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委員会会議録

質問文書

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平成22年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:戸塚 久美子 議員
質疑・質問日:10/01/2010
会派名:平成21


○戸塚委員
 お時間許されましたので、質問させていただきます。
 1つ、防犯ボランティアと警察との協働事例をお示しいただきまして、その効果をお伺いします。

 2つ目、信号機設置における優先順位はどのような点を考慮してその順位をつけられているのかをお伺いします。

 3つ目、社会実験をされていることを以前、新聞で拝見して、一方通行のことを調査されておられましたけど、その他のことでどのような社会実験をされているのかをお伺いします。

 最後に、先ほどの社会正義の実現という言葉は、私も心に響いた言葉でございますが、社会正義の実現は人対人だけではなくて、人対動物でも当てはまると思っております。動物に係る問題は警察でも大変な実態を抱えておられると思います。虐待、遺棄、そういうようなことをどのように受けとめられておられるか、またその課題克服におきまして、知事部局の健康福祉部等との協議を持たれているかいないか、またそういう事案において、県民との協働、動物愛護のボランティア団体との協働を進めたことがあるかないか。そのようなことをお伺いします。

○ア田生活安全部長
 最初に、防犯ボランティアとの協働の関係ですけれども、現在、県内では防犯ボランティアの団体が905団体、5万2000人を超える御協力をいただいております。こういった方々と協働といいますか、一緒にいろんな対策をとらせていただいております。申し上げますと、合同したパトロール。それから子供たちの見守り活動、それからもうちょっと上の年代でありますか、合同して行う少年補導、それから防犯教室の開催、駐輪場でのかぎかけの指導、あるいは駅頭やショッピングセンター等の人の集まるところに出向いて、防犯キャンペーンを行うとか、いろんなところで一緒に活動をさせていただいております。また最近では、ヤング防犯ボランティアといいまして、大学生の皆さんにも加わっていただきまして、これらいろんな防犯ボランティア団体の方と一緒に活動するということも進めております。
 また、こういったことは、各警察署独自にそれぞれの地区地区で行われているものが多いんですけれども、警察本部で一緒に行いましたものとしましては、例えば9月11日なんですけども、東静岡で現在、静岡ボビーフェアが開かれておりますけれども、そこで1日、会場をお借りして、安全・安心フェアというのを開催いたしました。これも警察関係者40人、それから防犯協会、県や市協賛企業、それから防犯ボランティアの方など、いろんな皆さん一緒に活動したというものもございます。
 効果、成果ということになりますと、基本的には1つのことをやってすぐに目に見える効果がでるという場合もなかなか難しいですが、防犯対策ということになるんですけれども、例えば犯罪の認知件数は7年連続して下がっております。恐らく、市民の皆さんの安心感の醸成ということにもつながっていると思いますけれども、地域のコミュニティーの盛り上がりで犯罪が起きにくくなると。そういった面では非常に大きな効果をいただいているんじゃないかなというふうに考えております。

 質問の順番が違いますけども、あわせて動物の関係につきまして、私のほうから答弁させていただきます。
 動物の関係で、警察にいろんな形で相談も寄せられるわけなんですけれども、いわゆる捨て猫とか捨て犬という遺棄の関係で3件、それから悪臭とかふん尿関係の困り事ということで24件、それから犬や猫を虐待したというものが4件、それから野良猫にえさをやって困るんだというようなものが4件、この程度の相談をいただいております。
 その中で、警察としてこれは警察法令を適用すべきだというような悪質なものについては、事件化も図っておりますけれども、それ以外にも、警察本部といたしましては、静岡県の健康福祉部生活衛生局の衛生課、こちらと情報交換やら連携協力をいただいておりますし、警察署では保健所と連携をとっております。
 また、動物愛護団体の方と一緒に何らかの活動をするというのは、例として余りないんですけれども、情報交換をさせていただいております。例えば、御殿場市で非常にたくさんの犬を飼っていて、狂犬病の予防注射もやってなかったというような事案もありまして、これについては、先ほど申し上げた県の衛生課とそれから警察本部の生活環境課、それと御殿場警察署が連携いたしまして対応して、所管である衛生課と保健所さんのほうで、狂犬病の予防接種もしていただいたというような事例もございまして、警察としても、今後もそういった活動を進めてまいりたいと考えております。以上です。

○武村交通規制課長
 信号機の設置の優先順位について、まずお答えをします。
 信号機の設置の優先順位につきましては、まず交通事故の発生状況、交通の危険、道路の幅員、信号機が設置できる交差点なのかどうかというような問題、自動車の交通量や横断者の数、大規模店舗がある、ない等の周辺の交通環境などを含めまして、判断して設置することとしておりますけれども、優先順位につきましては、これらを総合的に判断して、緊急性、必要性が高いものから順次整備することとしております。

 2つ目の社会実験についてのお答えですけども、委員の御質問は本年1月に静岡市葵区で実施した社会実験と思われますけども、現在、このような社会実験を警察として行っているものはございません。以上です。

○戸塚委員
 私の本日の質問の主題は、私はやっぱり一番最初の委員会のときも申しましたけど、取り締まり、検挙ということだけの警察行政ということではなくて、違うところを求めております。今、信号機の設置においても、こういう基準でこうです、事故です、どうのというふうにおっしゃってくださいましたけど、最後に県民の声というのを、私は求めていたんですけど、それはありませんでした。

 防犯ボランティアの皆様とイベントをしたり、そういうさまざまなかかわりの中で、コミュニティーのきずなが深まったとか、防犯の役割を果たしているという御説明ありました。大変いいことだと思って、推進されている様子はわかりますが、私が求めるのは、さらに進化したところを求めております。
 例えば、ある地域全体に町内会、自治会と警察が協力し合って、防犯ボランティアの皆様と相談しながら、門灯をつけて、その地域全体を明るくする活動をしてもよいんじゃないかとか、そういうようなさまざまな企画立案から警察とボランティアさんと地域住民とかかわれるというようなことも、そのボランティアさんとの協働の進化につながると思います。企画からしていくということも、ただ運動要員として使うのではなくて、企画から県民とかかわれるというのも、これから危険の予知、それから危険や犯罪の予防に絶対県民の力は必要なので、そういう観点で、また県民と協力していただきたいと思います。よろしくお願いします。

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