• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 静岡県議会 > 委員会会議録 > 質問文書

ここから本文です。

委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


平成23年2月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:杉山 盛雄 議員
質疑・質問日:03/02/2011
会派名:自民改革会議


○杉山委員
 それでは質問をいたしますが、子供への性犯罪者に対して、警官が訪問という記事がありまして、これを読みますと、原則としては今までは接触をしないという従来の方針を見直して、警察官が自宅を訪問、また特に再犯の可能性が高いと見られる出所者は、同意を得た上で定期的に面談というような記事を見ました。この警察庁の方針を受けて、県警の今後の対応策、また方針等があったらお聞かせいただきたいと思います。

○佐藤生活安全部参事官兼生活安全企画課長
 ただいまの御質問に対してでありますが、子供対象・暴力的性犯罪の出所者による再犯防止に向けた措置は、平成17年から所在の確認を行ってまいりましたが、この種の犯罪の再犯率が高いことを受けまして、警察庁において運用の見直しが指示され、委員御指摘のとおり、再犯防止措置対象者の自宅に担当警察官を訪問させて所在を確認すること、特に再犯リスクの高い者を対象に、同意を得た上で面接し、再犯防止に向けた指導や社会復帰に向けた支援、あるいは相談機関の紹介を行うことが加えられました。
 本県警察といたしましては、対象者の更生や社会復帰の妨げにならないように配慮し、年2回以上の所在確認を実施し、再犯リスクの高い対象者に対しては、数カ月に1回以上の頻度で面接し、再犯防止に向けた助言、指導を行ってまいりたいと思っております。以上です。

○杉山委員
 確かに、再犯率が非常に高いので、このような取り組みというのは非常によろしいことかと思います。ぜひ今後ともしっかりとやっていっていただきたいというふうに思っております。

 最後の質問になりますが、この説明員の方々の中で岡村交通部長、それから郡警備部長、加藤地域部長、高野交通部参事官の4人の方が今春をもって御勇退をされるという新聞報道がございました。
 いずれの方々も、これまで県民の安全・安心を守る警察官として、それぞれの部署で大変御活躍をいただいたというふうに私は認識をしております。まず県民を代表いたしまして、心より敬意と感謝を申し上げます。
 数々の輝かしい経験をお持ちの皆さんだと認識をしておりますが、ここで今後の県警を担う後輩等に向けて、激励の言葉などがありましたら一言ずつお願いを申し上げたいと思います。

○岡村交通部長
 私は35年間警察官として勤務させていただきまして、大変すばらしい組織で警察官の仕事を勤めたということで心置きなく退職をさせていただきます。
 後輩に言う言葉として、3点ほどお願いしたいと思います。
 1点は、警察の存在意義を常に考えて仕事をしてくださいということです。これは今、杉山委員からありましたけど、県民の安心・安全を確保するということは我々の仕事でありますので、それを常にいつも忘れないでいただきたい。警察官としての態度、姿勢が一つ目です。
 次の1点は、我々の仕事の原点は警察署にあるんだということを忘れないでいただきたい。先ほど警察署長は長くやってもらいたいというお話もありましたし、皆さん方からも駐在所の警察官、交番のお巡りさんについて、非常に温かいお言葉をいただいております。こういった警察署の仕事は警察の原点である。それは絶対忘れてはならないということを常に思っていますので、警察本部のほうも警察署がいかに仕事をやりやすくできるかということを念頭に置いて仕事をしていっていただきたいなと思います。
 もう1点は、今回さきほど中澤委員、佐野委員からもあった女性警察官ですが、これからの時代の流れとして、警察の組織の中にも女性警察官がふえるのは自然でございますので、特に幹部の警察官は、これから女性警察官がふえていったときに、どうやって彼女たちを活用していくか、長所を生かしていくかというようなことを常に考えて、これから仕事をしていただきたいなというふうに思います。以上3点です。

○郡警備部長
 私は42年間警察におりました。今、こうして無事定年退職を迎えますのも、これまで各勤務先で出会いました地域の皆様方、そして上司、同僚、後輩のおかげだと思っております。深く感謝しております。
 警察には、今もこうしているわけでありますが、規律を重んじる組織、そして強いきずなで結ばれた組織であり続けてほしいと思っております。
 職員には、警察を取り巻く状況は厳しいものがあると思っております。こういった時こそ全職員が一丸となって、特に県民のために敢然と犯罪に立ち向かって、安全で平穏な社会の確保に邁進してほしいと思っております。
 議員の皆様方には、御指導、御提言を賜りまして、厚く御礼申し上げます。引き続き、警察に対する御支援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

○加藤地域部長
 昭和45年3月、新任地であります沼津警察署駅北交番に着任しました。当時は、交番長を除いて私を含む8名が実務3年未満の若い交番でありました。しかしながら交番管内住民の治安維持のために、若い者同士切磋琢磨して勤務に励んだことが印象に残っております。
 勤務経歴としましては、23歳から警備警察を専務に勤めさせていただきました。昭和40年代後半から平成元年初頭にかけて警備事象があった時代もありましたけど、先輩諸氏の厳しい指導を初めとして、切磋琢磨いただきまして、おかげさまで今ある自分の基軸は、この警備警察によってつくられてきたというか支えられてきたと思っております。
 それと、後輩に対してお願いというか、こんな経験からこうしてもらえればということ1点ですが、特に警視昇任後は、従来以上に、やはり大局観に立って、やっぱり視点をその目で見て、県民のためにいかにあるべきかということをよく感じました。
 特に、平成19年に新居警察署で、全国初の試みでありましたけど、日系定住外国人との共生対策モデル警察署新居署というのを半年間やらせていただきました。これによって、やはり時代の先々を読んで手を打っていかないと立ちおくれるというようなことも、現場で肌で感じましたので、後輩の方は、こういった面を引き続いて頑張っていただきたいと思います。
 今後、退職後も私の人生観であります変化を求めて生きていきたいと思いますので、微力ではありますが、県民の皆さん、世の中のために、まだまだできることがあれば頑張っていきたいと思います。42年間ありがとうございました。

○高野交通部参事官
 私も42年間の警察人生でありました。ラストの3年間、続けて当委員会の説明員ということで出席をさせていただきました。きょうも阿部委員、中澤委員から御質問いただきましたが、いつもこの3年間は冷や汗たらたらだったということでした。
 本当に3年間こうして出席させていただきましたが、どちらかというと、本当に激励というか、警察しっかりしろよというような質問が大半であったのではないかなと、本当にありがたく思っております。非常に貴重な経験をさせていただいたということでございます。
 あと後輩にということですが、本部長、警務部長等一部の上司を除いて、たいがいはこの後輩たちも知力というよりも体力で入って、得意ではない答弁をしているということで、今後ともまさに体を張って敵から守るということを実践をしていただく、このように思います。
 長い間、ありがとうございました。

○杉山委員
 どうもありがとうございました。
 もちろん、説明員以外の退職の方々にもですが、健康には十分に御留意をされまして、第二の人生を御家族とともに元気に御活躍をいただきたいということを改めて御祈念申し上げて質問を終わります。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

ファックス番号:054-221-3179

メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp