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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成22年決算特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大塚 善弘 議員
質疑・質問日:11/15/2010
会派名:平成21


○大塚委員
 高齢者の加害者に限って言った場合、年齢による違反率といいますか、そういったものがどうなのかというあたりをちょっとお聞かせいただきたいと思います。違反率とか事故率とかというようなことがどうなのかというようなことをお聞かせいただきたいと思います。

 それともう一つ、平成21年度の組織機構の整備による特捜イージスといったようなもの、または鑑識体制の強化といったものの具体的な成果、こういう成果を上げましたというようなことがあれば、少しお聞かせいただきたいと思います。

○ア田生活安全部長
 組織改正のうち特捜イージスの関係と、それからインターネットに起因する関係で、少年事件指導室に児童ポルノ対策係を新設しておりますので、その関係について御説明いたします。
 子ども・女性安全対策係の関係につきましては、平成21年度中に24警察署に派遣して、139事件に従事いたしました。その結果、事件化して検挙したものが48件、それから事件にはならない、事件になる前に警告してとめたというのが55件ございまして、合計103件の何らかの対策がとられました。残りは何かといいますと、新年度に継続しているもの、あるいは警戒活動をとったんですが再発がなくて、捜査を中断したもの等でございます。今申し上げました103件の対応というのは、全国第5位の数字でございまして、静岡県の規模からしますと、非常にいい効果が出てるのかなと思います。これは平成21年度中の数字でございます。
 それから、児童ポルノ対策係をつくりましたが、この関係につきましては少年が性被害等に遭うことが非常に多いということでつくりまして、特に児童ポルノについて国のほうでもブロッキングの対策も検討しているやに聞いておりますけども、いずれにしても被害を出さない、あるいは被害を予防するという活動も含めて対応させていただいてるところでございます。以上です。

○山下交通企画課長
 高齢運転者起因の事故でありますが、今手元の資料を確認いたしまして、本年8月末現在の状況でありますが、65歳以上の者の事故件数、これが3,583件あります。このうちの75歳以上の高齢ドライバーにつきましては1,169件と非常に事故の割合が高くなっております。運転に必要な記憶力、判断力の低下が一つの原因かと認められますので、この点に留意した交通安全教育を推進したいと思います。以上です。

○伊藤刑事部参事官兼刑事企画課長
 先ほど生活安全部長から特捜イージスの成果について話がありました。私からは、特捜イーグルの成果について簡単に申し上げたいと思います。
 特捜イーグルは多発する街頭犯罪、例えば空き巣であるとか、忍び込みであるとか、自動車盗であるとか、このような街頭犯罪及び連続発生する放火事件、あるいは強盗事件、この限られた重要凶悪事件につきまして集中的に捜査を行うという、刑事部長直轄の秘匿部隊でございます。
 私、今現在の手元の資料によりますと、4月からこの9月までの6カ月間に18事件の検挙に貢献してるということでございます。具体的にはどのような事件があったのかと申しますと、伊東市内で数年前から発生しておりました連続の強制わいせつ強姦事件では特捜イーグル――一部特捜イージス、所轄署とも連携いたしましたが――これにつきましては集中的な捜査により犯人を逮捕しました。あるいはJR沼津駅ビル内におきます刃物使用の強制わいせつ事件がありましたが、これは特捜イーグルが中心となった聞き込み捜査、あるいは裏づけ捜査等によって事件を早期に解決をしているといったような目覚ましい大きな成果があったと見ております。以上でございます。

○田宮刑事部長
 先ほど検視体制の充実の関係でどの程度の成果があったかと、このようなことでございますが、検視体制を充実するということについては、やはり犯罪死体を見逃さない、誤認検視をしない、そのためには要するに検視体制を充実強化させて、検視官が多くの現場に臨場する、そういうことになろうかと思います。昨年1年間で検視官の臨場率というものは22.3%でございます。平成20年はといいますと10.8%、つまり倍以上の臨場率になっております。それから、本年9月末を参考までに見ますと36.5%でございまして、どんな現場にも検視官が臨場して、自分の目で見て死体について判断すると、そのようなことになっています。以上でございます。

○加藤地域部長
 平成21年度の組織体制の見直しの中で、電車内における盗撮、痴漢等の対応のために鉄道警察隊に特捜イエローという所属班を設けました。検挙実績ですが、昨年の4月から昨年の12月末の間ですが、迷惑防止条例違反で痴漢が6件、盗撮が5件を含めまして、特別法犯15件、15名の検挙、中には現行犯逮捕をしております。それと、刑法犯では強制わいせつほか全部で5件検挙しております。合計20件、20名を4月以降12月までの間、この特捜イエローによりまして検挙ということです。以上です。

○大塚委員
 ありがとうございます。高齢者をめぐる交通安全対策の件ですが、やはり75歳以上が非常に高い率を示しているということで、今後ますます高齢化が進んでくる中で、今までの対策で十分だったか。現状でも高齢者の事故率がふえているということは、今後さらに伸びてくる可能性があるものですから、その点は十分やはりきめ細かな対応というのが求められるのではないかと思いますので、対応をとっていただくように要望しておきます。

 あと、特捜イージス、特捜イーグル、特捜イエローですとか、検視体制とか、いろいろ従来よりも成果をあげているということがよくわかりました。ただ、例えば検視体制に関しましても、それでもまだ36%ぐらいしか対応できてないということで、その辺はもっと増員する必要があると思うんですけれど、その辺の御意見をお伺いします。
 また、そのほかも静岡県の場合、東・中・西広い地区なものですから、そういう広い地区に対応するこういったものを配置する必要があるのではないかと思うんですけど、その辺の御意見をお伺いします。よろしくお願いします。

○岩崎警務部長
 検視体制のさらなる強化という御指摘でございますが、ことしの7月に警察庁の有識者会議、有識者研究会というのがございまして、死因究明のあり方についてということで、検視官の臨場率を現在の20%から50%に向上させる、あるいは検視官の数を現在の221人から約650人に増員させるといった内容の中間報告が出ているところでございます。このような報告も踏まえまして、今後警察庁のほうから全国警察に対しまして方針が示されるようなことがあった場合には、それに沿いまして、本県としましても一層緻密かつ適正な死体取り扱い業務を推進するための体制の強化を図っていきたいというふうに考えております。

○大塚委員
 1点、県内一円東・中・西と大きく3地域あるわけですけれど、その3地域での対応は、例えば特捜イージスですとか、特捜イーグルですとか、特捜イエローとかというそういう対応をとるのかどうかというあたりをちょっと。

○田宮刑事部長
 特捜イーグルの関係についてお答えいたしますが、特捜イーグルは現在刑事企画課に隊長以下33名の体制です。そのうちの5人1組で6個班つくってあるものですから、浜松中央署に1個班、それから沼津署に1個班、それ以外の班については、何かそういう事案があった際にそこへ投入すると。こういうようにして有事にうまく柔軟的に対応しておりますので、大体東・中・西に事案が均等に発生すればいいんですけど、それ以外のときでもそういうふうに運用している、そのような状況でございます。

○ア田生活安全部長
 特捜イージスの関係でございますけども、これも隊長以下33人の体制で運用しております。特捜イージスの場合は、基本的に予兆情報といいまして、痴漢ですとか性犯罪に関するいろんな被害に遭った、あるいはいろんなことがありますと、その情報を集約して問題性の強いところを探しながら数人から、事案によっては十数人を投入するという形で、各警察署に応援派遣をしております。ですから、事案ごとに対応しておりまして、東・中・西に分けて行うような運用の仕方ではないというように考えております。今の体制でやりながら、また状況を見て考えていきたいと思います。

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