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委員会会議録

質問文書

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平成22年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:佐原 徹朗 議員
質疑・質問日:03/12/2010
会派名:自由民主党県議団


○佐原委員
 まず、所管事項の説明資料の資料5でございますね。これを見ますと、最近とみに検挙率というのが落ちているんですよね。非常に憂慮している状況であるわけでありますけれども、そうした中におきまして、やはりその活動の原資となるような捜査費――捜査報償費というのかな、それが最近はとみに落ちているということも聞くわけでありますけれども、そのことの相関関係というのを何か公安委員会のほうではどのように考えていらっしゃるか、ちょっとお伺いしたいと思います。

○末木刑事部長
 検挙率は認知件数が減ってきたおかげで、検挙件数自体は横ばいであるわけで、全体的には上がっているのかなという感じがいたします。
 捜査費につきましては、使うところはやはり情報収集の面でございます。薬物事件、あるいは暴力団事件等でそちらのほうに若干の影響はあるかと思いますけれど、全体の刑法犯は検挙に関するものについてはそう影響ないとは思っております。

○佐原委員
 わかりました。
 新聞によりますと、この説明員の方々の中で池野総務部長、末木刑事部長、望月地域部長、清警備部長、渡邉組織犯罪対策局長、七戸地域課長、亀窪刑事企画課長の7人が今春をもって御勇退ということが報道されておりました。私と同世代の方々であるわけでありまして、私もそろそろ退職しなきゃいけないなと思うきょうこのごろでございます。
 長い人で42年間、県民の安心・安全を守る警察官として御活躍いただき、県民を代表し敬意と感謝を申し上げる次第であります。
 また、この7人の方々のほかにも、私どもとともに仕事をいたしました高橋静岡中央署長、そして市川静岡南警察署長も退職予定と伺っておるわけであります。
 数々の輝かしい経験をお持ちの皆さんでありますが、時間の関係もありますけれども、手短に今後の県警を担う後輩に向けて激励の言葉がありましたら、ぜひ一言ずつお願いをいたします。

○池野総務部長
 退職に当たりまして、大変名誉な機会を与えていただきましてありがとうございます。
 委員が今お話のとおり、私は42年という長い間勤めさせていただきましたけれども、今日ありますのも、やはり上司、先輩の厳しくも温かい御指導のおかげということで本当に感謝の気持ちでいっぱいであります。
 また、私どもいろんなところで勤務させていただきましたけれども、特に警察署で勤務させていただいた折に、地元の皆さんと一緒になって交通安全活動、あるいは防犯活動などをやらせていただいたり、あるいはまた地元の方々が非常に知識が豊富で、地元の歴史やそれこそ風俗というような、いろんな御教授をいただいて、本当にいい思い出になったなというふうに思っております。
 そうした中で、やはり後輩の皆さんも、地元の皆さんの御理解、御指導がなければ、やはり治安確保ができないというそうした認識をやはりしっかり持っていただいて、積極的に地元の方々に飛び込んで、地元の信頼を得て、それからやはり地域のために貢献できるような仕事をしていただければありがたいなというふうに思います。
 時間もありませんけれども、そんなことで、もうただただ感謝の一念で、後輩もそのような地域のためにという意識を持ってやっていただければありがたいということでございます。以上でございます。(拍手)

○末木刑事部長
 この委員会には通算で5年ほど説明員として出席させてもらいました。本当にいろいろ勉強、経験させてもらいました。ありがとうございました。
 42年間あっという間なんですが、今の気持ちは無事――まだ終わっていないんですが――無事やり遂げたという満足感と安堵感でいっぱいでございます。
 若い者、後輩にということですが、学校にもおりました関係でよく若い学生に言った言葉は、精神的な問題なんですが、大切にしてもらいたいYKK――ファスナーの話なんですが、覚えやすいために言うんですが、友人と家族と健康を大切にしてもらいたいということと、仕事に当たっては初心を忘れず常に前向きに夢に向かって頑張ってくれと、こういうことを言ってまいりました。多分若い人は一生懸命頑張りますので、引き続き委員会の皆さんには御支援と御協力、またよろしくお願いしたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手)

○望月地域部長
 私もお2人と同様42年間でございます。私の警察官の原点は、交番勤務1年の後、県の機動隊に異動になりまして、成田闘争警備が原点でございます。機動隊に配置がえがあってすぐ、成田の現地に出動をいたしましたが、その現地で見たものは火炎瓶の中を一日じゅう警備靴を履きっ放しで、なおかつヘルメットもかぶったまま、泥まみれになってあの原野を走り回ったそういう記憶でございます。
 その中で一番強烈に残っているのは、休憩仮眠も成田現地の小高い丘の上に同僚の隊員が見張りで大盾を立てて、その中で休憩仮眠をとったのが原点でございます。そういうことを警察官になってすぐ体験をいたしましたので、その物事につきましては、大体のことは何とかなるという気持ちで明るく前向きに取り組んでまいりまして、今日何となく終わりを迎えたと、こんな感想でございます。
 今、清々しく達成感に満ちた毎日でございます。今後は一市民として、後輩を応援してまいりたいと思います。ありがとうございました。(拍手)

○清警備部長
 1分半ぐらいお礼を申し述べたいと思います。
 私は38年間勤務いたしました。その間、数えましたら26回異動がありまして、転居がそのうち20回ありました。いろんなところで勤務をいたしまして、いろんな人との出会いがありまして、その間、成功、それから失敗、辛かったこと、楽しかったこと、いろいろございました。
 現ポストに着任した直後でございましたが、アフガニスタンでの伊藤和也さんの殺害事件というのを担当をいたしました。大変記憶に残る事件でありまして、その御家族の悲しみの顔はいまだに忘れられないということでございますが、この捜査というのはまだ継続しております。後輩に引き継ぐつもりでありますが、まさにその初期というのは警察の総合力を発揮した対応をとって、多くの皆さんの協力を得たわけでございます。このときに今までの経験、それから人脈というのが非常に役に立ったわけでございます。ということで、後輩には、若いうちはいろんなことを学んで、いろんなことを経験していただきたいというふうに考えております。
 それから私の大きな反省点でございますが、仕事は意外と夢中でやったんですが、家庭のことは一切顧みないということでありまして、多くのここにいる同僚もそうだと思うんですが、特に家内には大変な苦労をかけたんではないかというふうに思っております。後輩にはぜひ仕事も大事、家庭も大事でやっていただきたいなというふうに思います。
 今後どんな人生を送るかわかりませんけれども、今後は家内を大切にゆっくりやりたいなというふうに考えております。
 今までやってこれましたのは、本当に皆様方のおかげだというふうに感謝の気持ちでいっぱいであります。残りわずかでございますが、最後まで気を抜かないでしっかりやりたいと思います。大変ありがとうございました。(拍手)

○渡邉刑事部組織犯罪対策局長
 私は今日まで41年と346日を迎えたわけでございます。その勤務の主なものは、知能犯捜査でございました。そんな関係で当然県議の先生方を対象にした事件もやってまいりましたし、選挙違反でいろいろ調べさせていただいたことも多々ありました。もし、この委員の先生方にそういった形で御迷惑をおかけしたことがありましたら、ここでおわびを申し上げたいというように思います。
 私の場合は、後輩にということでございますが、これは自分も信念としてやってきたことでございますが、やはり姿勢一貫といいますか、あくまでも誠実さを持って仕事に当たるということで、これを貫くということが一番かというように思います。
 それと、この最後の2年間、組織犯罪対策課長、組織犯罪対策局長という立場で、県下各地へ講演ということで出かけさせていただいて、振り込め詐欺の関係ですとか、暴力団、あるいは交通事故等のことをいろいろお話ししてまいりました。
 それと関連をすることでございますけれども、当然その話の中には、笑いを交えてということでやってまいりましたけれども、笑いは心の栄養素ということで、ストレスの多い職場でございますので、ぜひいつも笑いながら、余り笑ってばかりいますとばかじゃないかと言われますし、適度に笑って仕事に邁進していただければというように思います。長い間、ありがとうございました。(拍手)

○七戸地域部参事官兼地域課長
 私は2年間、ここへ出席させていただきました。凶悪事件が発生したときの幹部の指揮で感動したことがあるものですから、御披露してそれで去りたいと思いますけれど。
 もう10年ぐらい前ですけれど、東部の某署で、親孝行の女子大生が夜さらわれて、それで乱暴されて油をかけられて、証拠隠滅のために殺されたという事案があって、彼女の家は4人兄弟でお父さんが体が悪くて寝たり起きたり、お母さんはパートをやっているという、家計を助けるために彼女は深夜まで働いてどんなに遅くなっても雨が降っても、自転車で自宅へ帰っていたわけです。そのある日に、薬で狂った者にさらわれて、それで乱暴されて、証拠隠滅のために生きたまま油をかけられて殺された事案であります。そういう凶悪事件であります。
 時の本部長は捜査責任者に、署長の首をかけてもいい、草の根をかき分けても犯人を逮捕せよと、そういう厳命を下したんであります。それから間もなくして、軽い罪で交通刑務所へ逃げていた30代前半の男が逮捕されまして、そして判決も出たものですから御承知のことと思いますけれど、1人であるのに凶悪きわまりないと、更生の余地なしということで死刑の判決が出ているわけです。
 ですから、やっぱり警察は悪いやつは絶対逃しちゃいかんと、そういう幹部の指揮、そういう迫力、姿勢、そういうものを私はすごく10年前ですけれど感動しまして、やっぱり悪いやつは逃しちゃいかんということを本当にこれだけ感動して、それで今までやってきました。本当にありがとうございました。(拍手)

○亀窪刑事部参事官兼刑事企画課長
 私は42年間勤務したわけでありますが、42年前の4月1日、当時、今の静岡市駿河区池田にありました警察学校に入校したわけですが、学生と言うことで同期生と一緒に入ったんですが、当時の宿舎は建築現場の飯場というプレハブ住宅の建物で2階建て、1部屋が8畳間の畳で押し入れがあるだけ、座机と暖房器具は火鉢というようなことで勤務いたしました。それから42年勤務して、今は環境が非常に整っているということを感じます。
 仕事といたしましては、42年を見ると34年間を刑事一筋で勤務させていただきました。最後まで刑事で勤務させていただけたことに対して、本当に感謝を申し上げます。
 刑事といいましても、凶悪犯とか泥棒の追跡が主だったんですが、42年前は1つの警察署の中で捜査をしているのは、大体被疑者というのは検挙できたわけですが、現在は国内はもちろん外国から入ってくると、しかも犯行後すぐ帰ってしまうというような事件が、もう静岡県内も他県と同じように起きているというようなことで非常に危惧しているわけであります。
 刑事としましては犯人を検挙するのが刑事だと、泣き言を言うなということで、家庭も顧みずに仕事一筋で続けてまいってきました。刑事の使命感を達成したことに対する非常に満足感がございます。本当にありがとうございました。(拍手)

○佐原委員
 これからも力いっぱい頑張ってください。以上。(拍手)

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