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委員会会議録
質問文書
令和３年２月定例会産業委員会 質疑・質問
 | 質疑・質問者： | 加藤 元章 議員 |
| 質疑・質問日： | 02/18/2021 |
| 会派名： | 自民改革会議 |
○加藤委員
一問一答方式でお願いいたします。
１点だけ質問いたしますけれども、主要事業概要７ページの農業地域生産力強化整備事業費についてお伺いします。
この事業に対して、今回の補正予算で15億5800万円が計上されておりますが、補正予算に上げている理由及び主要な地区の具体的な事業内容についてまずお伺いします。
○田保農地整備課長
農業地域生産力強化整備事業費の補正理由及び主要な地区の事業内容についてお答えいたします。
この補正予算は国の総合的なＴＰＰ政策大綱に基づく施策の１つである、水田の畑地化、畑地・樹園地の高機能化等の推進により本県のミカン産地の樹園地整備などを早急に進めるために計上したものです。
農地の整備に当たっては農作業と密接な場所で実施しますので、農閑期に実施するなどなるべく営農に影響しないように調整を図りながら実施しています。このため補正予算につきましてはミカン収穫後のタイミングでいち早く事業着手し、収穫が始まる11月までに完了が必要な整備について、積極的に活用していく方針です。
主要な地区の事業内容は沼津市の西浦ミカン江梨西部地区、西浦ミカン立保古宇地区など５地区において５億5400万円の予算を確保し、営農コスト削減のための農道整備、またミカンの高品質化のための畑かん施設の整備などを実施する予定でございます。
○加藤委員
特に樹園地整備に関して、御説明がありました沼津市のミカンについてでありますけれども、これまでも事業は継続的にずっとやっていただいていまして、沼津市に関しては７地区ぐらいに分かれているかと思います。大変な事業だと思いますが、今回の補正も含めてこれまでの進捗率、成果も含めてどんな状況か認識がありましたらお答えください。
○田保農地整備課長
沼津市におきましては、沼津市の内浦、重須地区から始まり、沼津市西浦、東部地区まで全部で５地区の事業を実施しております。
最初に採択された重須地区の事業進捗率は事業費ベースで約70％になっております。また一番最近採択になった地区で事業進捗率が20％程度になっておりますので、このような補正予算を活用して整備を推進したいと考えております。
成果としましては、農道拡幅することにより今まで軽トラックでしか入れなかった場所に大型トラックが横づけでき収穫作業が軽減されたり、また一部では畑かん施設も供用してており、施肥や農薬散布に非常に効果を上げています。
○加藤委員
ありがとうございます。
最後に要望になりますけれども、西浦ミカンについては僕の記憶としては出荷が全て15億円ぐらいかなと思いますが、三ヶ日ミカンに対しては当然まだまだ開きがあってレベルが違うわけなんですけれども、一方で実は需要がすごくありまして、特に新品種独特の寿太郎ミカンは需要に対して供給が追いつかないという話を何年も聞いています。ですのでこうした基盤整備をきちんと継続的にやっていただいて、進捗率が７割との話もありましたが、全体で５割ぐらいだったんじゃないかなと思いますけれども、この補正予算も含め来年度予算でもとにかく継続的に供給量が上がるように、効率的に農業ができるようにしていただけるようにお願いしたいと思います。
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