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委員会会議録

質問文書

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平成24年9月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:吉川 雄二 議員
質疑・質問日:10/03/2012
会派名:自民改革会議


○遠藤(榮)委員長
 それでは、休憩前に引き続いて委員会を再開をいたします。
 質疑等を継続します。
 では、発言願います。

○吉川委員
 私のほうからは4点質問をさせていただきます。
 まず1点目であります。運転免許試験のカンニング事件についてであります。
 中国人グループによる運転免許試験のカンニング事件を受け、今年の7月でございますか、警察庁は全国の都道府県警察が免許証試験で実施している不正防止対策の調査を始めたという新聞記事がございました。そこで、本県運転免許試験場における外国人の受験の状況をお聞かせください。
 次に、これまでの不正防止対策、どのような対策をとってきたかお聞かせください。そしてもう1つ、不正防止に関する改善策をお聞かせください。

 続いて2点目でございます。就寝時の施錠についてお伺いをいたします。
 節電の夏ということで、施錠で防犯という記事を読みました。節電の夏を迎え、窓をあけて寝ている家庭がふえているため、忍び込みやわいせつ犯罪の多発が懸念されているとのことです。東日本大震災後の昨年の夏は、忍び込みが大幅に増加したということであります。忍び込みというと抜き足差し足ですが、抜き足差し足というのはどうも泥棒の基本動作のようでございますが――余分なことはいいですね――無施錠が原因となる犯罪の発生状況、さらには無施錠が原因で発生が予想されるその他の犯罪、さらには無施錠が原因の犯罪を防止するための広報等周知状況についてお伺いをしたいと思います。

 続いて3点目でございます。
 最近、私の女性の支援者が、買ったばかりの高級下着を盗まれたと、酒の席だったんですが、嘆いていました。そこで、盗犯の中でも最も破廉恥罪と言われる下着泥棒についてお伺いをしたいと思います。
 まず、犯罪の発生状況。続いて、窃盗犯の中に占める割合。さらにはその検挙率はどうか。犯罪を防止するためにどのような対策をとっているかもあわせてお伺いをしたいと思います。

 4点目として、これに関連して窃盗についてお伺いをいたします。盗犯ですね。いわゆる泥棒はあらゆる犯罪の中で私は最も原始的な悪事だと思います。人間が猿から進化して、自分の所有物を持った瞬間から始まったことを考えてみますと、泥棒というのはもう既に何万年に及んでいるんですね。浜の真砂が尽きても泥棒の種が尽きることはないということを考えますと、泥棒がいなくなる世は永久に来ないと思います。
 そこで質問ですが、本県の窃盗犯の昨年の件数。さらにはここ数年の推移をお聞かせください。また全国の件数、昨年の件数をお聞かせください。ほかの犯罪に占める割合。全犯罪中、窃盗というのは検挙率が最も低いんだそうですね。ですから、犯罪者から見れば、どうも最も割が合う仕事のようでございますね。そこで検挙率についてお伺いをしたいと思います。以上です。

○植田交通部参事官
 運転免許試験のカンニング対策についてお答えいたします。
 まず初めに、外国人の受験状況でありますが、平成23年中は学科試験を受験した外国人は4,711人であります。うち合格者は1,389人となっております。受験者の内訳は多いほうからブラジル人が1,847人で、全体の39.2%、次にフィリピン人が1,288人で27.3%、中国人が691人で14.7%などとなっております。本年の状況につきましては、8月末までに学科試験を受験した外国人は2,987人、うち合格者は962名となっております。前年と同様にブラジル人、フィリピン人、中国人の順番になっておるところであります。ちなみに中国人の合格率ですが、ここ4年間大きな変動はありません、約40%程度ということになっております。
 次に、不正防止対策でありますが、学科試験実施前に試験官が確認や事前説明等を行っております。具体的には身がわり受験を防ぐために、受験申請時にパスポートと照合済みの受験票の写真などによりまして、教室におきまして確実な本人確認を実施しているところであります。また、カンニング行為を防止するために、筆記用具の点検を行うほか、腕時計あるいは装飾品を初め携帯電話の電源を切らせてかばん等に収納させるなど、身につけさせない措置を講じているところであります。
 事前説明におきましては、不正行為をした場合の処分あるいは不審な行動があった場合の退室など説明した後に試験を実施しております。そういうことで、受験者へのカンニング防止の周知徹底を図ってから実施しているところであります。試験中は、本県につきましては2人以上の試験官が相互に連携を図りながら、机の間を巡回しながら、不正行為の防止に努めております。
 最後になりますが、不正防止の改善策でありますが、まず試験問題の複数パターン化、2点目に受験生の座席等のランダム化、これは無作為ということであります。3点目に、試験官による立ち会い体制の強化ということなどによりまして、カンニング防止対策の徹底を図ったものです。今後は従来のカンニング防止法のほか、スキャナ機能付のペン、あるいは極小ワイヤレスイヤホン等のハイテク機器がございます。こういうものに対するカンニング防止対策を進めるために、筆記用具の貸し出し、自分では持ってこさせないということで、そこに細工をさせないということです。そのほか、金属探知機等の活用を検討しながら進めてまいりたいと考えております。今後ともより厳正な試験を実施してまいりたいと考えております。以上です。

○森下生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 無施錠対策について、お答えいたします。
 無施錠が原因となる犯罪ということで、委員のほうから忍び込みの発生ということがございました。この忍び込みについては、家人が寝ているときに、人がいるのを承知をして入ってくるというような犯罪の手口でございますが、これにつきましては、1月から8月の発生状況が355件ということで、昨年に比べて33件増加をしております、率にして10.2%増。しかしながら、昨年非常にふえたんですけれども、今年の7月、8月、いろいろ対策を広報啓発活動等行ってきまして、7月が47件、前年に比べてマイナス5件、8月は37件、前年に比べましてマイナス9件と、合計24件の減少をみております。こういった犯罪を取り締まるために、いろいろな施策をやっておりますけれども、この中でしずおかロックオン作戦というのをやっております。これは先ほど委員のほうからお話のあったものです。そのほかには、無施錠のためにどういう犯罪になったものがあるかということですけれども、これにつきましては、対象は侵入犯罪では空き巣。それから乗り物盗なんかもこれは施錠をしてなくて取られるということで、いわゆる自動車盗とかオートバイ盗、それから車上狙い、それから自転車盗、こういったものが施錠してなくて被害に遭うというのが非常に多いことでございます。これにつきましては、先ほど申し上げましたように今年の6月1日から12月31日までの間、無施錠撲滅しずおかロックオン作戦といって、施錠をしっかりしなさい、してくださいという呼びかけを行うキャンペーンをしておりまして、こういったことで特に自転車盗等につきましては中高校生を対象に呼びかけたりとか、あるいはそのほかインターネット等でも毎日日報の形で被害状況を、こんな犯罪がふえてますよというような形で広報したりというようないろいろな対策を強化しております。

 それから下着泥棒の関係でございますけれども、申しわけございません。下着泥棒に限った統計が今、手元にございませんので、これにつきましてはまた後ほど調査いたしまして回答したいと思います。
 防犯対策につきましては、基本的には、警察としましては警戒活動をしっかりやりますけれども、女性の下着等の干すところをやはり気をつけていただくということで指導しているところでございます。以上でございます。

○青島刑事部参事官兼生活安全部参事官
 今、手元に今年の1月から8月の泥棒の手口の統計がございます。今年24年8月までにどういう泥棒の被害が多かったかという順番でございます。一番多いのが8月までで総数が1万6499件であります。多いのものを1番から10番まで申しますと、やはり自転車盗でございます。これが4,207件、25.5%になります。次に多いのが万引き。これがやはり2,480件、15.0%になります。次に車上狙い、車とか自転車にある荷物を持っていっちゃうのを車上狙いと言いますけれども、これが1,637件で9.9%。置き引き、これは例えばソファの上に荷物を置いといて持ってかれちゃうのですね、こういうのが905件で5.5%。5番目がオートバイ盗、施錠してあるオートバイの鍵を壊したり、鍵付のオートバイにそのまま乗っていっちゃったりして盗むということですね、これが750件で4.5%。それと今御説明の空き巣、これが699件で4.2%。次は部品狙い、これはオートバイについてるマフラーとかパーツをとって盗んじゃうというパターンですけれども、これが582件で3.5%。あと自動販売機狙い、自動販売機をバールなんかで壊してお金や商品を盗むということですね、これが428件、2.6%。あと夜こっそり忍び込みます忍び込み、これが355件発生しておりまして2.2%。10番目が先ほどおっしゃいました下着を盗む色情狙い――私どもの業界用語では色情狙いというんですけれども――これが326件で2.0%になります。いわゆる下着泥棒というのは幾つかパターンがあるんですけれども、干してあるものを盗むという人間と、わざわざ家の中に入って女性の下着だけ盗むという人間がおります。常習者は、捕まえると多くの場合は、盗んだ品物を家の中に隠匿しているケースが多いものですから、大体自宅の捜索等をやりますと結構たくさん出てきて、それをもって被害の申告があった方に確認していただいてという捜査を通常はやっております。恐れ入りますが、全国の統計が今手元にございませんので、申しわけございませんが、県内の今年の8月までの状況ということで御説明をさせていただきました。以上であります。

○吉川委員
 中国人グループによる運転免許のカンニング事件ということで、どうもここ数年、シナ人は日本人をなめているのではないかと思われる事件が多いんですね。私、反中でございますもんでね、反中の私としては大変憂慮しております。いずれにせよ、この我が大和の民とシナ人は蒙古襲来以来、ともに天をいただかずですから、何としても警察の皆様にはこの中国人犯罪に対しては、本県警察のメンツにかけても頑張っていただきたいと思います。

 続いて就寝時の施錠なんですが、我々も無施錠でも就寝できる社会をつくるために頑張ってまいりたいと思います。

 続いて下着泥棒なんですけどね。実は、私の中学校の同級生の友人が下着泥棒で3回捕まったんです。3回目はさすがにお母さんが私のところに来て、一緒に警察についてってくれって言うんで、富士宮署までついて行きまして、私、担当の刑事に言ったんです「こいつは病気だから、病気の人間を捕まえるな」と。そこで、この下着泥棒って再犯率が高いと思うんですが、ちょっとその辺をお聞かせをいただければと思います。

 続いて、窃盗なんですけど、実は私、10年ぐらい前に、文教警察委員会の委員に所属していたとき、年間窃盗は全国で大体20万人ぐらいいると聞いたんです。今から10年ぐらい前ですから、その後どうなったか、ちょっと聞きたかったんですが、20万人と言うと、これちょっとした地方都市並みですよね。それだけの人たちが留置所や刑務所にあふれ返っているわけですから、考えますと窃盗というのは多いわけでございますね。泥棒について研究している友人がいまして、その友人から聞いたところによりますと、昔、窃盗というのは、破廉恥罪と呼ばれて、犯罪者から昔は大変疎んじられたそうなんですね。ですから、当然その留置場の中では、窃盗なんていうのは大体肩身の狭い思いをしてたそうなんですよ。しかしながら、近年、戦後民主教育を受けた犯罪者が非常に多くなってくるにつれて、どうもその刑務所の中における社会的地位も随分上がってきたというんです。
 当たり前ですね、年間20万人で犯罪者の中では最も多いわけでありますから、民主主義というのはやはり数が力で、多数派だからこそメジャーですから、これは社会的地位が上がるのも私は当然だと思うんです。私がここに本を持ってまして、この本にこういう記述があるんですよ。留置場に入ってくると、まず開口一番聞かれるのは、おまえ、何をしたんだ、何をして入ったんだということを聞かれるそうでございまして、聞かれて便器のそばでうつむきながら、「へい、つまらねえ空き巣狙いで」などとつぶやいたり、恥じらいながら人差し指をちょいと曲げて見せるのはもう昔のことだそうであります。今は、彼らは堂々と周囲を眺め渡してから、「窃盗です」などとセロのようなバリトンの声で答えるのが常だと。だから、だんだん泥棒の地位も上がってきたようでございます。
 窃盗を捕まえるというのは、警察官にとっては最も私は地味な仕事だと思うんですね。刑事もののテレビドラマのような華々しさはないと思います。それだけに、この窃盗に対しては頑張って検挙率を上げていっていただければと思います。以上です。

○加藤刑事部参事官兼刑事企画課長
 下着盗の再犯率ということで質問ですけれども、下着盗に特定したデータはありませんけれども、窃盗の再犯率ということで、本年の1月から8月末までで39.8%が再犯者だということであります。この中には下着盗も含まれているということです。以上です。

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