本会議会議録


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平成24年2月定例会産業委員会 質疑・質問
質疑・質問者:中谷 多加二 議員
質疑・質問日:03/09/2012
会派名:自民改革会議


○中谷委員
 過日の新聞報道にかかわって数点伺いたいと思います。
 ああいう記事が出るということは非常に遺憾だなと個人的には思いますし、そういった同僚の意見もたくさんこういうさなかに伺ってまいりました。局長説明の冒頭におわびを申し上げるという言葉がございましたが、それはそれとして、まず1点目に、今回の報道に至った経緯、どのようにしてこういう報道が出てきたのか、その経緯をまず伺いたいと思います。

 その次に、情報漏えいの疑いがあるという指摘をされているわけですが、この工事の概要はどういうものであったかというのを説明願いたいと思います。

 その次3点目ですが、問題となった工事ですけれども、新聞報道にもありましたが、ことし2月に工事の工区を2つに分けたという記載もございます。この工事の概要をお聞かせを願いたいと思いますし、あわせて入札の結果はどのようなものだったのか伺いたいと思います。

 それから4点目ですが、当初予定されていた工事の入札が12月で、入札を一時延期したということで2月の入札執行という形になったわけですが、延期で発注がおくれたことによる影響はどのようなものがあったのかなかったのか、それをお聞かせ願いたいと思います。

 5点目ですが、今回の事案について、今後、捜査も鋭意進展をしていくと思いますけれども、企業局としてどのような対応をされているのかというのを伺いたいと思います。以上5点、お願いします。

○堀井経営課長
 私からは1点目の御質問についてお答えいたします。
 今回の報道に至った経緯でございますが、平成23年12月14日に、企業局西部事務所で12月16日に入札を予定しておりました中遠工業用水道事業浅羽支線配水管布設替工事につきまして、談合を疑われる匿名情報が企業局に寄せられました。このため企業局では、談合情報対応マニュアルに沿って処理を進めることとし、翌12月15日に西部事務所におきまして公正入札調査委員会を開催し、要調査情報と判断いたしまして翌日の入札の中止を決定し、あわせて、公正取引委員会及び県警捜査第二課に談合情報が寄せられた旨を通報いたしました。12月19日には入札参加予定者17社に対しまして、西部事務所で事情聴取を実施いたしましたが、談合の事実は認められませんでした。また寄せられた情報は、情報漏えいを疑われる内容でございましたことから、西部事務所の職員に対しまして3日間に分けて事情を確認いたしましたが、情報漏えいの事実は確認できませんでした。
 企業局といたしましては、県警の捜査に協力してきたところでございますが、3月7日に報道機関から取材がございまして、今回の新聞記事となったものでございます。以上でございます。

○望月企業局理事
 工事の概要等について御説明いたします。
 まず、この工事の目的ですが、中遠工業用水道浅羽支線というところにおきまして、近年、漏水事故が多く発生しました。この区間の管路約3.3キロメートルの間を更新するという工事で、平成22年度から平成25年度までの計画で実施しているものであります。

 次に、2つに分割した工事の概要ですが、当初の計画でありました698.6メートルを、349.6メートルと348.9メートルに分割して、入札方法はともに制限付き一般競争入札、平成24年2月3日に開札をいたしました。
 入札結果ですが、まず、1つの工区は応札者が9社ありまして、そのうち株式会社マルブンプロテクトが3200万円で落札をいたしました。もう1つの工区は、応札者が9社で、森下建設株式会社が3550万円で落札をいたしました。

 次に、発注が多少おくれたということによる影響ですが、12月の予定が2月になったということで、1月半ほどおくれた発注となりましたが、送水に関しましては既設の管路で続けておりますので、給水には支障がない状況であります。以上でございます。

○前田企業局長
 5点目の今後の対応といいますか、特に今回の事案は、談合の部分と情報の漏えいと2つの部分に分かれております。談合の部分につきましては、私どもはマニュアルがございまして、その対応をして談合の事実はなかったものですから工事をやったわけです。情報漏えいが疑われる部分につきましては、特に職員に疑われている部分に関しましては、警察の第二課に捜査をお願いしてございまして、今後はその捜査が進むことを願っております。私どもとしては、とにかくスムーズにいきますように、御協力をしていこうと考えております。結果がどうなるかはわかりませんけれども、今後、結果が出ましたときには、厳正に対処すると考えております。以上です。

○中谷委員
 ありがとうございました。
 県警と公正取引委員会ということで、法的な捜査権を持つ機関ということですので、ぜひその結果を待ちたいと思いますし、私はないことを祈りたいと思います。
 1点再質問なのですが、3番目の入札結果のほうですが、当初1本で出そうとしたわけですね。それを半分ずつ2つに分けたということですが、当初もくろんだ大体の金額はおっしゃらなくて結構なのですが、結果的にそれより上回ったのか大きく下がったのか、その比較はどうですか。

○望月企業局理事
 設計額ですが、当初の1つの工区で発注した額と、2つに分けた額で、2つに分けますと諸経費の関係である程度率がアップしてきます。その分だけ設計額は多くなっています。以上です。

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