• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和3年決算特別委員会危機管理くらし環境分科会 質疑・質問
質疑・質問者:増田 享大 議員
質疑・質問日:11/08/2021
会派名:自民改革会議


○増田委員
 分割質問方式でお願いします。
 令和2年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書142ページに、中小企業の省エネルギーの促進の中で中小企業の地球温暖化対策の取組を促進し支援員を派遣したとあります。温室効果ガスの排出削減対策において本県は製造業が多いこともあり中小企業の取組が重要になってくると思いますが、中小企業の省エネ促進対策として具体的に取り組んだ内容はどのようなものだったでしょうか。またその効果について確認させてください。お願いします。

○清環境政策課長
 中小企業の省エネルギー対策についてお答えいたします。
 本県の温室効果ガスの状況を見ますと、産業部門が全体の4割、業務部門が14%で、企業事業活動に伴うものが大変大きなウエイトを占めております。その中でも事業者の多くを占める中小企業対策を重要な事業として推進しております。
 具体的に行っている事業としては、こちらに記載しております省エネルギーの促進で省エネ支援員を派遣する制度を行っております。こちらにつきましては、企業からまずはどのようなことをやっていいのか分からない、温室効果ガスがどの程度出ているのか分からないという声を踏まえ、そうした中小企業のサポートをする目的で省エネ支援員の派遣を行っております。
 また、国の制度と県のエネルギー関連の補助制度もありますので、そういった制度の説明会を2月に企業向けに行っております。そうしたことを通じて、中小企業の温室効果ガス削減に取り組んでおります。
 また、特にエネルギー消費量の多い企業に関しては、大企業も中小企業も含むものなんですが県の計画書制度があります。これは3年間で温室効果ガスをどの程度削減していくか企業が計画を立て、毎年県にその実施状況を報告するものです。こうした企業の自主的な取組促進も行っています。
 効果ですが、省エネ支援員につきましては目標としている年間の65回を超える応募を頂いて実施しており、セミナーにつきましても年間で100人以上の目標を立てていますが、令和2年度はウェブで開催したこともあり151人に参加頂いています。
 また、計画書制度につきましては、計画書に参加している企業の温室効果ガス削減率が対前年度で5.78%減ですが、県全体の温室効果ガス排出量が1.9%ですので、県全体を大きく上回る削減が行われたと理解しています。

○増田委員
 ありがとうございました。
 各企業、大手企業さんが独自に取組を進めているところも多いと思いますし、また県内に企業はたくさんありますので、どこまで県ができるのかと非常に難しいことだと思います。逆に県に言われなくてもどんどんやっている企業もあるでしょうし、ただ数でいうとどういったところを県がターゲットとしてこういった事業をやっていくのかは抽象的になりがちだと思います。昨年度の事業を振り返って、大変ですけれどもやっぱりやらなければいけない、促進しなければいけないところだと思いますので、見えてきた課題などがありましたら少し教えていただければと思います。

○清環境政策課長
 先ほど申し上げました計画書制度に参加している企業が約600社あるんですが、本年度に入ってそちらにアンケート調査を行っております。
 これは大企業も含むものにはなるんですが、特に中小企業関係の回答としては、やはり県の補助制度をどのように活用していいのか分からない、温室効果ガスの排出量をまだ十分に把握できていないことなどがありました。
 これに対して、企業の意向を踏まえながら今後の対策を行っていきたいと考えております。

○増田委員
 大事な中小企業対策だと思いますので、昨年度の反省や利点も踏まえてよりよい事業にしていただきますように要望いたします。

 もう1点、説明資料144ページ、緑化活動の促進の中でグリーンバンク事業費助成があります。
 予算の執行率を見るとかなり高く、ここには人の配置や指導などいろいろありますけれども、例えばハード面で地域シンボル創造が新規1、継続5であったり幼稚園、保育園などの園庭がモデル的な事業ですので6とありますけど、これは予算のパイが決まっていますので応募状況がどれぐらいあるのか関心の高さがちょっと分からないものですから確認させていただきたいです。モデル事業は決まっちゃっていたのかもしれませんので、例えば花と緑の地域シンボル創造や芝生休憩地モデル事業などの需要はどのような状況だったのでしょうか、教えてください。

○片田環境ふれあい課長
 実際にグリーンバンクで受け付けている要望については私どももまだ詳細を把握し切れていない部分もあり今ここで御用意できませんので、また改めて御回答させていただきたいと思います。

○増田委員
 もう1点、説明資料145ページ(2)ア(イ)で、園庭・校庭の芝生化推進事業を令和2年度から新規事業として実施して、それが上に載っているものなのかと思うんですが、この新規事業を振り返って見えてきた効果、課題等ありましたら教えてください。

○片田環境ふれあい課長
 園庭・校庭の芝生化推進事業は令和2年度から学校等、幼稚園、保育園の園庭や小学校の校庭の芝生化を一層進めていくため、芝生の管理ができるボランティア人材の発掘を目的として興した事業です。
 実際の発掘の手法としては、芝生相談会を開催しそこに見えられた皆さんに基礎的な芝生管理のノウハウ等を講習して、そういった方々が興味を持っていただいたところで皆さんに学校とか園庭の芝生管理について御協力を頂くようなスキームができないかと進めてきたところです。
 参加者は募集の予定人数よりかなり多く、締切りを過ぎても応募があった状況で非常に関心が高かった印象です。
 また、今年度につきましても同じ相談会を開催してさらに広げていきたいと考えております。

○増田委員
 ありがとうございました。
 地元に田ヶ池という池があって、そこに荒れてしまった公園があったんですけれども、先月芝生化の事業を県で応援していただき地元の人が植えてすごくきれいに生えて、静岡県の芝生の技術ってすごいなと結構皆さんに知れ渡って好評だった事業もあります。ただ一方で掛川工業高校などは大きなグラウンドなんですけれども、周りが住宅地なので洗濯物に土ぼこりがついちゃうとかいろいろあって、この芝生化事業は一般的な地域のニーズは非常に高いと思います。個人的には予算がもっとあったほうがいいなと、温暖化対策としても環境保全としても緑化推進をもっとやったほうがいいと思っていますので、昨年度の状況を踏まえてぜひ今年は事業がもっと充実することを期待し要望させていただきます。

 最後に1つだけ次年度のことですけれども、環境政策課はこれから環境の時代に入りますのでとても注目されると思うんです。予算の額や執行だけでもいいと思うんですけれども、例えば温室効果ガス排出の削減の数値がこの事業によってこう削減できましたとか、温暖化にこれだけ役立ちましたみたいな指標が環境局って何かあっても面白いかと思います。昨年の決算を見てても金額と事業ばかりだったので、地球温暖化にどれだけ効果があったのかという指標が1個でも入っているとより直線的に見れるし、何か子供の関心が低いとどこかでちょっと出ていたのが気になるのですけれども、私の感覚では子供たちは環境問題に非常に関心が高いと思うので、何か県民の皆さんと地球温暖化や環境政策に結びつきを覚えていただける工夫といいますか、メッセージの発信の仕方もあるのかなと決算を見てて思いましたので、また生かしていただければと要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp