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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成27年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:吉川 雄二 議員
質疑・質問日:10/07/2015
会派名:自民改革会議


○吉川委員
 一括質問方式でまず1点。盗犯についてお伺いいたします。
 資料1にありますが、本県の刑法犯の認知件数が12年連続で減少しているということ。大変努力なさっておることだと思います。努力をいただいていると思います。
 平成14年のピーク時に比べれば半分以下になっているということです。当然今、申し上げましたように警察を初め各種防犯活動に尽力されている自治体職員、さらには防犯のボランティアや学校関係者など、深く感謝を申し上げたいと思います。
 そこで当然、刑法犯の多くを占めているのは、昔から窃盗犯ということですが、恐らく8割から9割ぐらいが窃盗犯です。これだけ全体数が減っているのだから、当然窃盗犯は相当減少していると思います。
 そこで、ちょっとお伺いしておきたいんですが、窃盗犯の認知件数の状況。そして最近、こんな手口は珍しいといったような手口があったら教えていただきたいと思います。
 その手口の中で大きく減少した、または増加した手口というのは、その特徴があれば教えていただきたいです。
 あと、現在の窃盗の発生状況を踏まえて、我々住民が注意すべき点について。どういう点を注意したらいいか、お伺いをしておきたいと思います。しっかりと注意を喚起したいと思います。

 続いて、夏山の遭難についてなんですが、ことし7月から8月に全国で発生した山岳遭難が、昨年同期より64件も多い647件ということで、4年連続で過去最多となったという報道がありました。遭難者も83人ふえて782人ということで、統計が残る1968年以降最悪だったということで、死者、行方不明者は昨年より13人多い65人、これちょっと多いです。
 そこで、静岡県は長野県、富山県に続いて3番目に遭難が多かったということで、本県の山岳遭難救助隊の負担も並々ならぬものがあると思います。
 そこで、4点ちょっとお伺いをしたいんですが、本県における夏山の遭難状況。特に私は地元が富士宮市ですもので、富士山の状況、また死亡した遭難の状況等をお伺いしたいと思います。

 2点目は本県における夏山の遭難の内訳、どのようなものが多いのか。

 それと3点目です。県警の山岳遭難救助隊は、全遭難のうちどの程度、救助活動に当たっているのか。

 4点目です。本県における夏山の遭難で、特徴的なことがあれば、その内容について、お伺いをしたいと思います。よろしくお願いします。

○太田刑事部参事官
 まず、2番委員御指摘のとおり、窃盗が全刑法犯の約7割を占めております。窃盗認知件数は8月末現在でありますが1万853件、これがピークは5万1000件ありました。そのぐらい窃盗は減っております。
 しかし、その中でも8月末現在で認知の多いのは、先ほど申し上げたとおり自転車盗、万引き、車上ねらいの3つの手口だけで50%を超えております。これが件数として50%を超えているということですが、これらはいずれも件数自体は大幅に減少しております。
 そして、もちろん自転車盗と車上ねらいの約7割は無施錠という形で被害に遭っているものです。
 認知が大きく増加した手口は本年8月までですが、空き巣であります。プラス101件で450件既に発生しておりまして、これの手口というか侵入方法ですが、ガラスを破って侵入するのが約5割。鍵を締めていない無施錠も3割以上という特徴があります。この窃盗が増加しているのは組織窃盗グループによるものも考えられまして、先日ようやく検挙をいたしまして、かなり多くの余罪を今、鋭意捜査しているところでございます。
 また、珍しい手口というものについては、富士、富士宮地区とか最近は島田市とか奥に広がっているんですが、自動販売機のつり銭口に火を放って、おつりをとるという手口がありまして、富士宮市、富士市、島田市で発生しております。このうち7月末には、この被疑者を張り込みによって現行犯で逮捕もしておりますが、さらに新しく、また同じ手口で発生しているという特徴があります。これは不審火です。自動販売機の不審火ですので、火災につながるというおそれもありますので、体制を組んで県警として取り組んでいるところでございます。
 その他は、県西部地区で消防用ホースの筒先というんですか、ちょうど真鋳でできているものですから、それを筒ごと盗んでいってしまう手口がありました。これは県西部地区において81件発生しておりまして、夜間ですから張り込みを続けて、何とか検挙をしていくということで捜査しているところでございます。
 それで、窃盗犯についてはいろんな対策をとっているわけですが、自転車盗と車上ねらいは非常にまだ多いわけですが、まず確実な施錠をお願いしたいと考えております。犯人が敢行するため時間がかかれば、それだけ犯人にもリスクがあるということで、鍵を外す作業とか、犯人にひと手間かけさせることを皆様にお願いをして、できるだけ被害に遭わないようにということを進めております。それによって抑止効果が出てくるんじゃないかということで、そのことを警察から呼びかけております。
 空き巣につきましても、確実な施錠とか、防犯錠、防犯ガラスの採用などをしていただきたいと言っているんですが、さらに音、いわゆる警報装置とか、砂利とかの音を立てるような工夫。センサーライトがつく光です。これと一番いいのは防犯カメラですが、防犯カメラをつけて、いわゆる目。今進めているのが音、光、目の対策をぜひ行っていただきたい。これによって犯人側のリスクをふやし、犯行を断念させるなど自主防犯対策を現在のところお願いしているところでございます。

○出雲地域課長
 夏山の遭難状況について、御説明いたします。
 本県における7月から8月の山岳遭難事故は62件で前年より3件減少し、事故者数は68人で前年より3人減少しております。
 また死者数は前年より1人減少し、ゼロです。行方不明者は1人で前年より1人増加しております。これら遭難事故のうち富士山における発生件数は50件で前年度より1件減少し、事故者数は55人で、前年同数となっております。

 夏の山岳遭難事故の62件の内訳については、転倒が19件、31%と最も多く、次いで発病が17件、疲労が13件などとなっております。発病17件のうち16件は富士山で発生しておりまして、急激な気圧の変化や気温の低下、弾丸登山等による高山病や低体温症を発症する事例が多く見られております。

 夏の山岳遭難事故の62件中、警察が対応した事故は56件です。このうち山岳遭難救助隊は35件に対応し、37人を救助しております。
 また、富士山では遭難事故50件中45件に警察が対応いたしました。山岳遭難救助隊はこのうち32件に対応、35人を救助しております。

 本県の夏山遭難は富士登山者の事故が50件、81%と最も多く、軽装や照明具の不携帯などの準備不足や弾丸登山などの無理な計画による事故が多いのが特徴でございます。
 また、富士山の遭難事故では外国人遭難者が15人と前年より7人増加したほか、女性遭難者も26人と前年より10人増加するなどの特徴が見られております。

○吉川委員
 夏山の遭難状況ですが、本年は減少しているということで、それを聞いて安心をしました。ただ、富士山がほとんどを占めるということで、これは登山者にも大いに夏山の怖さと申しましょうか。富士山の怖さの啓発をしていきたいと思います。

 それと窃盗犯の状況につきましてはわかりました。これは要望というよりも、我々の決意を一言申し上げておきたいと思います。
 消防ホースの先を盗むなんていうのは、本当に世知辛い世の中になったと思います。ますます、我々も地域経済の活性化に向けて頑張っていきたいと思います。

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静岡県議会事務局議事課

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