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委員会会議録

質問文書

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平成19年12月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:堀江 龍一 議員
質疑・質問日:12/13/2007
会派名:自由民主党県議団


○堀江委員
 しずおかブランドの魅力発信について、ちょっとお聞きしたいと思います。
 しずおか夢逸品市場の設置と、こういうふうになっていますけれども、これはもうずっと常設ということなんですか。それからまた、どういう形でこれは管理運営がなされていくのか。キミサワさんが全部やられるのか。

 また、例えば自由が丘奥沢店、あるいは横浜の港南台というふうになっていますけれど、拠点的にちょこっちょこっとやったって余り広がっていかないと思うんですよね。宮崎県なんか知事がかわった途端にがらっと変わっちゃって、宮崎県のブランドになったというような格好になっていますので、もう少し戦略的に考える必要があるんじゃないかなというふうに思うんです。
 例えば静岡県は、おれおれ詐欺ですか、ああいうのでテレビのコマーシャルに大阪のおばちゃんを起用したりなんかして、途端に全国に知れ渡るような格好になった。ああいう戦法をもう少し取り入れた方がいいと思うんですけれども、その辺を考えられているのかどうなのか。

 それから欧米市場への販路開拓ということで、ハワイでのフェアでお茶の入れ方をPRしたというけど、気候とかそういったことを考えて戦略を立てていかないと、ハワイみたいな暖かいところでお茶を入れて果たして本当に通用するのかどうなのか。その辺考えられているのか、ちょっとお伺いをしたいと。その地域の特性を考えながらフェアをやっていかないとおかしいんじゃないかと思うんですけれども、その辺どうなのか。

 それから、「しずおかの農水産物」というこの立派なパンフレットをいただいたんですが、これは何部ぐらいつくられて、どのぐらいお金がかかっているのか、1部当たりとそれから全体的にどのぐらいお金をかけたのか。また、これをどういうところへ配布されたりどういうふうに活用するために、これだけすばらしいパンフレットをつくられたのか。ちょっとこれについて御説明をいただきたいというふうに思います。以上です。

○谷マーケティング室長
 まず、東京の自由が丘に開設いたしました、しずおか夢逸品市場についてお答えします。
 この夢逸品市場は、委員からもお話がありましたスーパーキミサワ、これは本県に本店を置くスーパーマーケットチェーンでございますけれども、こことの連携で、現在までのところ常設という形で夢逸品市場の開設をしております。管理運営につきましてはキミサワの方が管理運営を行うというふうなことでございます。

 戦略的にどんなふうな考え方で進めているかということでございますけれども、都内にあります他県のアンテナショップ、こういったものを見ますと、比較的生活からちょっと離れたところでお土産店的な色彩が非常に強いんですが、本県のこのキミサワとタイアップしている夢逸品市場につきましては、生活密着型というのですか、一般的に生活の中で使っていただく食材、食品、こういったものを都内でPRをして、静岡県の特産品、いいものを消費拡大につなげ、県産品のブランドの育成、販売力の向上、こういったものにつなげていきたいというふうに考えております。

 それから、ハワイにおきまして実施しました静岡フェアという形の中でお茶の入れ方教室、こういったものを実施をいたしました。アメリカで非常にお茶そのものが好評で、人気を得て消費も拡大しておるというふうな状況なんですが、ハワイみたいな暑いところでというふうなところもちょっとあったのかなというふうに思いますが、実はハワイは人口の40%強ぐらいが日系人というのですか、日系の2世、3世の方がいらっしゃるということで、特に3世ぐらいの世代になりますと非常に日本へのあこがれというのですか、回帰主義というのですか、そういったものが強くなっておりまして、実際にお茶の入れ方教室などを開催いたしますと日系の女性のグループ、そういったところが人を集めてくれまして、非常にたくさんの方々にもお集まりをいただいて好評を得ております。そういった方々を中心に、またお茶のハワイにおける消費の拡大と、こういったものにもつなげていけるというふうに考えております。以上でございます。

○堀川農林業局長
 お配りしました「しずおかの農林水産物」のパンフレットでございます。
 このパンフレットは3,000部つくりまして、1部約30円ぐらい、90万円前後でつくりました。配布するところは一般消費者というよりもむしろ、この内容の中にありますように、レストランとかあるいはスーパーとか、あるいは飲食店とか、そういうところで静岡の農林水産物を使ってもらうために、単にミカン、単にお茶、単にお米ということではなくて、静岡県の中ではどんなミカンがとれるのか、どこでとれるのか、あるいはお米ならどこの産地はどんな特徴があるのかということを細かく書いてつくったものでございます。
 それから後ろのところにポケットがつくってありまして、いろいろな物が挟み込めるようになっています。これは、例えばビジネス経営体が自分でつくったパンフレットをこれに挟んでもらうとか、あるいはJAとか経済連とかが物をつくるとき、物を売るときに、ここに自分たちのPR用のパンフレットを挟んで使ってもらうとかというふうにして、静岡県全体のことがこのパンフレットでわかると。なおかつ自分たちが今、あるいはこれから売りたいと思う物については、この挟み込みの部分を使ってもらうということで、県内外の飲食店、あるいはスーパー、あるいはデパート、そういうところの仕入れ担当とか、あるいは料理をつくる人のところに直接渡るような仕組みとして使っていきたいというように考えているところでございます。以上です。

○堀江委員
 非常にいいパンフレットですから、もっと活用方法をしっかり考えられた方がいいと思います。本当に30円でできるんですか。

 それからお茶屋さんなんかでも言うんですけどね、静岡駅南口の水の森ビルですか、あそこにああいうお茶のコーナーを設けるくらいなら、秋葉原の全国から人が集まってくる、世界から人が集まってくるようなところへああいうコーナーを設けるべきじゃないかと。その方がよっぽどPRになるし、静岡県がそういうことをやるということによって、お茶の消費も上がってくるとこういう意見もありますので、もっと戦術、戦略的に効果があることを考えていくべきだと思うんですね。

 また、メディアというのはすごい波及効果が大きいですから、もっとメディアの活用をしっかり考えていただく必要があるというふうに思いますけれども、その点についてもう一回お聞きをいたします。

 それから、的をもうちょっと絞ってやっていった方がいいんじゃないですか。いっぱいあり過ぎて、静岡県のブランドというのは、どれが一番本当にうまいのか、どこから売っていくのかということをもう少し考えられて、例えば宮崎県みたいに鳥から始まったら鳥のブランドを売るとか、もう少し絞られて戦術、戦略、全国への発信をしていく必要もあると思うんですけど、その点はいかがでしょうか。もう一回ちょっとお聞きをしたいと思います。

○杉山産業部長
 それでは、私の方から何点かお答えを申し上げたいと思います。
 お茶のPRの関係で、水の森ビルよりももう少し人が大勢集まる場所の方がいいじゃないかと。今回お茶ではありませんけれども、東京の秋葉原で実はPR活動もやりました。
 それから、21年の3月に富士山静岡空港が開港いたします。詳細については検討中でございますけれども、利活用スペースにおいて、お茶も含めて本県の特産品、観光を含めまして、できるだけ多くの方に知ってもらう、そういった中身で埋め込みたいということで、今検討をしているところでございます。

 それからメディアの活用ですけれども、実は先般、ミシュランが3つ星のリストを東京の分で発表いたしましたけれど、その中で本県の関係するレストランというか店が3カ所入りました。そういったものも含めまして、メディアに相当程度宣伝をしていただいたというようなことで、そのお店の中には本県の食材を使っていただいているお店もあるというのは承知しています。
 そういったことで、お金をかけて広報するのも大事だと思いますけれども、できるだけ取材しやすいような素材を我々が提供することによって取り上げてもらうような、こういった努力をこれからもしていきたいと思っております。

 それから最後の、特産物が多過ぎて的を絞るべきだというお話がございました。私も観光のプロモーションで国内とかそれから海外でも、ほとんど特産物というのは、中身は少しずつ違いますけれどもどこのところにもあるというのが大体現実で、よそのところにないのは富士山だと。富士山を前に出して売り込めというのは、どこに行っても言われます。
 ただ、そうはいっても、特産品でもやはり少しずつそれぞれの地域によって物が違います。そういった違いをわかりやすく説明しながら、静岡の特産品のよさをきっちり伝えることによって、本県の農産物の消費の拡大に取り組んでまいりたいと、こんなふうに思っております。よろしくお願いします。

○堀川農林業局長
 「しずおかの農水産物」というパンフレットについて、先ほど30円と言いましたけれども、300円弱の間違いでございます。訂正します。失礼しました。

○堀江委員
 今、このパンフレットをレストランへ配られているということでございますけれども、消費をしてくれるのがレストランだからそういうところに配っていると、こういうことだと思うんですね。ですからこういうのを配られたら消費者の方、消費しているレストランからこれで果たして買う気になったかどうか、もう一回意識調査というかそういうアンケートというか情報を取り直して、足りないものをもう一回足していけばもっと消費拡大につながっていくと思うんですね。
 だからこれをつくったことで満足して、配ってこれでよしとしないで、もう一回消費を高めるために、配った先からこのパンフレットで足りないものはどこにあるかそういったことを聞いて、次につくるときはもっといいものをつくってもらうようにお願いをして終わります。

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