましたとおり、最も長く27年半でございます。それ以外にもいろいろありましたが、若い頃は白バイやパトカーに乗りまして、そして、交通事故の捜査に明け暮れ、また、刑事として殺人や強盗犯人の捜査、それからシャブといわれる薬物犯を追いかけたり、やくざの連中を追いかけたりしてまいりました。
 警察署長や管理部門にも身を置くことができまして、十分とは言えませんが、警察官という職業に誇りを持ってやってまいりました。
 地べたをはってでも悪を捕まえると、許さんと。いろんなアイデアで対策を考えるというようなことで、1つを解決しても、次々に新しい問題が湧き起こってきまして、それでも歯を食いしばって解決する道を探るという形で進めてきました。
 そうした知識と経験というものは、我が静岡県警察の歴史にありまして、この安全・安心の確保への飽くなき挑戦というのは、今後も受け継がれ、進化していくものと信じております。
 最近思うことでありますが、難しいことはわかりませんが、命と向き合うような仕事ばかりをしてまいりまして、いい加減な生き方をしてはいけないのだなと思っております。失敗ばかりでありましたけれども、多くの方々に感謝の一言でございます。委員の皆様におかれましては、今後も温かい目で静岡県警察を御指導いただければと思います。
 後輩の皆さんには、ぜひ、正義の明かりをずっとともし続けてほしいというふうに思います。
 熱情貫徹42年、いよいよ冠置いて辞職をいたします。4月からOBとして静岡県警察をしっかり支える側に回りたいと思います。本当にありがとうございました。(拍手)

○平田警備部長
 本日はこのような機会を設けていただきまして、本当にありがとうございます。
 本当にあっという間の38年間でした。この間、部内外の本当に多くの皆さんに支えられ、助けられて、やっとここまで来たと、本当に感慨深い思いでおります。
 文教警察委員会につきましては、説明者として、警備部長として、2年間だけこの場所に出席させていただきました。いつどんな質問が出るかわからなくて、ひやひやしながら、緊張した思いで、長い時間過ごしてまいりました。
 警備ということで、なじみが薄いせいなのか質問はほとんどなかったのですが、それでも、浜岡原発や静岡空港テロ対策、県内の右翼情勢、それから機動隊の士気高揚方策、幾つか質問をされて、何とか答えたのを覚えておりますし、よかったなと思っております。
 後輩に残す言葉ということですが、前任の静岡南警察署長のときに、初めての署長訓辞で言った言葉ですが、警察官として、使命感、責任感を持ってどのような仕事にもぶち当たっていくようにというような話をしました。使命感と責任感を持って仕事をということで、私から一言だけ言わせていただいて、御挨拶にかえさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)

○土手交通部参事官兼交通企画課長
 先ほど御紹介をいただきました本県独自の罰則つきの暴走族根絶条例につきましては、委員の皆様にその制定に大変な御尽力をいただきました。お陰をもちまして、その後の暴走族対策に相当の成果を上げることができたということで、担当として大変光栄に思っております。
 こうして、健康で定年退職を迎えられるということは、本当に多くの上司、先輩、同僚、そして、警察の協力者、理解者のお陰であると、心から感謝をしております。心から、本当に多くの皆様の温かい心に触れ、感謝の気持ちでいっぱいです。
 退職を前に思うことは、警察組織への感謝でもあります。一面で、大変厳しい組織ではありますけれども、厳正な規律が求められるからこそ、団結力が生まれ、組織への帰属意識も生まれて、私のような者でもこうして一人前の警察官に育てていただけたと思っております。
 後輩への一言ということでありますけれども、月並みではありますけれども誇りと使命感ということだと思います。イコールそれは、警察職務の崇高さに思いをいたして、全力で職務に打ち込むことだと思います。
 私の上司の言葉に、職業として警察官を選択したということは、職業を選択したのではなく、人生を選択したのですというものがあります。もちろん、警察に限らず、人生の選択と言える職業はたくさんありますし、全ての職業に通じるものと思いますけれども、私自身、この上司の言葉を金言として胸に刻んだ覚えがあります。誇りと使命感を胸に、全力を挙げて職務を遂行し、県民の期待と信頼に応えていただきたいと思います。
 私も静岡県警察官だったことを誇りに、折しもこの春からは町内会長、来年は自治会の副自治会長ということでありますので、今後は一市民として大いに地域貢献をしていきたいと考えております。
 こうして発言の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。大変お世話になりました。(拍手)

○中嶋交通規制課長
 私は、まず警察官を志望した動機は、昔、桜木健一という俳優が「刑事くん」というドラマをやっておりまして、それを見て、少し憧れがありました。ただ、入ったきっかけは、高校3年の夏にオートバイで同級生2人と走っていたところ、警察官にとめられて、警察官の採用試験を受ければ今日は勘弁してやろうと、違反はしていなかったはずでありますけれども、言われるまま受験票を出したのは、3人のうちの私だけであります。こんな不純な動機でいいのかなと思いましたけれども。ただ、警察学校に入校する少し前に、皆さん御存じの浅間山荘事件がありました。その中継を見ながら、母親に「あんた、本当に大丈夫かね」と言われまして、そのときに、もうやるしかないという気持ちを決めた記憶があります。
 入ってからは、もう失敗の連続でありまして、いろんな方に助けていただいて、今日まで来られたというところが本当のところであります。特に、交通規制課に5回赴任をさせていただきました。以前は補助員として、この末席のほうで交通部長以下の答弁の下支えをしたという5年間の記憶がありますので、この席へ座るのは初めてですけども、この委員会には、なじみがあって、皆さんによくしていただいたということであります。
 私の信条は、継続は力なりということで、警察官に最も必要なものは、体力、気力だと、いまだに個人的に信じておりまして、自分も若いときから今もずっとトレーニングを続けております。お陰で、大きな病気やけがもなく、42年間勤めさせていただくことができました。ここまで頑張ってこられたのは、まさによき上司、先輩、同僚、あるいは優秀な部下のおかげだったと心から感謝をしております。
 既に病気で亡くなった同期も何人かおります。42年間の職務を全うできることに、本当に心から感謝をいたします。きょうは本当にありがとうございました。(拍手)

○天野(一)委員
 6人の方、貴重な御意見をどうもありがとうございました。
 退職後は、ぜひ地域そして県警察の応援団として、力を与えてください。健康に留意して、第二の人生がすばらしい人生でありますことを御祈念申し上げて、感謝の言葉とさせていただきます。ありがとうございまし

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