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委員会会議録

質問文書

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令和4年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:藪田 宏行 議員
質疑・質問日:03/08/2022
会派名:自民改革会議


○藪田委員
 一問一答方式で質問します。
 産業委員会提出案件及び報告事項24ページの新型コロナウイルス感染症に係る金融支援についてお伺いします。
 まん延防止等重点措置の適用が再延長されました。これまでも企業から苦しいという声が県や各委員の皆さんに届いていると思います。再延長の前から危惧している方からしてみると、またかと大変困っているお話をよく聞きます。
 そうした中、新型コロナウイルスの支援等について県も長期にわたって積極的にやっていただいていますが、この影響がどのぐらい長期になるかなかなか予測がつきません。
 今後の見通しについてどのように考えればいいのか。またどのように支援していくのかお伺いします。

○山脇商工金融課長
 現在も、飲食業、宿泊・観光業等では依然として厳しい経営状況が続いております。このため令和4年度は県制度融資新型コロナウイルス感染症関連資金の融資枠を本年度と同じ500億円として、中小企業の資金繰り支援を継続していきたいと考えております。
 また、国に対しましては新規融資、追加融資の迅速かつ柔軟な実行の徹底、返済猶予や条件変更等も含めたアフターケアを金融機関に要請するなどのフォローアップ強化とともに、令和2年度に実施した実質無利子・無担保融資に関する償還・据置期間の見直しを要望しているところです。

○藪田委員
 融資を受けられなくて金融的に困っている方は、商売を畳むことなどを考えており大変悲観的です。今までも本当に手厚く心身面でも市町と連携を取ってやっていただいていますが、これだけ長くなるとさらにそうした末端までの支援、相談をぜひ続けていただきたいと要望しておきます。

 2問目ですが、同じく説明資料39ページの静岡県美しく豊かな海保全基金の創設について、私は一般質問でもさせていただきましたが、このことについては大変多くの県民、特に海岸地帯に住んでいる方は期待していると思います。
 今までも、災害が起きたときだけでなく何とかすぐに対応できる方法はないだろうかと県民の皆さんは非常に関心を持っていたわけでありますが、なぜこの時期にやっと基金を設置するようになったのかお伺いします。

○山田産業イノベーション推進課長
 理由は大きく2つございます。
 まず1つ目は、海洋環境保全に対する意識の高まりです。
 近年、サクラエビやアサリの不漁、あるいは海洋プラスチックごみ問題など海を取り巻く様々な課題が顕在化してまいり、県民の関心も高まっていると認識しております。また世界の動向を見ても、国連のSDGsの目標の1つに海の豊かさを守ることが定められておりますし、今年度から国連の海洋科学の10年として海洋環境保全の集中的な取組が始まっており、海洋環境保全に対する世界的な関心も高まっていると認識しています。
 2点目は、総合計画に合わせて取組を強化するものです。
 総合計画においてSDGsの県づくりを掲げておりますけれども、実現するために総合計画のスタートに合わせて富士山などと同様に基金を設置し、県として海洋環境保全に積極的に取り組んでいくため今回条例案を提出させていただきました。

○藪田委員
 地元の自慢話みたいになってしまいますが、御前崎中学では亀バックホーム大作戦として毎年海岸の清掃を中学校を挙げてやっていただいており、大人になって海岸清掃のボランティアがたくさんできています。もちろん地元、静岡県だけでなく全国の小中学校や高校でプラスチックの問題等もよく新聞やテレビで取り上げられています。遅きに失したということはありませんし、基金をつくることだけが目的じゃないものですから有効利用して子供たちの夢に結びつくようにぜひやっていただきたいなと思います。

 もう1つお伺いします。
 この基金設置のメリットがたくさんあると思いますが、県ではどのように考えていますか。

○山田産業イノベーション推進課長
 基金設置のメリットは大きく2点あると考えています。
 1つ目は、海洋環境、水産資源の保全に向けた取組を中長期的な視点で取り組むことができることです。予算だと基本的には単年度の執行となってしまいますが、基金を設置することで中長期的な観点で財源が確保できますので、計画的に執行できると考えています。
 2点目は、基金への寄附を通じて県民や企業の参加を促し、県と一緒に海の課題の解決に取り組むことができるようになるだろうと考えています。
 また、寄附者にとっては税制上のメリットもありますので、今後こういった基金のメリットを生かしながら海洋環境保全の取組を強化していきたいと考えています。

○藪田委員
 今お話し頂いたとおりだと思いますが、全国でもいろいろな取組をやっています。私もボランティアに出ると何々県のどこそこではこのような方法をやっていますよとか、子供たちがこんな形でやっていますよと御示唆頂く機会が多いです。県も県内だけでなく全国でやられている有意義な活動の情報もぜひ流していただきますように要望して終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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