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委員会会議録

質問文書

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平成28年12月定例会文教警察委員会 質疑・質問
質疑・質問者:天野 進吾 議員
質疑・質問日:12/15/2016
会派名:自民改革会議


○天野(進)委員
 一括質問方式で、そのほとんどは提言と提案と考えていただきたいと思います。
 まず、提言でありますけれども、私が静岡市立東中学校に入学したとき、毎週月曜日に朝礼をやっておりました。大野許一校長は我々生徒に向かって、君たち無二の精神を持ちなさいと何回も言うんです。無二の精神。皆さん方、聞いて意味がわからないかもしれませんけれども、無二とは恐れなしということです。人生進んでいく中で何事も恐れずに自分自身で歩んでほしいというのが校長の心でした。その無二の精神は私自身の心の中にずっと生き続けてきたことは確かで、今なお覚えているわけであります。
 この席に、教職員である方々が五、六人いらっしゃるそうであります。今、学校の先生の中にそうした心を子供たちに訴えていく、そういう教育の仕方はどれだけあるだろうか。そして先生の言った一言が子供の人生を変えていくという貴重な立場にあることを意識して教職に立っている先生がどれだけあるだろうか。もちろんその思いの中で教職の道を選んだであろうと思っておりますけれども、実際には日々の煩雑なことに頭を悩め、そしてどこの学校にも登校拒否だとか不登校だとかそういう問題がある。そうした本当に残念な問題で教職員が翻弄されているのは事実ではないかと思っております。
 私は、自分自身の経験の中でそうした先生の言った言葉が一人の生徒の人生を決めていくような、そういう心を教育長としてぜひ折りに触れて先生方に訴えてほしいと思っております。今は朝礼をやっているのかどうかわかりませんけれども、そういう席やあるいは何らかのときに子供たちを時にはおだてたり褒めたり、それによって子供を伸ばしてやってほしいと心から期待しております。その点について教育長はどうお考えになるのか、まずお尋ねします。

 そして、もう1つ提言をさせていただきます。
 昨日も、県立中央図書館について質疑がありました。東静岡駅南口の土地は平成4年に静岡県が国鉄精算事業団から買収した土地です。その一方、国道側は静岡市が買収しました。平成4年であります。そしてまずつくったのが、あのお化けみたいなグランシップでありました。当時は大変な批評、批判もありましたけれども、いずれにせよ今日までなお存在し、そしてグランシップが大きく利用されるのは、あそこに広大な駐車場があるためでありますけれども、その駐車場が怪しくなってまいりました。
 さて、そこに図書館をという声があるわけでありますけれども、どうでしょう。県立図書館は現在、県民にとって極めて不便なわかりにくい場所じゃないでしょうか。その昔県庁の横に葵文庫がありました。この葵文庫は毎日のようにたくさんの方々が訪ね、そして勉強しておりました。およそ県立図書館とこの葵文庫とは大きく違った様相を呈しておりますけれども、では新しい県立図書館をと考えるなら、この際もっと別の目で考えてほしいなと私は思っております。
 新東名高速道路のインターチェンジから出てくる道が流通通りにあります。その流通通りと東名高速道路がぶつかったところにスマートインターチェンジが設けられるわけです。その周辺は全く空間です。何にもありません。もしここに図書館をつくったなら県民の誰もが容易に行けるんじゃないでしょうか。交通は至便であり、誰にも理解できる場所であります。生きた施設、それこそが今私たち行政として求められる方針じゃないだろうかなと考えております。
 そうした意味で、あえてとんでもない話かもわかりませんけれども、新しいスマートインターチェンジの周辺がまだまだ全く目的のない状況の中で、これができてくれればその地域の新しいあけぼのじゃないかなと思っております。
 そんなことをあえて提言をさせてもらいます。これについて御意見があれば、教育長にいただきたいと思っております。以上です。

○木苗教育長
 2番委員から2つの御提案をいただきました。
 1つは、先生の一言から人生が変わるというようなことも含めてですけれども、私も小学校5年生のときに渡辺房江先生という方がいて、今は87歳で東京で踊りの先生をやっているんですが、まだおつき合いいただいております。私がこういう立場になっていることも年賀状等でやりとりしているんですけれども、当時は1クラスが60人ぐらいいたものですから、そういう中でみんなをいかにまとめていくかと――私はちょうど級長をやったりいろいろやっていたものですから――今でもそうやっておつき合いできるのを非常に喜んでおります。
 教育委員会に入って、Eジャーナルしずおかという広報紙で毎年一言ずつ子供たちや先生方に御理解いただいております。昨年は褒めて育てるということをお願いしました。今年は、らしく生きる。この上の言葉はそれぞれ生徒さん、先生方が適切に考えてほしいと、そのような言葉を残しております。
 来年度の言葉は思案中ですけれども、やっぱり言葉が人の将来をすごく左右するということで、年賀状もそれを含めて書いているんですけれども、そういうことで先生方の一言が非常に大事だと。
 教育委員会事務局も職員が四百七、八十人おりますので、そういうことを機会があるごとにお話させていただいています。今の2番委員のお言葉も大切にしながら、我々教育委員会、頑張っていきたいと思います。

 それから、2点目の図書館の件です。
 実は、もう2回ほど外部の有識者会議があったんですけども、私は実際には1回出ております。やはりどうなるのか教育委員会としても非常に大きなことで、今は静岡市の谷田にありますが確かに交通の便等も含めて考えると少し遠いなという部分はありました。
 ただし、これからの時代のニーズを考えてどうするかということで、今は東静岡が出ています。谷田は手狭になっています。それから私は隣の県大にいたので2回の耐震工事をやっているのもよく知っています。
 そういう中で、県立中央図書館と東静岡の機能分化を1つの案として動いていますけれども、それの機能分化も含めて、県立ですから東部の方も西部の方の皆さんがお越しになられるように。それから、市立図書館との機能的な差別化も含めて考えていくと。
 そんなことで、有識者会議で来年3月ぐらいまでお願いして、私も教育長としてできるだけ参加してやっていきたいと考えております。今の2番委員の大きく考えてもいいじゃないかという御意見もまた参考にさせていただきながら対応していきたいなと思っております。

お問い合わせ

静岡県議会事務局議事課

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電話番号:054-221-3482

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メール:gikai_giji@pref.shizuoka.lg.jp