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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成30年2月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:野田 治久 議員
質疑・質問日:03/08/2018
会派名:自民改革会議


○野田委員
 それでは、分割質問方式で2問質問します。
 まず、委員会資料71ページ。26の自殺総合対策についてであります。
 ここで自殺者は平成23年以降増減を繰り返しつつ、全体的には減少傾向となっているが、若年層については自殺者数全体を占める割合が増加しているとのことでございます。
 まず、若年層というのはきっちり何歳から何歳までとは言えないと思いますが、大体何歳ぐらいの年齢の方までを指している言葉でしょうか。

○清水精神保健福祉室長
 若年層の定義でございますけれども、厚生労働省によりますと39歳以下となっております。

○野田委員
 それでは、この委員会資料の平成28年に602人の自殺者数とありますが、39歳以下の若年層はこの中に何人ぐらいいらっしゃいますか。

○清水精神保健福祉室長
 平成28年の人口動態統計の資料によりますと、10代は13人、20代は65人そして30代は76人となっております。

○野田委員
 ありがとうございました。
 次のページに2021年までに自殺者数を500人未満まで減少させたいと。今は10代から30代までで154人ですよね。何人ぐらいまでにこの若年層の自殺者を減らしたいとの考えをお持ちでしょうか。そこまでは考えないのでしょうか。

○清水精神保健福祉室長
 72ページの数値目標でございますけれども、全体で500人未満ということで、若年層が何人と目標を掲げているわけではございません。

○野田委員
 県は、平成30年度の取り組みや第2次いのち支えるふじのくに自殺総合対策行動計画をうたっています。それだけ県にとって若い人の自殺を減らすことは大事なことだという認識であると思っています。若い方が誰にも相談できずに、ひっそりと亡くなっていくような社会でなくなるように、県がしっかりと対策をとっていただきたいと思います。
 実は、私の友人の31歳の娘さんがちょっと前に自殺をしましたが、遺言もなければ親にも何も兆候もなくて、周辺の皆さんが物すごいショックだった。そういう形で亡くなる若い方がたくさんいらっしゃる。何とか根絶をしていきたいと思いますので、しっかりとした取り組みをしていただけるように要望させていただきます。

 次の質問です。がんセンター局のゲノム医療の推進、委員会資料2の6ページでございます。
 ゲノム医療につきましては、一般質問でも我が会派の土屋議員が質問をいたしました。この資料によりますと、がんに関連した遺伝子変異を一度に調べられるパネル検査を先進医療として実施し、早期の保険適用を目指している。そして静岡がんセンターは、幾つかの中核病院と連携し、がん組織や血液などの検体採取や患者の治療等に対応していく云々とあります。
 中核病院と連携することで、このゲノム医療が県民にどのようなメリットがあるのか伺います。

○内田マネジメントセンター長兼経営努力室長
 10番委員からお話のありましたゲノム医療についてです。
 国は第3期がん対策推進基本計画の中で、ゲノム医療の推進を主要な項目として挙げております。今般11施設をがんゲノム医療中核拠点病院として指定いたしました。静岡がんセンターは残念ながら選から漏れましたけれども、直近の動きとしては国立がん研究センターを中心として、がんに関連していると言われている100ちょっとの遺伝子に狙いをつけて、それを調べることによって変異を明らかにする。そしてそれに合った治療法を選んでいき、これの保険診療化を目指してまず先進医療として実施されます。静岡がんセンターもこれに協力して、保険診療化を目指した取り組みを行っていきます。
 ただこの先進医療ですが、100ちょっとの遺伝子に狙いを定めたパネル検査が50万円以上の自己負担になると言われております。保険診療になれば患者さんの負担は少なくなるわけですけれども、がんセンターとしては、保険診療に向けた動きに協力していくとともに、検査費用を軽減する方法とか、がん本体を明らかにしようと今まで続けてきたプロジェクトHOPEという近未来のがんゲノム医療のシミュレーション研究と言っていいかと思いますけれども、これを推進していこうと考えております。
 またこれに呼応する形で4月以降に、これまでありましたがん遺伝外来を拡充しまして、遺伝カウンセリング室を組織化します。これによってがんの遺伝について知りたい、あるいは不安を持たれている方、あるいは検査の結果遺伝性の腫瘍であることがわかった患者さんに対しても相談体制を強化していこうと考えております。

○野田委員
 ありがとうございます。
 私がここで問題というか大事なことだと思うのが、遺伝子にかかわることは患者さんにとっても精神的にシビアで神経質な問題になってくると思います。これは倫理上とか差別とか、かつての優生保護とか、そこまではいかないと思いますけれども、静岡がんセンターはその辺の取り組みをどのようにしているのか伺います。

○内田マネジメントセンター長兼経営努力室長
 遺伝子検査の結果につきましては、一般的な遺伝子内体細胞変異によるがんについても研修を受けた医師のみ、それから遺伝するがんについては静岡がんセンターに2人おりますけれども遺伝認定専門医、それからカウンセリングを担当します遺伝カウンセラーの職員など、ごく限られたメンバーのみがセキュリティーをかけて見ることができる形にしております。

○野田委員
 ありがとうございました。
 静岡がんセンターがゲノム医療の最先端の病院であっていただきたいと思いますし、また患者のケアといいますかカウンセリングも日本一の病院となっていただきたいと思います。これを要望いたしまして質問を終わります。

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