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委員会会議録

質問文書

開催別議員別委員会別検索用


令和4年8月自然災害対策特別委員会 質疑・質問
質疑・質問者:小沼 秀朗 議員
質疑・質問日:08/03/2022
会派名:自民改革会議


○小沼委員
 一問一答方式にてお願いいたします。
 まず、交通基盤部ですけれども、流域治水の推進について、質問いたします。
 流域治水が進んで大変心強く思っておりまして、未作成の330河川についても、令和5年度末を目途に進めるということで、ぜひ推進に期待するところですけれども、昨今、時間雨量100ミリという、今まで想定もできなかったような数字が国内で発生していますけれども、その想定し得る最大規模、レベル2に変更された以降にも、また想定以上のものになってしまっているのか、あるいはカバーできているのか、そちらについてお伺いします。

○山田河川企画課長
 お答えいたします。
 今現在作成しています浸水想定区域図につきましては、いわゆる確率規模で言う想定最大のものを対象としており、いわゆる千年に1回という規模で作っておりますので、基本的には既往最大、これまで来た中で最も大きな雨を対象に作っている形になりますので、昨今、雨が降り方も増えておりますけれども、それ相当、もしくはそれ以上のもので作られている浸水想定区域図という認識でおります。

○小沼委員
 ぜひですね、激甚化しておりますので、千年に一度ということではもうなくなっておりますので、現状に合ったさらなる改正に期待をします。
 5ページでございますが、静岡県地震・津波対策アクションプログラム2013に基づく津波対策ですけれども、掛川市を含む7市町においても整備が進んでおりまして、290キロのレベル1の津波に対して対策が必要な海岸のほうは、ほぼ7割近く進んでおりますが、これに対して、必要な河川、堤防、水門の整備率が40%と大変低くなっています。この水門に関しては、自動化、遠隔化というのが必ず必要であり、地元の皆さんでは対応できないものですので、自動化、遠隔化を含めたこういった水門の整備について、今後どのように取り組むのか伺います。

○山田河川企画課長
 水門につきましては、耐震対策水門ということで、基本的には遠隔化が完備された形で今、整備をされていると認識しております。現状で、どれくらい遠隔化されていないところがあるか、今、数字を持ち合わせていないので、お答えできませんけれども、記憶している範囲では、基本的に耐震、津波対策の水門につきましては、遠隔化がほぼ行われていると考えております。

○小沼委員
 私からは、自動化、遠隔化よりもですね、この合意された高さを満たす河川の水門の整備が41%と大変低いものですから、こちらを上げていく、整備率を上げていくことを要望します。
 次にいきます。
 13ページになりますけれども、県土強靱化対策等による防災対策ですが、緊急輸送路等において、法面や盛土の対策が必要な箇所とありますけれども、そもそもこういった都市計画道路になっているところや緊急輸送路に係る急傾斜地と重なっているところは、市でもどうすることもできなくて、県でその危険な盛土というか、山をもう撤去してほしいというような声のほうが多いです。緊急輸送路が、緊急時、有事の際に土砂が崩れて、緊急輸送路としての体をなさないようにならないように、県として、今後予算化や取組に対してどのように考えているのかお伺いします。

○蛹エ道路整備課長
 5番委員から御質問がありました件は、現在、県土強靱化対策事業で、緊急輸送路等をやっております。緊急輸送路におきましては、過去に、落石の履歴等があった箇所を優先的にやっており、今後、県土強靱で、既に箇所は決まっておりまして、今後また見直し等があれば、そういう箇所について検討の余地はあるかと思います。

○小沼委員
 教育委員会にお伺いします。
 学校において、教科横断的な視点で防災教育に取り組むということで、ぜひ生きる力を教育として学んで構築していただければ大変ありがたいと思いますが、先ほど危機管理部のほうからもありましたけれども、「わたしの避難計画」や個別避難計画の策定、普及促進、こういったものにつながることを学校でもやっていただき、家庭に持ち帰っていただいて、家庭全体で考える、そうした促進が、学校の力というのは大変大きな影響力があると思いますので、連携を図れないのか伺います。

○近藤健康体育課長
 学校において、防災教育をする際、1つのやり方としては、まず生徒に対して必要な教育をいたしまして、それをその課題として自宅へ持って帰って、お家の方と一緒に相談してくださいという、そういうアプローチの仕方と、あと、もう1つは、地域と連携した教育の場ということで、地域の方も一緒になって、特定の課外の授業になりますけれども、その学校で一緒に、子供たちと一緒になって考えて作っていく、そういう2つのタイプの授業がございます。各学校の先生方には、どうしてもその地域防災という観点が必要になってくるものですから、子供さんたちだけではなくて、ぜひそれを御家庭に子供たちが持ち帰って、保護者の皆さんと一緒になって考える機会を得られるよう指導してくださいと研修等を通じてお願いをしているところです。

○小沼委員
 具体的に、「わたしの避難計画」ですとか、個別避難計画が、これからの柱になってくると思いますので、また御検討というか要望をお伝えします。
 最後に、警察本部にお伺いします。
 初動体制ということで、オフロードバイク等のことについても記載されておりますけれども、掛川市でも、バイクレスキューネットワークという団体の皆さんがいらっしゃいますが、県内にはそうした団体の皆さん、大変多くいらっしゃって、無線ですとか、オフロードバイクの技術、大変高い情報収集力を持っていらっしゃると思います。そういった皆さんとの、例えば県が主催となる防災訓練など、そうしたところで連携を常々図っていかないと、いざ有事の際に、どこまでそういうNPO団体やボランティアの皆さんが入っていいのか見えていないというのが、今、現状であると思います。そうした皆さんとの連携について、どのように考えているのか伺います。

○眞野災害対策課長
 現在、そのような団体があることは十分承知しておりますが、連携が図られているかといいますと、それほど、というのが結論でございます。発災当初に、直ちに一般の皆様方を入れるということに対して、若干の問題点もございますので、規模感を把握しまして、お願いするときに速やかに対応できるように、考えてまいりたいと考えております。

○小沼委員
 ぜひともそういった中の皆さんには、本当に高いレベルだったり、大変有益な活動をされる方々もいらっしゃいますので、今後検討していただきたいと思います。
 最後になりますけれども、熱海市伊豆山における土石流災害の対応についてお伺いします。
 本当に行方不明者の捜索含めて、今後も沿岸を重点に捜索を継続されるということで、皆様の活動に心から感謝と敬意を申し上げる次第でございます。実際に、避難誘導というようなことがあったと思いますけれども、当日はまず予兆となる事項が発生しまして、SNS等で土石流の映像が流れたりしたということですが、実際、7月3日に避難誘導が、どう行われたのか、伺いたいということと、それから、3ページになりますけれども、いざ津波が発生したとき、また津波の水浸域に対して、避難誘導等を行うということですが、そういったときにどのような活動が行われるのか伺います。

○眞野災害対策課長
 実際に、今回の熱海市伊豆山で、あの急に来たものに対して、効果的な避難誘導ができたかと言われますと、そこの部分は何ともお答えのしがたいところでございます。できる範囲の道路内で、被災者の方々を誘導したという事実は実際はありますが、あの中に飛び込んでいくことはできませんので、そこを詳しく、今回の避難誘導ができたかと言われますと、疑問のところはございます。
 今後、津波があった際の話ですが、津波も急遽来たものに対していかに対応するかは、非常に難しいところがございます。事前の対策として、早期に高いところへという教育、お願いを、それぞれアナウンスしますとともに、実際に発災が予想される場合には、速やかにパトカー等を有効な場所まで入れて広報するなり、対策を取りながら、皆さんに早く海岸部から離れていただく、また、高いところに登っていただくという広報をしてまいります。先ほどのとおり、通信指令のシステムのほうに場所のところを入れまして、どこが津波の浸水域かというところを各配置員に分かりやすく示すことによって、警察官自体の被災についても防止を図っていくという考えでございます。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3482

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メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp