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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和2年6月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:山本 隆久 議員
質疑・質問日:07/03/2020
会派名:無所属


○山本委員
 それでは、一問一答方式で質問させていただきます。
 まず、建設委員会説明資料55ページの営繕工事の概要について主要営繕工事が6つほど載っておりますが、どれもこれも県の肝煎りの事業であると認識しております。
 この主な営繕工事につきまして、新型コロナウイルスの影響で工期が遅れているかどうかの進捗状況それから感染防止の措置をどのように講じているかをお伺いいたします。

○鈴木営繕工事課長
 新型コロナウイルスによる主要な営繕工事への影響についてお答えいたします。
 説明資料に記載の6つの工事は全て県内業者が受注しており、緊急事態宣言発令時における作業員不足に起因した工事の遅延等は生じておりません。
 続きまして、営繕工事における新型コロナウイルス感染対策についてお答えいたします。
 国が作成した新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを踏まえ、建設現場における3密回避の徹底に努めております。具体的には工事関係者の接触機会を減らすため、対面による打合せ等の削減、打合せ時間の短縮、人数の縮小などの対策を講じております。
 受注者に対しましては、朝礼時の体温測定と作業員の体調管理を行うとともに、現場事務所等の十分な換気、休憩時間の分散化などの対策を徹底するよう促しております。
 現場作業におきましては、建築工事は屋内作業が多いことから扉、窓の開放による自然換気に努め、換気が十分でない場合は送風機等の使用を励行しております。また作業員をブロックごとに分けて配置することにより密接を回避するなど、作業方法の工夫もしております。
 説明資料に記載の6つの営繕工事を含めまして、6月30日現在稼働している全ての現場で感染者が発生したとの報告は受けておりません。今後も引き続き感染対策を徹底し、工事継続に支障のないよう万全を期してまいります。

○山本委員
 ありがとうございました。
 遅れはないとのことで少し安心しておりますが、今後新型コロナウイルスの第2波、第3波が来るとも限りませんので、工事現場クラスター感染が起きないように、細心の注意を払って進めていただきたいと思います。

 次の質問に移ります。
 説明資料58ページ、馬込川流域の治水対策について、私どもの地元中の地元ですので質問させていただきます。
 まず、馬込川の治水対策についてです。河口から高塚川合流地点までの約3.4キロのうち、河口から約1.9キロまでは昨年度に掘削工事が完成していますが、本年度の計画ではどの程度掘削する予定かお伺いいたします。

○吉澤河川海岸整備課長
 馬込川の治水対策についてお答えいたします。
 今年度より、国の補助事業である大規模特定河川事業に新規採択されたことから、これまでの交付金事業に引き続き、高塚川合流点までの残り約1.5キロメートル区間の河道掘削を令和7年度を目途に進めていくこととしています。
 このうち今年度は、国道1号上流部に掘削土を搬出するための恒久的な斜路を整備するとともに、河道掘削約5,000立方メートルを実施する予定です。

○山本委員
 ありがとうございます。
 県としては計画どおりなのでしょうけれども、住民としてはなかなか遅い感じがしております。
馬込川にはシラスウナギの漁がありまして、実質工事ができるのが5月から11月の半年間しかないと事情は重々承知しておるんですが、特に高塚川合流地点までは高塚川浸水対策アクションプランとして市と協力、連動した工事となります。市の高塚川河川改修は終わっていて、高塚公園や新津小学校、中学校の地下プールも順調に進んでおると。実は去年の大雨を見ると、このプールが余り役に立っていなかったのが分かっていまして、あとは馬込川を掘削して、流量を上げてもらって、送水ポンプの強化――県の整備待ちの感覚もあるんですが――について県としては先ほども令和7年度までに合流地点までの完了とのことでありましたが、3か月でも半年でも早く完了できるものなのかお伺いさせていただきます。

○吉澤河川海岸整備課長
 馬込川の関係ですが、6番委員御指摘のとおり、高塚川の浸水を減らすための本川改修を県と浜松市が連携して進めているところです。
 工事規模がかなり大きいため、今年度進める斜路工につきましても箇所を増やすことによって様々な箇所から入っていき、全体的な工期を短縮できるように努めています。
 加えて、御指摘のありましたシラスウナギの関係ですが、河口部では漁があり、ウナギ漁の漁業関係者の方々とは採捕期間の考え方など工事着手前に調整を進め、理解を得て整備を進めている状況です。今後におきましても漁の状況を関係者と調整し、例えば漁期が近い工事は濁水発生に配慮した工事を行うなど、状況に応じてフレキシブルに対応できるように今後も連携を密にしてまいりたいと考えています。

○山本委員
 ありがとうございます。
 住民も毎年雨が降ると不安な日を送っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

 次に、芳川について質問させていただきます。
 芳川も、馬込川合流地点から北裏川合流地点までの約6.4キロについて治水事業に位置づけられていますが、まず今後の整備の進め方についてお伺いをいたします。

○吉澤河川海岸整備課長
 芳川における今後の整備の進め方につきまして回答いたします。
 当面の対策として、東芳川周辺で発生している浸水被害を軽減させるため、より効率的、効果的な整備手法の検討を始めたところです。このうち今年度は国道1号から東芳川合流までの河道設計を進めていまして、この間には堤外民地もあることから、これらの対応も含めて工事着手に向けた準備を進めてまいります。
 また、東芳川周辺は浜松市が進める整備もありますことから、市と連携して取り組み、水災害対策プラン策定のための作業部会などにおいて河川整備の課題整理、情報共有を図ってまいりたいと考えています。

○山本委員
 ありがとうござます。
 東芳川は浜松市の管轄で浸水しやすいので、なるべく早く進めてほしいんですが、市が進めると合流地点で水位が上がりまして、そこのたもとにちょうど私の自宅があり床上浸水になってしまいますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。

 最後の質問ですが、説明資料62ページの水災害対策プランの策定についてです。
 近年、気候変動の影響により令和元年10月の台風19号を初め施設の能力を超えた雨が降っているわけですが、今後もますますの激甚化が懸念されております。その中で西部地域の安間川流域についてです。上流、中流部――浜松のまさに中心部を流れている都市部ですが――は昨年の台風19号では家屋の浸水がなかったんですけれども、その前の年には馬込川に流れ込む用水が逆流したり、水がとまったり用水がパンクして道路冠水が多数出ました。
 県では、今年度中に水災害対策プランを策定すると聞いているが、現在の策定状況についてお伺いをいたします。

○望月河川企画課長
 安間川流域における水災害対策プランの策定状況についてお答えいたします。
 水災害対策プランにつきましては、過去10年間で浸水被害が頻発しているエリアを対象に、河川管理者が実施する河川改修に加えて、流域内に雨水を一時的にためる貯留やソフト対策などによる浸水被害軽減策を組み合わせて対策を進めていくプランでして、現在検討に必要となる業務委託の発注手続を進めています。
 また、県並びに浜松市の関係部局、関係課と連携して浸水対策に取り組んでいく必要がありますので、プランを策定して実行していく協議会の設立に向けて市と調整を進めています。

○山本委員
 ありがとうございます。
 速やかにプランを作成し、工事に移れるようにお願いをいたします。

 もう1つ安間川について、安間川は新プラン策定になっておりますけれども、今現在、天竜川との合流地点から老間橋までの拡幅工事が8割ぐらい終わっております。
この計画とは別に水災害対策として新しいプランをつくるとの認識でよろしいでしょうか。

○望月河川企画課長
 水災害対策プランの安間川の取組について御説明いたします。
 安間川の計画につきましては、河川管理者が行う河川改修に加えまして、流域全体で浸水対策を進めていくことが大きな柱になりますので、浜松市の取組とも連携が必要になります。
 今般、浜松市では総合的な雨水対策をする計画を作成したと聞いており、足並みそろえてより実効性のある浸水対策が進むように調整して先ほど申しました協議会の中で整理し、実行していくことになりますので、河川改修の計画とはまた別のプランを流域全体で策定して進めていくことになります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 この新プランの策定完了時期はいつを目標にされていますでしょうか。

○望月河川企画課長
 安間川に係る水災害対策プランにつきましては、今年度中の策定を目指して調整、策定を進めてまいります。

○山本委員
 ありがとうございます。
 今年度中にプランを策定し、来年度から実施に移っていくとの認識でよろしいでしょうか。

○望月河川企画課長
 来年度なるべく早い時期から効果が発現できるように調整し、合意形成を図りながら進めてまいります。

○山本委員
 ありがとうございます。感謝申し上げて質問を終わらせていただきます。

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