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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成29年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:11/01/2017
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 1件について分割質問方式で、公営住宅課にお願いしたいと思います。平成28年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書106ページです。
 県営住宅の老朽化に対して、建てかえ、改善事業、長寿命化モデル事業、地域居住機能再生推進事業と多くのメニューがあるわけですが、老朽化した住宅の建てかえ、長寿命化という判断はどうやってされるのか、わかりやすく教えてください。

○青野公営住宅課長
 公営住宅の建てかえ、全面的改善、居住改善と3種類使っております。どれを採用するかでございますけれども、公営住宅は1970年代に一斉に建ったもんですから、全てを建てかえるのは財政的に厳しいので、更新の時期をずらすという意味で、設備的な改善を行う居住改善、高齢者がふえておりますので廊下、エレベーターをつけるような全面的改善、解体をして新しくする建てかえの3つの事業を組み合わせて団地全体の再生を進めているところであります。
 再生整備に当たって、平成18年度から県営住宅再生計画をつくらせていただいております。当初は整備計画の対象が郊外の大規模団地だったもんですから、そのときはエリアごとに割合を決めて、建てかえを3割、全面的改善を2割、居住改善を3割、用途廃止または戸数が必要な場合は借り上げへの転換が2割ということで進めさせてもらっております。
 昨年度再生計画を見直し、対象が中規模団地になりましたので、割合を設定しないで個別に建てかえ、全面的改善の対象住棟を選定しています。
具体的には、将来的に団地の戸数を維持するか削減するかを団地ごとに位置づけた上で、建築基準法などの規制の問題や、敷地の有効活用の視点、仮移転の必要性等を踏まえて、事業の効率等を考慮して総合的に判断しております。

○大石(哲)委員
 私の住んでいるところに、職員住宅があるんです。1つは更地にして土地を売っていく、もう1つは建物つき売却。同じような古さなんだけれど、片方は買った人に任せよう、委ねると、その違いがよくわからないんです。
今の話を聞いていても、この建物は建てかえ、この建物は長寿命化と割合で判断するのではないのであれば、クラックが入っていて住人からいろんな話があるから建てかえといった基準があるのかお聞きしたいんですが、どうでしょうか。

○青野公営住宅課長
 1つの団地の中の建物がほぼ同時期につくられておりますので、クラックの多い少ないで判断をしておりません。団地の再生整備が終わったときにどういう形になるのがいいのか、敷地に余裕が生まれるようであれば売れる土地をどうつくれるだろうか、どこから着手するか、建てかえエリアをどこにするかを考え、どの手法を採用するか判断しています。個別の棟というよりも、団地全体の配置等を見ながら判断しています。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。イメージとしては湧きつつあります。
 もう1つ、東部団地に民間活力を導入したという御説明がございました。民活を導入することと直営とはどう違うのか、どういう効果があらわれたと評価されているか教えていただけますか。

○青野公営住宅課長
 先ほど申しました、平成18年度から県営住宅再生計画を作成し計画的に県営団地の再生をしていく中で、非常に事業量がふえ、職員の手が回らなくなってきました。そこで民間活力を使おうということで、設計、施工一体で規模的にもかなり多くの棟数をまとめて発注することができましたので、人的な問題、民間の設計、施工一括によるスケールメリット等によるコスト縮減を目指して実施をいたしました。

○大石(哲)委員
 その民活というのは、工事明細表に記載の青山工務店を指すのか、静岡県住宅供給公社なのか、それとも純粋な民間の会社なのか。

○青野公営住宅課長
 静岡県住宅供給公社は、団地管理の委託先でありまして、民活は純粋に民間の事業者さんにお願いをしております。
 それから、今回記載がありました東部団地の青山工務店は民活ではなくて、東部団地の建てかえをしていないエリアにおいて直営で行った外壁改修工事の請負業者でありまして、民活とは関係ありません。

○大石(哲)委員
 そうすると、説明書に民間活力とありますが、工事明細表には民活事業は出てこないのですか。

○青野公営住宅課長
 東部団地の民活は平成23年から始まりまして、平成27年に完成をしております。現在は2つ目の団地、今沢団地で実施しております。
民活は委託費用になりますので、工事明細表には掲載されておりません。

○大石(哲)委員
 わかりました。ありがとうございます。
 もう1件お願いします。
 同じく県営住宅ですが、施策展開表41ページの評価の欄ですけれど、アの目的及び目標の欄ではいずれも順調に増加して、イでも効果的な整備、改善が図られているということで順調に進んでいるように書かれていますが、最後の課題となると、再生整備に着手していない県営住宅も多数あると、突然ここに出てくるんです。
上の2項目は全て順調に運んでいるようにとれますけれど、最後の課題にくるとまだたくさん残っているという表現になっているんですが、これはどのように捉えればよろしいでしょうか。

○青野公営住宅課長
 昨年度県営住宅再生計画を見直しまして、平成28年度から平成37年度の10カ年の計画を立てております。さかのぼれば平成18年度に10カ年計画を立て、5年経過した時点で見直しをし、現在平成28年度から37年度までの計画になっているところです。
計画上は予定どおり進めておるんですけれども、1970年代に一斉に建った建物が多いので、その点ではまだまだ進めなきゃいけない部分はある。ただ計画上は計画どおりには進んでいるということです。

○大石(哲)委員
 計画で取り上げた住宅については順調だけれど、それ以外のものもあるよということですね。説明を受ければわかりますが、もうちょっと考えていただければと思います。以上で終わります。

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