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委員会会議録

質問文書

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平成22年6月定例会総務委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:07/20/2010
会派名:自由民主党県議団


○天野(進)委員
 議長は質問するなという声もありましたけれども――せっかく今、野澤委員が指摘しました――今度の参議院選挙でも見られた出口調査を含めて、ちょっと私の意見を申し上げたいと思います。
 まさに野澤洋委員の言わんとするところ同じであります。実はこれまでに出口調査が選挙に大きく影響した事例があります。具体的には申し上げられません。恐らくもし出口調査をしなければ、その選挙は逆転しただろうにと思われる選挙です。
およそ4時半から5時ごろには、もう出口調査は終わって集計に入っております。その集計が漏れなければ別に問題ないんです。でも漏れちゃった。各選挙事務所にその報告が入ってくる。そのときにまさかと思って、大運動を展開したある候補者がありました。それによってその選挙は帰趨を決したと私は今でも思っております。わずかな票でした。そういうことを考えてみると出口調査というのは、実は大変に危険なものです。今言ったように8時まで絶対に外へ出さなければ、それはいいでしょう。まだ救われるかもわからないけれども、それが5時ごろには各事務所に情報として入ってきます。私もかつていろんな選挙の中でそれを経験してきました。それがある以上は、恐らくそこに新聞社の皆さんもいらっしゃるでしょうけれども、それを御理解できると思うんです。そんな現場を見ていると思います。そういうことがあって、私は出口調査はやめるべき、法律によって禁止すべきというふうに思っております。
 さらに、今の期日前投票、あれほど怪しいものはありません。皆さんが替え玉をしようと思えば簡単であります。投票用紙を持っていけば、その場で何も聞かずに投票させる。その投票日に何があるんですか、そんなこと聞きません。どうぞいらっしゃい、ウェルカムでこれをやらせるんです。ただ、投票率を上げんがための行政の思惑でやっているだけです。そういう意味で私は、期日前投票はもっと厳格であっていいんじゃないだろうかというふうに思っております。そういう意味で、私は――先ほど、特段の問題はないだろうというふうにお言葉はありましたけれども――それについては我々現場にある人間のそういう声というものをやっぱり知ってほしいと思っております。
 決して、報道機関の自由という問題じゃ私はないというふうに思っております。

 そして次に、先ほど勝亦管財課長、あざれあ壁面の広告という言葉を言われました。世界いろいろな国々を訪ねますけれども、香港ほど醜い場所はないだろうなと思います。もう広告ばかりであります。頭から落っこちてくるんじゃないかというぐらい広告が至るところにあります。一方で、かつて広告が山ほどあったニューヨークですが今は全く出てきません。大変に整然とした都市です。私は、日本の今の広告は都市環境、景観を物すごく阻害しているというふうに思っております。バスもやたらにぎやかな広告ばかりでありますけども、そういうことを考えると、もう少し市民に優しい都市であってもいいんじゃないかというふうに私は思います。ぜひ、公的施設の広告は願わくば避けてほしいと思っております。
 次に、事業仕分けについて、先ほど来皆様からはいろいろ指摘されます。そして、昨年度は事業仕分けによって――新聞で知事が言うには――31億円の削減だというふうに言われております。確かにまだまだ事業仕分けというよりも無駄なことをやめる、その努力によってたくさんの行政の軽減というのは図られると私は思っております。

 ところで、本年度の当初予算の公債費1729億円を1日で割ったらどうなりますか。きのうおととい、さきおととい、土、日、月、3連休でありました。この3日間、今この借金返済金額は実に1日に4億8000万円払っているんですね。毎日休みなしで。31億円の削減額は、1週間で出てしまうんです。それほどこの静岡県の借金も膨大であるということが言えるんじゃないでしょうか。公債費1729億円というそんな大きな数字で広げると、わけがわかりませんけれども、1日4億8000万円と言ったら、多くの市民は理解します。驚きだと思います。県政として、今後も恐らく、毎年、毎年その借金がふえております。何とかそれを減らす方法、容易ではないかもわかりません。一番いいのはインフレだというが、逆にデフレだという時代の中で、この借金返済の問題は、やっぱり全体で真剣に考えるべき課題ではないでしょうか。以上、私の意見として言わせていただきますが、何か間違いありましたらお願いします。なければ結構です。

○増田自治局長
 間違いがあるからここで説明をするというわけではありませんで、委員御指摘があったことについて、改めて御説明申し上げたいと思います。
 まず、出口調査による影響で、委員御指摘のように情報が漏れて、その後、大運動があったというふうなそういうようなこと、残念ながら私、把握しておりません。そしてもし情報が漏れた場合、どういうような運動がされるのかも、ちょっと私には推測がしかねるなというふうに思いますので、改めて申し上げれば、先ほど2番委員に申し上げたように、出口調査自体の特に問題点はないと考えておりますが、委員御指摘なようなこともありますので、もう少し私も勉強に努めたいと思います。
 それから、期日前投票についての御指摘ですが、やはりこれも当日、投票日に選挙できない人のための制度であって、一部に誤って期日前投票が行われたというような、そういうような情報が報道されることもありますが、基本的には期日前投票の制度をうまく、適正に運用されているものではないかなというふうに考えております。

○須藤財務局長
 広告の件と借金の件と2点お答えしたいと思います。
 広告の件につきましては大変厳しい財政状況の中で歳出カットはもちろんですが、収入確保を全力を挙げてやるということでございまして、先ほど、管財課長のほうから御説明ありましたように、エレベーターの広告を初めとして、今回はあざれあの壁面広告ということをやっていきたいというふうに思っております。
 ただ、委員から御指摘ございましたように、これからの市民生活を考えたときに、景観づくりというのは大変重要でございまして、何年か前には景観三法という形での景観法ですとか、それから条例なんかも制定ございまして、もちろんそうした法の枠内で私ども行うということでございます。この歳入の確保の面と、そういった景観の面、どうやってバランスを取ったらいいかどうか。あざれあなんかに広告を出しまして、それに対する市民の反応とか、そうしたものも踏まえながら、今後どうしていくかということも検討してまいりたいというふうに考えてございます。とりあえず、試行という形で今回はやらせていただきたいと存じます。
 借金につきましては、まさに委員御指摘のとおりでございまして、1729億円と簡単な数字で言っているようでございますが、1日で割ると5億円近くということで、これは大変県民の方にとってもわかりやすい表現の仕方ではないかなというふうに聞いていて思ったところでございます。
 これは借金でございますので、やはりいずれ返していかなきゃいけないということですから――後年度の子供たちが返すことになりますので――いかにそうした負担を減らしていくかということを私どもしっかり考えなければいけない課題ということでございまして、歳出面、歳入面、もちろん県でやることもそうでございますし、やはり国民的な議論に立ってどうしていくかということは、しっかり考えていかないといけないんじゃないかなというように私も考えているところでございます。

○天野(進)委員
 増田局長が答えられたんですけれども、恐らく――いわゆる選挙にかかわらない人たちにとっては――今、増田局長の言われるような、極めて常識的な目で眺めるだろうと。出口調査がその選挙に影響するとは思っていないというのは、恐らく案外一般的かもわかりません。そして、それが漏れたからそれじゃどうなるのという思いもあるでしょう。でも、漏れたところに、そこが大変に組織がしっかりしている力強いところであったら、それは一気呵成に、そのわずか数時間の間に相当の――第一その選挙やっても、半分近くまだ投票行っちゃいないんですよね。だとすれば――二人一人足を運ばせる努力をすれば、私はそのまちの歴史が変わったと思っております。十分に1,000票や2,000票なら、数時間のうちにひっくり返すことができた、それだけのエネルギーを固めていたところですからできた、恐らく私はそう思っております。きょうは具体的には申し上げません。だから、そういう意味では、私が報道関係者の皆様方に強く申し上げたいのは――ぜひそういう点も――絶対に出口調査をやっても、一切表に出してもらっちゃ困る、それは大事です。
 期日前投票もかつては物すごく厳しかった。それを投票率を上げんがために期日前投票がずんずんずさんになってきた、と言っても私は間違いじゃないだろうというふうに思っております。ぜひ、怪しい投票はこれを阻止するような方向でまた御検討いただきたいと思います。

 今須藤財政局長からはあざれあについて――それだけ貧しい静岡県ですから、せめてそこで入るお金なら何でも、口に入るものならあんまの笛とよく言った、あんなものでしょう――私は広告がどれだけのお金になるかわかりません。むしろ県の出している広告を1つやめたほうがずっとたくさんのお金がセーブされると思っておりますけれど。
ところであの建物を建築した設計士に、あの建物の著作権のようなものはもうないんですかね。適当に何かやっても勝手なんですかね。著作権が。そういうことを考えると、えっ、というふうに思わざるを得ない。設計士への挑戦とも言えてしますわけでありますけれども、そんなことも考えております。以上です。私の意見を申し上げます。

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