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委員会会議録
質問文書
平成27年２月定例会産業委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 天野 一 議員 |
| 質疑・質問日： | 03/03/2015 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○天野（一）委員
最後に、質問ではありませんけれども、企業局の退職予定者が井上善朗企業局理事ということです。年度末を迎えて産業委員会説明者のうちで企業局では井上企業局理事が県を退職されると伺っております。
井上理事におかれましては、昭和53年４月に本県に奉職されて以来、37年間の長きにわたり県行政の推進に多大な御協力、御尽力をされましたことに心から敬意と感謝を申し上げます。
この間、静岡市の道路部参与や都市局市街地整備課長、静岡土木事務所長などの要職を歴任され道路整備の推進などに力を尽くされました。平成25年４月からは企業局理事として水道施設の耐震化計画や長期修繕改良計画を見直すとともに、水道施設更新マスタープランの策定を進めるなど長期的展望に立って工業用水及び水道の安定給水に御尽力されました。また地域振興整備事業においては、13年ぶりにレディーメード方式による工業用地の整備を再開するなど、県が進める企業誘致の推進に積極的に取り組みました。
今後は、健康に留意されるとともに、これまで養われました豊かな経験と見識を生かし、さらに御活躍をされることを御祈念申し上げたいと思います。
御退任に当たり、これまでかかわってこられました県行政を振り返り、後輩へのアドバイスなどありましたら一言お願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○井上企業局理事
ただいま御紹介いただきました。
本当に37年間という長さでありましたけれども、本県に奉職いたしましてこれまで勤めさせていただき、本当にありがとうございます。
今、２番委員から多大なる私の業績や、やってきたことについてお話しいただきまして、本当にありがとうございます。
私、今御説明がありましたように昭和53年に本県に奉職いたしまして、最初に勤務したのが富士土木事務所富士宮支所というところでありまして、当時は毎年のように台風あるいは豪雨による災害がありまして、入った直後は災害復旧の業務に大変忙しく勤務した記憶がございます。
その後、これまで災害復旧あるいは道路、河川等の整備が進んでまいりまして、私は平成24年度に下田土木事務所長で１年間おりましたけれども、そのときもかなりの大雨が降って土砂崩れ等ありましたけれども、私が県に入ったころに比べると同じような雨が降っても災害が大きくならないというような感じで、県土もかなり災害に強くなったんじゃないかなと考えております。
企業局にまいりまして２年目になります。企業局を取り巻く環境は非常に厳しい状況がございまして、企業の規模縮小あるいは撤退あるいは人口の減少、さらには施設の老朽化が進んでまいりまして、いずれは施設の更新が必要になってまいります。
そういったことで、大変厳しい状況ではありますけれども、最近は希望の光が見えてきたのかなと考えております。と言いますのも、清水港でＬＮＧの火力発電所が計画されておりまして、そこで冷却用に工業用水を大量に使用していただけるというようなことで検討されております。それから駿河区の大谷地区では新インターの周辺の開発整備が検討されておりまして、そこにも工業団地の造成が計画されておりまして、そこにも工業用水の利用が検討されるんじゃないかと考えております。
そのほか、浜松市や湖西市でも大規模な工業団地の造成計画がありまして、そういったところで工業用水の利用が進められるんじゃないかと大変期待をしております。
そのほかにも、先ほど出ました新プロジェクトでありますセルロースナノファイバー――ＣＮＦといった新しい産業の開発が進んで製品化ということになりますと、岳南地域にまた新たな産業あるいは工場の立地も進むのではないかと大変期待しております。
そんな中で、そういった希望の光が見えてきておりまして、残った企業局の皆様にはぜひこういったことに取り組んでいただいて、希望の光をより確かなものにしていただきたいと思います。産業委員会委員の皆様方におかれましても、ぜひとも御指導、御鞭撻のほどお願いしたいと思います。
終わりに当たりまして、産業委員会委員の皆様、それから企業局の皆様方の御健勝と御活躍を祈念いたしまして、私からの御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。（拍手）
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