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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成28年2月定例会建設委員会 質疑・質問
質疑・質問者:大石 哲司 議員
質疑・質問日:03/10/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○大石(哲)委員
 よろしくお願いします。
 では、修正案に対する質疑で提案者に対して質疑をさせていただきます。
 昨日提案された修正案は、主に3つの論点で整理されていると思います。1つは市民の合意――コンセンサスが得られていない状況だということですが、それについて質疑をさせていただきます。
 皆さんも御存じのように、浜松市からこの遠州灘海浜公園の整備について昭和62年から30年余り、今の鈴木市長を初めその前の北脇市長、お亡くなりになった栗原市長の3代の長にわたって30年余り続く要望です。平成20年から遠州灘海浜公園に対して球技場をという時期がありました。平成23年からは明確に野球場を建設していただきたいという要望になりました。
 このように、長年継続的に要望を出されているというのは、それこそ80万市民のコンセンサスが得られているととるのが普通じゃないですか。どうでしょう。

○土屋委員
 80万市民にコンセンサスがとれているから、とれていないという修正案に対する質問ということですね。
 この文章にもありますように、さまざまなところで疑問があるということで私たちはこの文章をつくらせていただきました。といいますのは今提案されている野球場というコンセンサスがとれていると思っていませんので、野球場をつくるという話も含めた公園の整備に対する要望という形で捉えております。少なからずコンセンサスがとれていないというのは、今の野球場の部分も含めた話での御答弁になります。

○大石(哲)委員
 ちょっと理解しにくかったんですが、公園自体は否定しないという説明で、野球場が加わったことについて理解が得られていないという解釈でよろしいですか。

○土屋委員
 説明がちょっと悪かったかもしれませんが、近年は野球場も含めた公園整備という形になってきたと自分も思っています。これはいいですね。その野球場がどの程度の規模かも含めてコンセンサスがとれていないという意味での答弁です。

○大石(哲)委員
 ということであれば、野球場の規模に絞って御質問いたしますと、例年浜松市長と主要な部長、それから浜松市選出の県議会議員が市政の抱える課題、要望を聞く場がございます。その中で浜松市長から、近年野球場について県に提案していますので御協力をお願いしたいということで位置、規模についても概略説明を受けています。その経緯は浜松市選出の県議会議員からお聞きになっていますか。

○土屋委員
 聞いていません。

○大石(哲)委員
 会派の中で十分議論していただきたかったと思うんですが、知らないで終わっちゃうとまた困るんですが。

 その次に、何をもって市民の合意というのか、要するに尺度ですね。80万人の市民を代表して浜松市長が30年にわたって要望書を出してきた。これを否定する、これは少ない、コンセンサスが得られたという規模まで達していないというのはどこで判断されましたか。

○宮沢委員
 浜松市の事業に対して、我々がどうこう言っているわけじゃなくて、県として要望を受けとめて基本構想なるものを今つくった段階で、次に進むかどうかということで我々はこの修正案を出しているわけであります。
 一般的に事業で何をやるにしても、それは100%の皆さんの同意で進むわけじゃないんですが、我々から思うとやっぱり市民の大多数、県民の大多数の皆さんがこの事業に対して理解を示したということがコンセンサスをとれたということになるんじゃないかと理解しています。

○大石(哲)委員
 おっしゃることはわかりますね。県民に対してコンセンサスを得るように努力するのは私たち県の立場で、浜松市の市民に対して理解をいただくのは浜松市議会であったり浜松市だと思います。その意味では確かに努力が足りないかもしれませんね。

 今度は、昨日浜松商工会議所青年部という引用を出してきたんですが、青年部以前に商工会議所が2回この要望を出してきています。それと青年部との比較をすると、どうしても青年部というのは一組織とは言えない有志のグループだと思うんですが。

○宮沢委員
 私に聞かれるよりも、皆さんは浜松市の議員ですからやっぱり調査をして、そうした提言書ぐらい示して議論をしていただくとありがたいんですが、反問権がありませんのでその程度にしておきますけれども、提言書はいただいてここにあります。読まれてませんか、皆さん。この中に提言として出してあるんですね。私の地域に限って言えば、商工会議所の青年部の皆さんは本当に若い皆さんで、まちづくりとか何かということにいろいろな分野で活躍をしている。将来についていろいろなビジョンの提言をしているのが商工会議所青年部という組織だと思っております。
 これは、商工会議所の中でもある意味で重みのある組織の皆さんがまとめ上げた提言書でありまして、この中にも平成27年度予算に対する要望ということで提言書がまとめられています。ちょっと紹介をさせていただきますけど、新球場、県営球場の設置でありますけど、四ツ池公園に関しては公園施設全体の整備を前提に国際大会が可能な第一種陸上競技場の建設が要望されているということですが、遠州灘海浜公園は都市計画決定をしているけれどもいまだ整備がされていないと。しかしこの地域に野球場を建設することについては問題があるということであります。
 要望の中で防災機能を備えたということに対しても触れておりますが、災害避難時には周辺住民が沿岸部に向かって避難をしなくてはいけなくなるケースも考えると実現するための課題が多いということです。なお具体的に新球場の建設の場所として現在の浜松市役所を移転し、跡地への整備を提言するという内容になっております。
 ですから、私はこのこと1つ具体的な事実として、今言ったようにまだ市民のコンセンサスの醸成がされていないんじゃないかと思います。集中審議の中でも申し上げましたが、私は行政の長は市長であると思います。ある意味では市民の代表として私は自治会連合会も大事な組織だと思っております。
 浜松市自治会連合会、これも皆さんのほうがよく御存じだと思いますが、現在の会長は齋藤さんという方で、お断りをして名前を出してもいいということですので今回はお名前を出させていただきます。この齋藤さんは浜松の736自治会の代表という方であります。この方の意見としても遠州灘に野球場をつくることはふさわしくないと言っております。これは私が直接に聞いたことじゃないですけど確認をしていただいて、きょうは名前を出していいということですので具体的にそのことについてお答えをさせていただきます。
 こういうことをあわせて、まだ浜松市民にもこの球場に対してのコンセンサスが到底得られているとはいえないということが我々の考え方であります。

○大石(哲)委員
 少し聞き逃したんですが、浜松商工会議所の青年部の提言はどなたに出されたんですか。

○宮沢委員
 これは、この球場のことだけじゃなくていろいろなことについて提言されておりますので、浜松市に対しての平成27年度予算に対する提言書だと理解しています。

○大石(哲)委員
 先ほど3番委員もおっしゃいましたが、さまざまな事業を進めていく上で、100%の理解というか100%の同意を得るのは難しいもんですから、浜松商工会議所青年部の御意見はそうであったということで一つ置いておいて、それ以外に野球関係者という引用もしています。何をもって野球関係者――浜松市の野球連盟とかそういう組織もあると思いますが、どなたにお聞きになったのか。それと先ほどの浜松市自治会連合会長の齋藤さんは、私も存じ上げていますけれども、これは個人としての発言だと思います。自治会連合会の組織としての要望に対しての自分の意見をどのようにとればよろしいでしょうか。

○宮沢委員
 齋藤さんは機関決定はしていないと言ってますので、ある意味では個人の意見ということになります。県に対して浜松市自治会連合会から平成25年5月21日に出している要望書のことも確認をしましたが、これは当時の自治会連合会長の判断で個人の意見として出してあると、齋藤さんはこのときには副会長であって私は納得はしてないけど、自治会連合会長個人として出したということをおっしゃっております。このときも、現在我々が確認したこともこれは自治会連合会の機関決定の意見ということではありません。

○大石(哲)委員
 3番委員もそうだと思いますけど、私たちは要望書なりを受け取るときに公印が押されていれば、それがどのような背景でつくられたかというのは、要するに皆さんの同意は得られてますかという判断はもういただいていると判断するのが普通じゃないですか。ですから齋藤さんと、平成25年当時の小野さんとの話し合いというか、機関として出した以上はどこかで報告がされているべきで、追認されているはずです。公印を押したということがね、そうじゃないですか。

○宮沢委員
 そこまで聞かれても私は答えようがありません。これは浜松市自治会連合会のお話ということになっていると思いますので、私も今紹介した話はあくまでも齋藤さん個人の意見ですということは申し上げております。

○大石(哲)委員
 先ほどもお話ししたように、浜松市長印、商工会議所の会頭印、それから自治会連合会の会長印ですね、こういうものが押されているということはもう公文書として考えていいと思いますが、当局どうですか。

○曳田委員長
 当局に意見を求めているんですか。

○大石(哲)委員
 はい。
 公文書と扱ってよろしいでしょうか。扱うべきですよね。

○宮尾都市局長
 我々も、各市町の皆様からいろんな御要望をいただきます。それが市長のお名前だけであったり、今回のように3名の方の連名であったりします。いただいたものは一応そういう形で印が押してあれば皆さんの御意向だということでいただいて、市長は市民の代表でございますので、大半の方がこういうことを思われているのかなということで一般的には解釈するものだと認識しております。

○大石(哲)委員
 ありがとうございました。
 要するに、公印を押されて文書として要望書が出されているということですので、これはそれなりに重きを持って扱うしかないと思います。
 浜松市が県に対して要望を出した内容は、市議会へも必ず報告しています。30年間出した要望書を市議会が受けて、今もなお意見集約ができていないということは先ほども議論したように市議会の怠慢だと思います。
 昨年の今ごろ、浜松市は平成27年度当初予算ですが300万円を県へ支出しています。今回の基本構想の負担金ですね。これについての浜松市議会での異論はなく原案どおり可決された経緯がございますが、それについてどのように思われますか。

○土屋委員
 どのように思われますかって、私どもも基本構想をつくるのに2700万円足して、3000万円で構想をつくることは賛成をさせていただいてますので、それについて異論は何もありません。

○大石(哲)委員
 お金を出し合って基本構想をまとめ上げようというやさきに、3月2日ですか、浜松市議会の自民党市議団が要望書を出されています。その内容はどういう内容でしょうか。自民党県議団に浜松市議団が提出されています。

○土屋委員
 いろんなことを言われますけど、それを出されたということであっても、例えば自分たちが見ても内容を全て覚えているかというと覚えていません。それが現状です。何も資料もありませんのでそういうことです。

○大石(哲)委員
 提案理由の中にも自民党浜松という字句がございますが、自民党浜松は確かに市議会の中に19人のメンバーを持っていますが、決して市議会を代表しているわけではないという認識でよろしいでしょうか。

○宮沢委員
 市議会の話をされても困るんですけれども、今、書類が見つかりました。自民党の市議団というのは市議会の会派の一部の意見として承知をしております。その皆さんの意見として県営球場、野球場を市民や県民の意見を十分に踏まえ、浜松市内に建設をすること、それから2020年完成にとらわれず野球場を建設すること、遠州灘海浜公園篠原地区の当初の公園整備を着実に推進をすること、以上3点が要旨となっております。

○大石(哲)委員
 その中で、浜松市議会の自民党は野球場を浜松市内に建設してほしいという内容でしたね。せんだっての当局の説明では浜松市内で交通基盤部が建設できる場所としてはガーデンパークと篠原地区が都市計画公園の網の中だから建てられるけど、ガーデンパークは明確なコンセプトがある公園ですから残るのは篠原地区だけということです。ということは自民党浜松の要望を受けると、浜松の篠原地区につくることについての考えは異論ないですか。

○宮沢委員
 うまく理解していただきたいんですけど、要望っていろんなものが出てくるわけでしょう。要望書を受け付けたからそれで全てオーケーなんてことは物事一つもないわけじゃないですか。要望書を受けたら意見として承って、それがふさわしいかどうか、県がやる事業であったら県議会の中でしっかり議論をして決めていくというのが我々の役目じゃないですか。今まさにそれをやっているのであって、要望書が出てきたから認めたんですかというような論法で、この前の集中審議のときにも7番委員からも出ましたけど県の事業、そんなことは一切ないわけじゃないですか。出てきたらそれがふさわしいかどうか、今やるべきか、どこがいいのか、いろんなことを議論して合意ができたらそれに向かって進んでいくというのが事業の進め方であり、我々建設委員会あるいは県議会の付託されている役割じゃないんですか。

○大石(哲)委員
 申しわけない。自民党浜松の要望書を私は見ていないものですから御披露願いたかっただけでございまして、提案理由の中でも県西部の球場というのは否定はしていない。県西部というのは何を想定しているのか、どの位置を県西部と言うか、お願いできますか。

○宮沢委員
 県西部というのは西部地区全体です。

○大石(哲)委員
 先ほど来お話を聞いているように、篠原地区はふさわしくないという意見が出ているように言われています。ということは篠原地区を否定しているのではなくてまずこれから測量をやって、地質調査をやって、篠原地区がマルになる可能性もあるし三角になる可能性もあるという判断でよろしいでしょうか。

○宮沢委員
 今の段階では議論しているところですので、最初からそれを排除するものでもありません。

○大石(哲)委員
 この現地は皆さん方も見に行って、うちの会派も見に行きました。都市計画の網がかかって50年、それから要望が出始めて30年ですね。長年地権者は土地利用が制限されて塩漬けされてきた中で野球場構想がこうやって持ち上がってきて、地主としてはやっと動き出したなという期待感が高揚してきたと思うんです。地権者の思いを考えるとこのような昨今の新聞報道で野球場が凍結されるように受けとめる。そうすると皆さん方の修正案の中では測量と地質調査だけは認めていこうという提案ですが、測量、地質調査にこの130人の地権者の民地に立ち入ることが困難ではないか、どうでしょう。お願いします。

○土屋委員
 私たち会派では、基本構想がまずできて、これも県民にも広く知ってもらいながら、その後に基本構想が皆さんとしてふさわしいと思う、多分出てくる話になってくるかもしれませんけれど、その中でその地域に公園をつくろうということに反対しているわけではありませんので、公園整備に向けて準備はすべきじゃないか。だけどその前に基本構想をまず県民を初めとする県議会も当然ですけど、その中でこれでいいじゃないかということがあって次のスタートに進めると思っていますので、これができていない限りは本来おかしいじゃないかという思いです。今回は調査、測量という部分は公園をつくることについては反対はしてませんから、そのことは進めたらどうかという提案であります。

○大石(哲)委員
 ありがとうございます。
 公園については認めていくというか反対はしてないという立場でいくと、都市計画上の公園を整備していくというのは大勢の県民がここに集うことが想定されますので、そこに防災機能を付加するのは当然だと思うんですね。野球場の大きさ云々はまた別にして、フラットな地形それから海岸に極めて近い場所にこの公園をつくっていこうとすると、避難場所として何らかのものを設計していく、要するに防災機能を付加することについての意義がございましたので――防災公園というのもございますのでね。そして浜松市に費用負担も求めていくことは当方はありだと思っていますので、この公園に防災機能を付加することについての御意見をお願いします。

○宮沢委員
 昨日も議論したんですが、県の防災機能としてはL1の対策をやっていきましょうということで、大変恵まれていることに遠州灘は県下一早く進んでいるわけですね。その後L2については当然これは市にやっていただくことでありますので、いろんな勉強会の中でそういう話をされていると思っておりますので、浜松市が遠州灘に防災機能を、L2対策をやることについては我々が何も異論を唱えていることではありません。県がL2対策をやるということについては、今言ったようにアクションプログラムの整合性からいってもおかしいじゃないかということでありますが、ただ残念なことに浜松市長は要らないと言っているわけですね。だからこれは浜松市の問題だと思います。

○大石(哲)委員
 浜松市長は、3月8日の答弁の中で決して否定しているわけじゃない、防災のための特別な設備は求めていませんと。野球場ができればそのデッドスペースに避難物資とかそういうのを置かせていただきたいということで、別に防災機能を否定した答弁ではございませんでした。

○宮沢委員
 今まで構想に対して我々は議論していまして、昨日お話が出たとおりデッキをつくるとか、いろいろ県の構想の中であるわけでしょう。そこは当然浜松市に負担をしていただきたいと言っているけど、浜松市長の代表質問に対する答弁として、市が独自に野球場以外の付加的な機能を持たせるのであれば市がその費用を負担すべきですが、防災のための特別な設備は必要ないと考えていますということで、ここで今までの構想でうたっているものと、市の考えていることに乖離があると言っているわけです。防災機能をいろんなところに持たせることに対して我々が異議を唱えているものでも何でもないということは御理解いただきたいと思います。

○大石(哲)委員
 公園として、ここに防災機能を持つことについては御理解いただいたということでよろしいですか。

○宮沢委員
 あの地区の防災対策は、今のアクションプログラムの中で着々と進んでいるわけでしょう。県としてやるべきことについては。ですからそれに屋上屋を重ねて県の対策は必要がないということを言っているわけであって、今のアクションプログラムでやっている防潮堤の完成を一日も早く急いでもらうことが今は大事なことだと思っています。

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