本会議会議録
質問文書
令和6年決算特別委員会文化観光分科会 質疑・質問
![]() | 質疑・質問者: | 土屋 源由 議員 |
![]() | 質疑・質問日: | 10/29/2024 |
![]() | 会派名: | 自民改革会議 |
○土屋委員
一問一答方式で数点質問します。
先ほど7番委員から参加者数に関する質問があった、主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書113ページのグリーンツーリズム研修会についての質問です。
令和5年度に行った事業は、単年度事業か複数年度にわたる事業の途中年度、あるいは最終年度と様々な形の決算になっていると思います。この事業を今年度も実施するのであれば、昨年度の参加者数をどう評価したのかお聞きします。
○秋定観光振興課長
グリーンツーリズムについては、過去からかなりの年数を継続して実施しており、研修会はその時点の地域の実情に応じて実施しています。そのためタイミングによって参加者の内容が若干変わってきます。先ほど答弁したとおり、今回は平日昼間の開催や新規加入者を対象とした研修会でしたので、人数が増えなかったのが実情です。今後とも周知に努め、枠組みも検討して研修会参加人数を増やし、効果的な研修会の開催につなげてまいります。
○土屋委員
最初に言ったとおり1年目なのかどうかです。一昨年に研修会を開催していれば平日の昼間に人が集まらないことが分かり、その反省の上に昨年は当然集まる時間、日程を考えると思います。過去の反省を生かしているかをあえて聞いたのであり、この人数の妥当性についていい悪いを言う気はありません。グリーンツーリズムについては、参加者数が掲載されているため聞いています。
単年度事業か、複数年度事業のうちの何年目なのか、最終年度で事業を新しく変えていこうと考えている時期なのかによって研修の仕方や要点は変わってくるはずです。今年度実施している事業であれば来年度以降の参加者数は変わっていくはずです。もし何年も続けていく県の重要な事業で先ほどの反省があれば、当然研修の仕方や要点を考えていただきたいと意見とします。
グリーンツーリズムに関連して、観光議連で伊豆半島を回ったときに県が事業で関わった民宿等の施設を視察しました。
話を聞くと、開業したいとかイベントに参加して自分たちのPRをしたいところまでは県が関わってくれるけれども、それから2年、3年後に支援してもらいたい部分ではだんだん疎遠になってしまっており、県とパイプをつなぐことはなかなか難しいと話していました。観光関連事業は単年度で終わりではなく次のステップとして新しい事業や事業名が変わったりしているので、新しい事業にも参加しやすいよう過去の事業参加者データがあれば声をかけてもらいたい。
昨年度の反省を踏まえて事業を継続している最中ですから、ぜひ今年度はそのようにならないようやっていただきたい。これも意見で終わります。
次に、昨年5月に新型コロナウイルス感染症が2類から5類となり終息に向かっていく中で、観光事業者に対しては「今こそ しずおか 元気旅」等の国からの大きな支援も含めた観光需要喚起事業が終わり、その後説明資料117ページにあるバス会社も含めた旅行に対する支援をしてきたと思います。
国からの予算がなくなり急に支援事業が終わってお客さんがいなくなることがないようソフトランディングをお願いしますと昨年話した記憶があります。
支援事業が終わった後の状況については、どのような評価をしたのか教えていただきたいと思います。
○秋定観光振興課長
宿泊客数の状況は、支援終了後の令和5年10月から令和6年3月までの6か月間の前年度同月比が約104%となっており支援後も効果は継続していると考えております。
また、年末年始の12月29日から1月3日までの県内主要観光施設の入り込み客数は約88.1万人で前年度比105.2%となっており、前年度より少し増加しております。天候や曜日の並びを受けてコロナ禍前の令和元年には届いていませんが、一定の効果は継続しておりおおむねコロナ前の数値まで回復していると考えております。
○土屋委員
前年度のコロナ時と比較されても意味がないと言いたいけれども、回復してきていることは事実であり承知しています。でも観光業者への支援は今年度も予算の中で実施していますよね。回復していると思いますとの答弁でしたが、少なくとも1月以降の入り込み客数がどうだったか調べておかないと。11月、12月とこれから暮れになり正月に向けてのお客さんはあるかもしれませんが、この3か月ぐらいの今年度の落ち込みがどうなるかは前年を見れば分かる話です。先ほどコロナ時だから比較にならないと言っていましたが、今年1月から3月はコロナは大体終息しています。数字を把握することにより観光事業者、観光施設のフォローをしっかりして、前へ進めていただけたらと思います。助けなければならないところにピンポイントで予算が届く事業を展開するように、決算では前年度の状況を考えながら来年度予算について検討していただきたいと要望します。
最後に、説明資料162ページの観光施設整備事業費に不用額が発生しているのはどういうことでしょうか。もう少しいろいろなところに予算が行き渡るよう、なるべく執行率を高めるよう精査した形で予算を振り分けてもらいたいとの思いがあったので、不用額についてお聞かせください。
○花田観光政策課長
本事業は、市町が行う観光施設の整備に対する助成と県有観光施設の整備を行う事業です。本年度不用残が生じた主な要因は、県有観光施設の整備におきまして、南アルプスの山小屋改修工事に係る契約差金や日本平の電動カート運行方法見直しによる経費削減、あとは全県に設置している東海自然歩道の整備、維持補修費の実績が当初の見込みを少し下回ったことにより令和5年度の不用残が生じています。
○土屋委員
お金が少なく済んだとか使わなかった部分もあるけれど、この予算は最初の段階では100%執行予定になっていたと思います。不用額が多くなった場合、手を挙げている他の事業に予算を回せるようもう少し精査することをお願いします。
○伊藤(和)委員長
ここでしばらく休憩します。
再開は13時15分とします。
( 休 憩 )
○伊藤(和)委員長
休憩前に引き続いて分科会を再開します。
質疑を継続します。
では、発言願います。
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