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委員会会議録

質問文書

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平成28年9月定例会厚生委員会 質疑・質問
質疑・質問者:田形 誠 議員
質疑・質問日:10/04/2016
会派名:ふじのくに県民クラブ


○田形委員
 よろしくお願いいたします。分割方式でお願いします。
 委員会資料に基づいて幾つか伺っていきたいと思いますけれども、まず初めに健康経営について伺いたいと思います。この資料でいきますと55ページです。
 健康寿命日本一に向けての推進ということで、今回また新しく補正予算が組まれました。働き盛り世代の健康づくり促進ということで、健康経営として従業員の方がしっかりと健康で日々の業務に当たれることは、やっぱりすごい大事なことなのかなと思います。
 全然話が変わりますけど、広島東洋カープが久しぶりにリーグ制覇しましたけれども、ベテランの方をうまく休ませながら使ったりとか故障者がなかったというのが、やっぱり久しぶりのリーグ制覇につながったのかなと私は思っているんですね。
 そういう意味では経営者もそうですけれども、管理職の皆さんもそういった視点を持ってこれから努めていただきたいなと思っているんです。今回、いろいろ予算づけされていますけど、それを指導する当局においても少なくとも残業をなくしていく方向性が必要なのかなと思ってるんですが、今の現状のこの当局の就業状況について伺いたいと思います。

○前島総務監
 健康福祉部の就業状況についてお答えします。
 主に時間外勤務の状況ということでお答えさせていただきたいと思いますが、健康福祉部の平成27年度の時間外勤務の状況は、出先機関を含めまして21万5000時間余となっております。多分県庁の中ではかなり時間外をしている部局になっていると感じております。そういう中で今年度の時間外勤務ですが、8月までで8万9000時間ということで、昨年度と比べましてほぼ同じ状況にはなってきております。
 そういった中で健康福祉部といたしましても、時間外勤務の縮減については幹部職員が積極的に取り組むように部を挙げて取り組んできているところでございます。例えば22時以降の残業の禁止とか、土日祝日に出勤する場合には、各課長が業務の内容を把握してみずから職員を指導するとか、そういったことに取り組んできております。
 また、職員が健康でいるためには、職場環境が非常に重要だと考えております。そうした意味で、風通しのいい職場づくりとしまして、日ごろより各課長には職員とのコミュニケーションをよくし、問題が発生すれば速やかに報告するなど、職員が話しやすい職場づくりに取り組むとともに、機会あるごとに職員の健康管理をお願いしているところでございます。
 こうした取り組みをしながら、職員の健康管理にも取り組んでいるところでもございますし、例えば健康福祉部独自のものではございませんが、経営管理部の行っている定期健康診断の受診とか、長時間労働者の産業医への面談等を行っており、そういった機会を通じまして職員の状況を把握するとともに、問題がある職員がいれば、適切な対応をとっていくように対応しているところでございます。

○田形委員
 ありがとうございます。
 私も含めてここにいる皆さん多分そうだと思うんですけれども、今までというのは、やっぱりいっぱいたくさん働いて何ぼみたいなところがあったと思うんですよ。次の朝、実は疲れているのに気合いだとか根性だとかでこういうのにふたをしていた部分が少なからずあったんじゃないかなと思ったんですが、実はこの間若者と話をする機会がありまして、多分二十四、五歳の女性だったと思うんですけれども、毎週、週5回働いてると。大体いつも定時でお仕事はおしまいらしいんですけれども、たまに1時間ぐらい残業があって次の日を迎えると、何かやっぱり疲れていつもと何か違うとおっしゃっていたんですね。そうすると今の若い人たち、これから社会に出る人たちとは、やっぱり私たちとちょっと違う部分もあるんじゃないのかなと私は感じたんですね。そういう意味でも管理職の方がそういうところを少しでも酌み取っていただきながら、これからもこういった健康経営という視点で行政運営もしていただきたいなと思います。これはお願いです。

 それでは、次の質問に参ります。
 補正予算別冊の1ページです。
 保健・医療・福祉総合情報ネットワーク運営事業費のところについて伺います。
 今回、新たに補正予算として3080万円を計上されてるんですけれども、もともと当初に組み込まれていたその他の部分が、今回の補正よりもちょっと多いぐらいの額なんですね。まずこの具体的な内容についてお伺いをしたいのが1点と、あと、新たに別で3項目出てきました。一番上のこの部分については、当初予算に比べると大体約5倍ぐらい増額されているわけですよね。そうすると、もともとその他に含まず、当初予算に盛り込んじゃえばよかったんじゃないのかなという気がするんですけれども、こういうふうにならなかったのはどうしてなんでしょうか。2点について伺います。

○福島政策監
 御質問にお答えします。
 まず、その他の3700万円でございますが、実はこの補正予算以外の当初の予算について、3700万円とまとめて表記してしまいました。もうちょっと具体的に表記したらよろしかったと反省していますが、このその他の中身ですが、健康福祉部は非常に多岐にわたる業務をやっています。15の電子系システムが動いてると。そこのそれぞれ一つ一つのシステムの保守委託料でございますとか、システム回線の使用料だとか、あとプリンターリース、もろもろの15システムを賄うための経費と御理解いただければよろしいかと思います。
 それから、補正後の予算の額がかなり大きくなっている理由でございますが、これはまず児童扶養手当の法律の改正だとか、マイナンバーの運用を今実は直近に控えまして、マイナンバーの運用に関して国からいろんなシステムの改正点、編集点、追加でシステムに対応するものがいろいろ出てまいります。それらに対応するものについて、当初国では昨年度は簡略な形のシステムの提示しかなかったんですが、だんだん時期が近づくに従いまして、詳細な設計と詳細な対応を求めることによりまして、プログラムの改修に少しお金がかかる。そのような形でその対応となるシステムが多くなったこともあって、当初の予算より補正予算が大幅にふえたということになっています。

○田形委員
 わかりました。ありがとうございます。
 マイナンバー制度がことしから導入されて、いろいろシステム的にも大幅な変更が求められるのも私自身も承知はしているつもりですし、こちらについてはせっかくこうやって予算もつけていただいてるので、前向きにできるだけ早い段階でそうやって対応できるような形でお願いをしたいと思うんですけども、1点ちょっとお聞かせください。
 実際にこのマイナンバー制度を県でしっかりと運用できるようになるまでに、やっぱりこれだけでは賄い切れない部分もあるのかなと思うんですけれども、また別に予算がこれからついていく見通しはあるんでしょうか。

○福島政策監
 このマイナンバーの今年度中に準備しなきゃならない予算につきましては、この補正予算で対応できるかと考えております。来年度当初予算に向けて、実際の本格稼働に向けたシステムの運用につきましては、国の総務省とかいろんな管轄の情報を通じてまた改めて設計を組んで、しかるべき運用経費を要求していく予定でございます。

○田形委員
 ありがとうございます。
 それでは、次の質問に移ります。
 保育士の処遇改善について伺います。
 こちらの補正予算の4ページで、委員会資料でいきますと25ページになります。
 今回、保育士さんの処遇改善を図っていくということで、この事業概要に記載されている3つの区分をされていくということです。実際にそれぞれ合計700万円ということになっているんですけれども、それぞれの内訳と、もう1つ伺いたいのが一番下の経営者に対するキャリアアップに関する意識向上、制度の普及ということでセミナーを1回開催するということなんですけれども、これって経営者の方が都合がつかなくて行けない場合もあると思うんですよ。これは1回で十分なんでしょうか。この2点について伺います。

○鈴木こども未来課長
 保育士の処遇改善推進事業費ですけれども、この中の内訳はほとんど調査費用ということにはなるんですけれども、具体的な数字というのが実態調査につきましては313万8000円、それからキャリアアップモデル例の作成――実態調査に基づいてつくっていくんですけども――これが353万4000円、それからセミナーの実施としては32万8000円という内訳になっております。
 それで、1回ということが少ないのではないかというお話だったんですけれども、この経営者のセミナーは、保育士の処遇の実態を把握してキャリアアップのモデルを作成しまして、その作成したモデルをお示ししながら保育事業者の経営者とか管理者に保育士の処遇改善についての御理解をいただくためのセミナーとして開催する予定です。今回は調査にある程度の日数がかかるということで、今年度のセミナーは開催は1回くらいかなと思っているんですけども、保育士の処遇改善に向けた意識向上や制度の普及は、今年度だけではなく来年度以降も引き続きしっかりやっていきたいと思っておりますので、来年度以降もセミナーを受けるチャンスはあると思っております。

○田形委員
 わかりました。来年度以降もそういうところをしっかりとやっていくということで、ここの部分については社会的にも求められているところじゃないのかなと僕自身は思っていますので、ぜひそこのところは前向きにお願いしたいと思います。

 次に移ります。
 予算の16ページです。
 こちらは保育士修学資金の貸し付けということで、これは当初予算でついていてまた今回補正ということなんですが、この事業内容で上から2つ目の短時間保育者の雇用のための貸し付けが、補正で3億1800万円余となっているんですけれども、実際にこの短時間というのは、例えば1日どのぐらいの時間を見込んでいて、とある人が1カ月働いてどのぐらいの給料を見込んでいるんでしょうか。まずこれを伺います。

○鈴木こども未来課長
 この短時間の時間数なんですけども、国のほうの内容では週30時間以下と示しておりまして、1日当たり6時間程度になろうかと思います。
 済みません、雇い上げの1日当たりの金額は、後ほど回答いたします。

○田形委員
 では、給料の件は後でお願いします。

 もう1つ伺いたいんですけれども、潜在保育士の再就職支援ということで、これまで当初予算で見込んで最大貸付額が20万円から40万円ということで、これ13ページの介護士の再就職準備金もやっぱり同じで20万円から40万円になるということで、今回議会で承認すればこれが適用されることになるんでしょうけど、もう1回そこを確認させていただきたい。あとこれまで20万円で支援をいただいてる方がいらっしゃると思うんですね。これから今度40万円になる可能性があるわけですよね。そうすると同じような状況なのに私は20万円であなた40万円でいいねというような、不公平感が生まれるんじゃないのかなと思ったんですけれども、そういったことについての御所見があれば伺いたいと思います。

○鈴木こども未来課長
 今回の補正分につきましては、国もまだ成立に至っておりませんけれども、国が成立しましたら、今後その要綱とかも発出されると思いますので、それに従って県もやっていきたいと思ってます。
 2点目の貸付上限額が40万円に上がるという件なんですけども、補正後のことにつきましては予算の成立前までさかのぼって対象になるかが国でもまだ決まっておりません。国からは既に20万円の就職準備金の申請をした者についても上乗せをして貸し付けすることを今検討していると聞いておりますけれども、詳細は今のところ未定になっております。

○田形委員
 今、上乗せについて検討しているのは国ですよね。今実際に20万円で貸し付けされている方は県内にどのぐらいいらっしゃるんですか。

○鈴木こども未来課長
 この就職準備金等の貸し付けにつきましては、今週の10月7日までの申込期限ということで今受け付けをしておりまして、その準備金につきましては、この委託を受けている社会福祉協議会にもお聞きしたんですけれども、まだお問い合わせはたくさんあるということなんですけども、実際に上がってきているのはなかなか少ない状態ということで、社会福祉協議会の話ですと、多分申し込みの締め切り期限ぎりぎりくらいにたくさん来るのではないかと予想はしているようです。

○田形委員
 今の答弁ですと、今受け付けはされているけど、実際に現金を貸し付けされている状況ではないということなんでしょうか。

○鈴木こども未来課長
 10月7日までの申し込み締め切りということで今受け付けをしておりまして、締め切られた後に審査をしながら貸し付けの決定が行われるという流れになっております。

○田形委員
 ありがとうございます。何となくわかりました。これから1回締め切って、その方がもしかしたら40万円で対象になるかもしれない場合は、通知があるのかわからないんですけども、ちょっと聞きます。

○鈴木こども未来課長
 先ほども申し上げましたけど、今回の補正分につきましては、国が成立をしてからスタートということになるもんですから、多分12月くらいに交付要綱みたいなものは発出される予定と聞いておりますので、それからになってしまいますので、今回20万円で申請が上がった方については、それより先に御本人のところに貸し付けされるという形になるかと思います。

○田形委員
 ありがとうございました。これはこの辺でやめておきます。

 あとがんセンターについて2点伺って質問を終わりたいと思います。
 実はがんドック、健康診断を皆さん受けられるとすごい安心をするというような話をちらほらと聞いたことがあるんですけれども、このがんドックはなかなか予約が大変みたいなことを聞きます。がん検診についてちょっとお聞かせいただきたいなと思います。

○内田マネジメントセンター長
 がんドックにつきましては、がんに特化した健康診断という御認識でよろしいかと思います。通常のコースは約10万円ちょっと、PET検査を含めますと20万円強というような料金で実施しております。1日4名お受けしておりますけれども、通常の診療行為の合間に同じ機械を使ってやるということで、4人というような形で実施しております。今申し込みされますとおよそ半年先ぐらいの予約というような状況になってしまいます。

○田形委員
 すごいですね、半年待ちなんですね。多分まだ大丈夫じゃないかなとは思ってるんですけれども、そうやってなかなか調べないでいるうちに、もしかしたらなんてこともあるかもしれませんね。それじゃあ済みません、ありがとうございました。

 最後の質問にしたいと思います。
 それこそもう1回がんセンターなんですが、今病床数、ベッドの数が幾つか忘れたんですけれども、看護師さんが実際には足りてなくて、一部閉鎖をされている状況だと伺ったんですね。せっかくハード的には整備をされていたとしても、先ほども保健師だとか介護士だとかというお話をさせてもらいましたけれども、看護師さんの確保をされることによって、やっぱり皆さんにそういった医療体制を提供していくこともすごい大事なのかなと思うんですけれども、全面的に使えるようになる見通し、言ってみれば看護師さんの確保について、御所見を再度伺いたいと思います。

○内田マネジメントセンター長
 病床数ですけれども、本年度現在591床で運用しております。設置許可を受けました615床でございますので、まだ少し届いてないというような状況です。
 看護師確保ですけれども、ここ数年、毎年60人から90人ぐらい採用しておりますけれども、若い世代が多いということで、結婚あるいは出産を機に退職される方が相当数いらっしゃいまして、毎年実質的に10人程度の増というのがここ数年の状況でございます。
 ことし血液のがんを主に治療する病棟――これは清浄な空気環境が必要になるもんですから――ここをちょっと改修しておりまして、これが今月中に完成する予定でございます。ここが完成した暁には、今年度中に603床までふやせるかと思います。残り12床についてはGICU、これは手術後の特にケアが必要になる患者さんあるいは救急車等で運ばれてきた患者さんを診るための特殊な病棟でありまして、ここは通常の病棟よりも看護師配置数が多く求められるということで、ここを開くところまではちょっと厳しいのかなという思いでおりますけれども、今年度中には一般病棟603床については全てあけられるのではないかと見込んでおります。
 看護師ですけれども、9月1日現在の状況ですが、定数574人に対して564人ということで、これは産育休除いた実質的な看護師数でございますけれども、10人足りないというような状況です。

○田形委員
 先ほどやっぱり出産なり結婚でおやめになられるということでした。やっぱり再就職とかは、なかなか難しいんですかね。例えばお子さんが生まれてちょっと大きくなってもう1回働きに出ようかなとなったときに、がんセンターでなかなか受け入れが難しいというような再就職のときの状況についてもしあれば伺います。

○内田マネジメントセンター長
 再就職についてですけど、一度職場を離れられるとなかなか技術的にも厳しいというようなお話もございますけれども、実際のところ数は少ないですが戻ってこられる方もいらっしゃいます。ことし保育所を整備していただきまして、これらを活用しながらそういう方の受け入れも図っていきたいと思っております。

○鈴木こども未来課長
 先ほどの保育補助者のお給料についてなんですけども、給料の額は決まってはいないんですけれども、この貸付事業によりまして年額221万5000円の貸し付けがされるということで、それを参考に各保育事業者が決めて定めていると思います。

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