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委員会会議録
質問文書
令和４年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 天野 一 議員 |
| 質疑・質問日： | 12/14/2022 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○天野委員
それでは、一括質問方式で高齢者の運転技能の検査について伺います。
高齢者の事故が死傷事故につながって社会問題になっているわけですけれども、今年５月の道路交通法改正で運転免許更新時期に信号無視や一時停止などの一定の違反行為があった75歳以上のドライバーには自動車教習所で運転技能検査を受けることが義務づけられました。
その結果、今半年を経過したわけですけれども、静岡県では合格率が90％、全国では88％のようであります。
運転技能検査に合格しなければ運転免許の更新はできないことになっているわけですけれども、今受検予定の平均待ち日数は静岡県ではどういう状況になっているのか。運転免許更新はがきが来て、違反した人は自動車教習所に運転技能検査の予約をしてから受検するようになっておりますけれども、何日くらい待つのかお伺いします。
次に、受検可能な自動車教習所の数、県内では何か所で受検できるのか伺います。
３点目、運転技能検査の検査項目でどういった項目が不合格になっているのか。検査項目がいくつあってどういう形になっているかお伺いします。
○有馬交通部参事官
県内の受検予約の平均待ち日数からお答えさせていただきます。
県内における運転技能検査の平均待ち日数は、本年10月末現在おおむね40日であります。
次に、県内では何か所の自動車教習所で受検できるのかお答えしますと、改正道路交通法が施行された本年５月以降県内40か所の自動車教習所に対して運転技能検査を委託しております。
次に、不合格者の原因、検査項目は何かにつきまして、全部で６項目10か所の検査を行うわけですけれども、そのうち本年10月末現在、受検者の約１割に当たる高齢者約170人が不合格となっております。不合格の減点項目を分析してみますと、一時不停止大が65.1％と最も多く、次いで段差乗り上げ不適44.2％、右左折方法不適32％の順に多くなっております。
○天野委員
申し込んで40日ということでありますけれども、全国的に見て日数がかかり過ぎているのかどうか伺いたいと思います。
また、運転技能検査を受ける方の中には手続の流れが理解できない方もいるのではないかと思いますけれども、運転技能検査に関する相談件数はどのぐらいあるのか。相談を受ける体制は取れているのかお伺いします。
○有馬交通部参事官
運転技能検査の待ち日数が全国と比べてどうかでありますけれども、全国統計が出ている本年９月末の時点で見ますと、待ち日数の全国平均は32.1日となっています。一方本県の待ち日数は41.2日なので全国平均よりも9.1日長い状況であります。
次に、受検に関する相談件数、体制についてお答えさせていただきます。
本年10月末現在、警察本部運転免許管内に設置した高齢運転者支援ホットラインにおいて検査、講習に関する相談をおおむね6,600件受理しております。また相談受理体制については看護師の資格を有する職員１人を含む計６人の職員を専従させておりますほか、各運転免許センターや警察署の免許窓口において安全運転相談員に指定した職員を配置し、運転技能検査に関する相談に対応しております。
○天野委員
ありがとうございました。
できれば全国平均並みにしてもらいたいと要望しておきます。
75歳以上の方はできれば運転をしないほうがいいですね。しかし静岡県の中山間地域には車の運転ができないと日常生活ができない人がたくさんいるわけで、そういう現状の中では75歳以上の人に運転免許証を返納してもらうことはなかなかできない事情もあります。
ですから、75歳以上の人が事故を起こさないためにできるだけ検査をしっかり行ってください。今報告があったように一時停止、一番基本的な交通事故につながる問題がやはり検査の中で出ておりますので、そういったことをよく注意してできるだけ事故が減るようにお願いします。静岡県は今まで全国でも死亡事故が多い県であったのが、今や非常に少なくなってきました。そういった意味で模範のモデル県になるように強く要望しておきます。よろしくお願いします。
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