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委員会会議録
質問文書
平成31年２月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 前林 孝一良 議員 |
| 質疑・質問日： | 02/28/2019 |
| 会派名： | 公明党静岡県議団 |
○前林委員
１点だけですけれども、一問一答方式でお願いします。
明日、３月１日から新東名新静岡インターチェンジから森掛川インターチェンジまでが試験的に120キロ制限になるそうですけれども、目的についてまず教えていただきたいと思います。
○小川交通部参事官兼交通企画課長
目的でありますが、国、警察庁等で構成する高規格道路の規制速度を見直す検討委員会で、設計速度が120キロとなっている新東名については100キロを超える速度規制を検討すべきだとの提言を受けまして警察庁と協議した結果、まず一部の区間で110キロに最高速度を引き上げて１年間実態を見ましたけれども、安全性が確保できたためさらに10キロ最高速度を引き上げることになったものであります。
○前林委員
高速道路ですから高速走行するのが前提ですけれども、110キロ、120キロと上がれば上がるほど事故が起こった場合の危険性と言いますかそれだけ大きな事故になるわけで、試験的ではありますけれども120キロに引き上げることはドライバーとしては非常に不安に感じる部分もあるんですけれども、いかがお考えでしょうか。
○小川交通部参事官兼交通企画課長
新東名高速道路の引き上げ区間におきましては、１年間110キロの試施行を実施した結果、実勢速度もほとんど変化なく、それに伴う事故も懸念される最高速度違反が原因となる重大事故等もなく、人身事故も減っておりますので、安全対策をしっかり行えば120キロに上げても大丈夫だろうとのということで上げたものであります。
ただ、120キロに上げますと実勢速度も上がることが予想されますので、パトロール等を強化して事故が起きないように万全な対策をとる予定でおります。
○前林委員
今議会の代表質問であおり運転防止について質問させていただいた関係で、私は個人的には高速道路は90キロで走ると決めてるんですね、余り理由はないんですけれども。それで90キロで走る車は最高速度120キロに引き上げたときやはり邪魔な存在ですよね。
だから、90キロは決して遅い速度ではないけれども、邪魔になり90キロで走ったら悪いのかなという気持ちにもなるわけで、逆にそんなことであおり運転がまた発生する危険性も感じるんですけれども、どうお考えでしょうか。
○小川交通部参事官兼交通企画課長
規制速度を120キロに引き上げたからといって全ての車に120キロで走っていただくのではありません。自分の運転能力等に応じた最も安全な速度で走ればいいものですので周知しているところであります。
また、追い越し車線と走行車線は実勢速度の差がありますので、100キロ以下で走る車については実勢速度が遅い第一通行帯を走るように呼びかけているところであります。
あと、あおり運転の関係でありますが、大型貨物自動車等については80キロのままで引き上げを行いません。
そうしますと、車両間による速度差が生じてきますので、あおり運転の発生も懸念されるところであります。このため最高速度120キロ区間の試行期間の片側３車線が連続する区間においては、最高速度が80キロの大型貨物自動車は第一通行帯を走る交通規制を実施しております。大型貨物自動車や走行速度の遅い車は、実勢速度の速い第二通行帯や第三通行帯を走行しないような措置を講じるとともに、速度超過や車間距離保持違反に対する指導、取り締まりも強化してまいります。
○前林委員
最後は、要望にしますけれども、先日用事があって東京に行きました。それで東名高速道路の片側３車線を走っているときに、かなりのスピードで車線変更しながら進んでいく車がいて非常に怖い思いをしました。
全てのドライバーがルールを守ってしっかり運転してくれればいいんですけれども、中にはやはりそういう走行をする不心得者もあるわけでして、120キロの試行目的は理解しましたけれども、それによって危険な行為等が発生して事故につながるようなことがないように取り締まりに万全の注意を払っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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