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委員会会議録

質問文書

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平成27年決算特別委員会総務分科会 質疑・質問
質疑・質問者:三ッ谷 金秋 議員
質疑・質問日:10/30/2015
会派名:ふじのくに県議団


○三ッ谷委員
 一問一答方式でいきます。
 一番初めに、平成26年度主要な施策の成果及び予算の執行実績についての説明書128ページの防災ヘリコプターについてお伺いしたいと思います。
 防災ヘリコプターですから、水難・山岳事故あるいは林野火災への消火を行い市町の消火活動に協力したとあります。この防災ヘリコプターは静岡県消防防災航空隊のヘリだと思いますけれども、現在2機体制ですか。説明書159ページには内容が記載されていますけど、この点についてまず伺いたいと思います。

○花嶋消防保安課長
 静岡県の消防防災ヘリコプターは平成9年に導入されております。静岡市の消防ヘリは平成20年10月から、浜松市の消防ヘリは平成22年5月から運航を開始しておりまして、現在3機体制となっております。

○三ッ谷委員
 浜松市に1機、静岡市に2機ということで、県、静岡市、浜松市がそれぞれ1機ずつある計算ですよね。ここでいう静岡県消防防災航空隊の力を発揮していくためには、今の体制というか御報告をいただいた消防能力だけで十分に賄えるということでしょうか。その点について伺います。

○花嶋消防保安課長
 全国では、沖縄県と佐賀県を除いて防災ヘリを持ってございます。ほかには神奈川県のように横浜市、川崎市だけが消防ヘリを持っている県もございますが、静岡県のように3機体制で消防防災ヘリを運航している県はかなり体制として整っている県であると認識してございます。

○三ッ谷委員
 これ以上その話ばっかりしていると決算特別委員会じゃなくなっちゃいますので、3機体制で広い面で活動できることでありがたく思いますよ。

 それで、説明書128ページには林野火災への消火などと書いてありまして、説明書159ページには火災で8回飛んだと書いてあります。この説明書128ページの説明と説明書159ページの火災出動8回との整合性はどうなっていますか。8回というのはただの民間火災なのか、林野火災なのかそういうことがよくわからないから詳しく教えてください。

○花嶋消防保安課長
 県防災ヘリコプターの火災の出動につきましては、全て林野火災でございます。

○三ッ谷委員
 この場合、一番初めのところにも書いてありますが、人命救助あるいは陸から行く消防隊の支援、いろんなことが考えられると思うんですよね。例えば8回9時間50分行っていますが、本県が所有する防災ヘリでは消火剤はどのぐらい積めるものなのですか。つまり林野火災に8回出ましたと言っても、偵察に行った8回なのか、現場で小規模の火災のうちに消しとめるだけの能力を持って行ったのか、それとも現場の消防団の上空からああしろこうしろと指揮を出すために行ったのかよくわからない。

○花嶋消防保安課長
 県のヘリコプターに消火用の700リットルぐらいのタンクがあるんですけれども、そのタンクをつけて林野火災の現場に向かって、現場に水を1回落として消火している。また現場近くの川なり水源を消防本部とか、消防団とか、地元の方が用意してくれた水を利用して、何度も何度も鎮火するまでピストンで消火活動を続けてございます。

○三ッ谷委員
 それは多分ここにおいでの委員の皆さんは知っていますよ。ビニールシートを引っ張って行って何回も見ていますから、そうじゃなくて私が聞いているのは、この8回というのは全部消火活動だったんですかって聞いているんですよ。だから別に装備がどうのこうのと言いましたけれども、8回出動しているのは全部今言った水を自分たちのヘリに積んで8回9時間50分そのために活動した数字ですかという話を聞いているんです。

○花嶋消防保安課長
 全て林野火災のために現場へ向かって消火に当たった回数と承知してございます。

○三ッ谷委員
 それでは伺いますけど、説明書159ページの表の緊急運航の中に火災、救助、救急、その他と、その他の中には災害現場調査等と説明文をいただいています。花嶋消防保安課長が言うように全部が火災だというと、火災の中の消火だけに8回飛んで、同じ回数を飛んだ中には救助とか救急は入っていないことでよろしいですか。

○花嶋消防保安課長
 救助、救急につきましては、救助は山岳遭難及び水難救助に向かった件数でございます。救急につきましては、患者要請のあったものについて救急として搬送した回数でございます。

○三ッ谷委員
 じゃわかりました。今言いましたね、8回出動。委員長に先にお願いしておきます、内容を資料で提出していただけませんか。

 それから、説明書194ページにつきまして伺います。
 公用車の集中管理の件は先ほどお聞きをいたしました。用度課で38台、各出納室で492台を集中管理しているとのことでありまして、よく議会には出会い頭の衝突を含めて年間いろいろなものが公表されています。よもやないだろうなと思いますが、中には公表しなくてもいいような軽微な事故もたくさんあるんじゃないでしょうか。公用車の任意保険加入車両台数は1,036台あって、損害賠償に伴う事案が年間あれだけ出てくるわけですから、ひっかいたとかというのは数字にあらわれないと思うんですが、そんなことはないんですか。
 それからもう1つ、任意保険を掛けておりますけれども1,036台で保険料は約800万円、1台約8万円ですよね。8万円というと一般の我々が任意保険を掛ける場合、相当の内容の保険ですよ。これにつきまして、まずお伺いします。

○田澤用度課長
 まず、公用車の事故の関係ですけれども、確かに議会に報告するものは相手方に損害を与えたときの和解の案件としての議会の議決事項、あるいは議会の報告事項という形になっていますので、当然に単独事故あるいは自損事故、それから例えば自損事故の中にはよく我々でも問題にしているのは、車庫にとめようと思って後ろにぶつけたといった完全な自損事故はたくさんございます。
 それから、2つ目の任意保険ですが、任意保険は1台当たり8万円にはならないと思いまして、今確認したいと思うんですが、8,000円程度ではないかと思います。これは一遍に保険に加入しますので、一般の方とは条件が違いかなりお安い保険金額になっている。しかも保険会社が競争する入札でとっていただいていますのでかなりお安くなっているかと思います。

○三ッ谷委員
 済みません、数字を読み間違いました。
 それで、まず伺いますけれども、皆さんが把握している自損事故を含めた公表しなくてもいい事故はどういう処理してトップに上げているんでしょうか。皆さんのところでふたをして終わりのシステムですか。それともちゃんと数字にして出さないといけないシステムになっているんでしょうか。その点と両方あわせてお聞かせください。確かに1,000台をまとめて掛ければ安くなることは私もわかります。そこで今度はどんな補償内容の保険を一律にかけているのか伺います。

○田澤用度課長
 事故の関係ですけれども、当然事故を起こすと相手方に物損を含めて損傷を与えたりすることがありますので、基本的には経営管理部が主体となった報告事項がございます。出納局に関しましては県の物品である公用車を損傷したということで、事故報告が必要ですし、事故に対する後々の修繕といった手当ても必要になります。
 それから、物品損傷に関しましては、地方自治法の中で職員に重大な過失故意、または重大な過失があった場合について、求償を求めることになっておりますので、求償を求めるべきかどうかという判断を私どもでさせていただいた上で、監査委員に最終判断を委ねる形の仕組みになっております。
 次に、保険の内容については、まず対人保険は無制限、それから対物保険は免責なしの300万円まで、車両保険は入ってございません。それから相手方がある場合については保険会社に示談交渉をしていただきますが、その示談交渉がサービスとしてついているといったある種対人とぎりぎりのところでの保険の内容になってございます。

○三ッ谷委員
 ぜひ、それはしっかりフォローしてもらわないといけませんが、今の説明を聞いていて思ったんですけれども、車両保険を掛けていないじゃないですか。我々の議会に公表されるような相手方があって損害賠償を伴うような示談事故は、事前に議会にも報告をいただいていますよ。田澤用度課長がおっしゃった軽微な自損事故とか、車庫で自分の車をぶつけたとか、でも静岡県のマークがついているのに、ぶつけたままにしておくわけにはいかんだろうから修理に出すと思うんですよ。今言ったみたいに車両保険がついてないんですから、対人と相手先には十二分な補償はしてあるけれども、そこは全部県の中でやらなければいけないじゃないですか。説明書には内部管理経費の徹底した見直しといろんなことが書かれているんですが、実際に表に出ない事故として、議会として報告を受けないで車両事故の修理した金額は一体幾らありますか。

○田澤用度課長
 結論から申し上げますと、公用車の修繕費用を集計してございませんので、よくわかりません。

○三ッ谷委員
 でも、決算特別委員会ですよ。あなた方が書いた説明書の中には、知事部局では保険もあれもこれも全部やっているのに、用度課で言えば物損事故を起こした車両修理、車両点検代がわからないという答弁はどういうことかと思いますよ。山崎出納局長、違いますか。昨日も同じようなことがあったんですよ。いいですか、さんざん自分たちが勝手に出した出資金が、相手の力不足でどんどんどんどん目減りしたと、1000万円出したのに今は700万円しかありませんのでと勝手に評価をつけたというんです。その評価をつける内容と理由を聞かせろと言ったら、ありませんと言ったんです。県民から預かっている税金を県当局が勝手に出資して、あげくに5年たったら実力が落ちて株価が下がったと。上場している企業ならそれはいいと、上場していない企業に出資しているわけですから、下がるわけがないと昨日そういう議論をやって、きょうやっと答えが出たところです。さっきと同じですよ、これは。大きな問題ではないかもしれませんが、別に悪気があってぶつけたわけじゃないし公用車ですからきれいに乗ってもらわないといかん。当然修理もするから修理代は総合的に幾らかかりましたと書いておけば、別に議論の対象にはならないんじゃないかと私は思いますが、その点につきましていかがですか。

○田澤用度課長
 事故の対応もいろいろありまして、例えばボデーがへこんだからボディーを直すという明らかな修理については、確かに修繕費用を私どもで払っているケースもありますし、それから各部局で修繕として使っているケースもありますから、調べようとすれば可能かもしれません。
 それから、例えば車検のときに一部劣化している部品は手直しをしていますので、あわせて修理しているものを挙げてしまえば分割することは難しいのかと思います。
 確かに全部の車両の修繕料がどのぐらいかかるのかは、9番委員のおっしゃることもごもっともなところはありますけれども、分析して何か得られるのかまで考えますと、さすがにちゅうちょするところがございます。

○山崎出納局長
 決算の話ですので、税金を使ってどの程度修理しているのかにつきましては、説明書の200ページに出納局で使っている経費をごらんいただきますと、第3目集中事務費集中事務管理運営費と総合庁舎自動車管理費がございまして、この中で修理も含めて計上しておりますので、修理費だけではありませんけれども、修理費だけを取り出して計算するのは手間がかかるかもしれませんが、この決算の範囲内で修繕等もやっていることでございます。
 ただ、車両の中には各部局で管理している部分もありまして、それぞれの所管のところで修繕をしている部分もございますので、修繕費トータルで幾らだという集計を今のところやっていないという説明でございます。

○三ッ谷委員
 予算の項目では、山崎出納局長の言うとおりですよ。ただ細かく決算をやることでは、県の庁舎内で車を何回ぶつけました。その中で他人に迷惑をかけたものは議会に報告のとおり示談が済み補償もいたしました。あとは自損事故が合計年間120回あったらありましたとそう書けばいい話なんです。要するに職員から弁償しなさいとか、何かしなさいという意味じゃないです。決算だから総額には入っていますよという言い方も1つなんでしょうけれども、だったらそのお金の数だけ聞かせてくださいと質問しなくちゃいけなくなるじゃないですか。これからは、初めから回数も正直に報告いただければありがたいなと思いますので、これは要望して質問を終わります。

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