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委員会会議録

質問文書

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令和5年10月子どもの孤立対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:伴 卓 議員
質疑・質問日:10/10/2023
会派名:ふじのくに県民クラブ


○伴委員
 2か月ぐらい前に、長野県の県の有識者会議で、公的にフリースクールを支援していくべきではないかという提言がなされて、令和6年度から長野県は取り組んでいくというニュースを、ウオッチをしているのですが、先ほど公立というか、公設のフリースクールがあるとおっしゃっいましたが、例えば長野県はこんなことやってますなど、ここの施設がこうだということを、神奈川、横浜あたりで、もしあれば、教えていただきたいと思います。

○川合雅久氏
 例えば、去年まで、山梨県大月市にも行ったのですが、そこは大月市の教育委員会とくっついてるフリースクールがつくられています。そのフリースクールはもともと、民間の相模湖フリースクールというところの勉強をした人が始めて、どうやってフリースクールをやったらいいか、そこに毎月教えに行きました。フリースクールの場合は、NPO法人でやっているところが大体半分以上で多いので、そこもそういうやり方をやっていたけれども、やはり県の考え方と市の考え方とフリースクールの考え方がぶつかるので、そこをどうしたらいいかというヒントを出しながらやってました。
 大月にあるそのフリースクールは、学校をもう壊すという、学校の脇をきちんとつくり直して、フリースクールをやったというところもあります。
 こういった考え方というのは、例えば県立高校の中に中学部をつくって、フリースクールみたいにしているところも始まっています。県でやっているのは、昔から関西では幾つかやっているところがあって、兵庫では、県がやっています。
 それから、先ほどの話で出した、たまりばさんは、川崎市が予算を組んで、年間1000万円以上の予算で運営していくこともされていたりします。
 こういったところが幾つもあって、学校の中につくるというところもあるし、学校がフリースクールをやる。例えば星槎というところが、一番最初に発達系の子たちを扱うというので、文科省から認可されたのですが、学習センターを全国に造って、その中の学校の部門と別にフリースクールもやってたりするんですね。学校がフリースクールをやっているところもできてます。僕自身は星槎教育研究所の理事もやってますので、そういったところのヒントや、スーパーバイザーするときもあるし、全く僕の考え方とは違うので、そこに入り込めないところもあります。そうやって考えると、いろいろなフリースクールの作り方があるだろうと思います。
 だから、長野県がそれを考えたのは、やはりフリースクールがやっていけないという状況を有識者の方から話を聞いて始めていくということだと思うのですが、それはもういろいろなところが居場所という考え方でやるのと、通信の中に中学部を今つくり始めているので、大手のところでは中学部で扱うこともやり始めているのは確かです。そういうところだとバックがあるんで、バックがあるところは継続しやすい。逆に、そういうところに行きたくない不登校の人たちが、少人数のところに行きたい、こういう先生のところに行きたいという人たちに、もしマッチングで考えていくと、非常にそういうところは難しくなってしまうので、例えば地域であったり、家からあまり離れない人たちが行ける居場所的なところは、もしかしたらつくられるといいのかなと思いますね。

○伴委員
 最後に、感想じみてしまうのですが、今の学校の制度は、多分明治2年に学校制度ができてから、もうこの160年、ずっと変わっていないじゃないですか。黒板があって、教壇があって、文字どおりスクール形式でって。やはりそれがもう立ち行かないというか、いろいろな社会の変化の中で、心の病気であったり、やはり学び方も多様になってきていて、勉強はしたいけど、シャワー型じゃなくて、自分で勉強して分からなかったら教えてほしいとか、そういうお子さんが増えてきている中で、フリースクールの中でも多様化があると今日、勉強させていただきました。お伺いしたいのは、その1つのフリースクールも、やはり経営者、設置者の考え方によって多分多様じゃないですか。静岡はやはりめちゃめちゃ横に広い県なので、東部地域にはこういう学校がある、西部地域にはこういうスクールがあるとなったときに、通えないですよね。引っ越しもできないので、ある程度、公営がいいか分からないのですが、何パターンかカテゴリーできる中で、公設でも多少、支援だったり用意すべきなのかなと思ったのですが、どう思われますか。

○川合雅久氏
 今の御意見は、多分やっているところがあるので、それもされるのはいいかなと思います。特に静岡県は本当に横に広く、僕の母が掛塚出身なので、向こうのほうと全然違うし、元気学園があるようなところと、また違います。横浜市では、やはり、東西南北とサポートセンターみたいなものをきちんとつくってやってたりします。だから、そうすると、不登校やひきこもりを全部扱ったりできるようなところが、東西南北につくられている。だから、例えば静岡県の中につくるとすると、やはりそれも必要かと。
 よく言われるのは、僕は静岡県民ではないので、ああそうかと聞いたりするのは、静岡大系列と、臨床心理士系列がなかなかうまくいってないとか、いろいろな情報は聞くのですが、実際そういうふうにきちんとやっていけば、一緒に提携して、協力し合っていったほうが、より皆さんのつながり、横のつながり、縦のつながり、全てが一本化してうまくいくのではないかと思います。

○伴委員
 ありがとうございます。

○鳥澤委員長
 引き続き、御発言をお願いいたします。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

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